6話 ピクニックの廃墟悲劇
今日は、ピクニックの日、私達はハザード公園に来ている。正確には、家の土地。
この公園は、名前の通り危険な公園と入れている。元の名前は、ネイチャー公園っと自然にあふれる公園だったが、火山災害が起こり政府から危険区域として指定されていることからハザード公園と名を変えた、しかし地主の主人は、認めたくなく指定されても無視をし今もなお、世代を超えて公園を使っている。政府は、この行為にあきれて手を出していないらしい……………。今回は、家の関係者全員が集まる茶会なので私も入れることとなっている。
「何あの子!、汚らしいわ。」
「きっと、奴隷よ。人形と同じなのよ。」
周りの関係者が言うように私は人形や奴隷と同じ扱い。家の人達は貴族のような服を着ているが、私だけはボロボロの服だけ。やっぱり家の関係者には、入っていても家族という縁には入っていない。周りの子が遊んでいても私だけは、奴隷として人形としてこき使われている。楽しむことなんてこの家では、できない。
休憩が、入り。ご飯もでた、そこら辺の泥水をくんできたかのような濁った水、パンの耳。いつもよりひどい。パンの耳に口の水分を取られ日影がなく倒れそうな勢いだった。休憩している、私の後ろの方からボソボソと話しをしているメイド達、耳を傾けても私への悪口しかない、私はいやになりその場から立ち去った…………。
私は、茶会場からかなり離れた木ぎに、囲まれた少し大きめな図書館の廃墟を見つけた。なぜか、わからないけど心が落ち着く、廃墟なのに嫌な気分もしないしむしろリラックスできる感じになる。少しぼーっとしていると………急に廃墟に入りたくてたまらない気持ちになった。
「入っちゃっても……いい………よ……ね?」
私は、入口のドアをゆっくりと開け中に入った、中は暗く床は本で埋め尽くされ荒れていた流石廃墟。
やたら周りから目線が、感じる。ここに取り残された幽霊がみているのかな?
その時!入口のドアが閉まり!鍵のかかる音がした。
心臓が飛び出るかと思った。足が震えてる。怖い。
静かになった空気のなか笑い声がした奴だ………。
「アハハッ、とーじこめた!とーじこめた!出てこれないだろう!アハハッ!」
私は、あのデブに声をかけた。
「あんた…………私がいなかったら、誰もいうこときかないぞ!…………早く出して!ねえ!…………」
ドアに近づくと………反対側からドアを強く連打して、「助けて!」っと、デブの声がする。何がどうなっているのかわからない…………。
「ちょっと…………どうしたの!……………返事して!」
私は怖くなり必死で声をかけた。
ドアが開かなく必死で呼びかけること2時間。
大勢の人数が、こっちに向かっている足音が聞こえた私は、必死に声を上げた。
「誰かー!こっちにきて!」
「キャーーーーーーーーーー!」
外で悲鳴が聞こえた、家の人と関係者達が付いたらしい。私の声に気づき、奴が持っていた鍵でやっとドアがあいた。そこには悲しい悲劇が起きていた…………そこには………………