表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
The day when it rains.~雨の日~  作者: 角恐竜
6/7

5話 変わった人と美味しいご褒美

「あなたは………」




「ん?僕?僕は、ちょっと変わった男性さっ。さっき言ったたろ?絵にならない程の場所が好きって、カメラで撮ってもぼやけるし、目にしか焼き付けられない。一呼吸できる場所僕の一番のお気に入りさ。君にはないの?お気に入りの場所。」




私のお気に入りの場所?お気に入りお気に入り。…………屋根裏部屋は、人上がってこないだけで別にお気に入りってとこでもないし、スーパーはただのパシり場だし。これといっていい場所なんてない。



「……ない……ですね。」




「そっか、ここは?どお?お気に入りにはならない?」




「微妙ですね。」




「ストレートだなーそっか、ここだめか。」



男性は、少し落ち込んだ表情をしながらまた歩き出した。



「あっ、そろそろ昼だね。お家に帰りな、親御さんが心配しちゃうよ。」



え……もどりたくないんですけど。でももおそんな時間か。どうにかしてもう少しいたい。どうしたら……





「帰らないの?」




「あ………大丈夫です。………あの、お気に入りのお店とかありますか?」





切り株に座っていた男性は、私の話を聞いた瞬間私をガン見し、ちょっと気持ち悪い万遍の笑みで、

「しょ~がないな!連れてってやるよ~」っと言い、私の背中を押してお気に入りの店についた。




「付いたぞーここが僕のお気に入りの店!フレッシュバーガーだ!テラスもあってオシャレな店だろー?」




確かにオシャレな店ハンバーガーか、何年ぶりだろう。ろくな食事を取れてない私からとんでもないご褒美な気がする。よだれが出そうな匂いがする。フレッシュっていうぐらいだからきっとさっぱりした味なんだろうなー早く食べたい。そんな感情で、店に入った。



「いらっしゃーい…………お!お前、彼女出来たのか!早く言ってくれよ~!」




「え……いや、私は彼じょ………」




「そーなんだよ!やっと僕にも彼女できたん………」



彼女といわれた私は否定しようとしたのに対して嘘をつき自分の彼女と名乗った変わった男性の腹を思いっきし殴ってしまった。



「………あ………いっ……て………オェ………吐きそう。」




「少し手がすべっただけですよ。てかまず私はあなたの彼女じゃありません辞めてください。お腹すいてるんで、そんなとこで倒れてないで、早く注文しましょう。」




男性は、口を抑えお腹を抱えながら注文した。




「お………お待たせ、これが僕がよく食べるハンバーガーささっ、お食べ………僕はちょっと御手洗言ってくるから誰かさんのパンチで………」




男性はトイレへ、駆け込んだそんなことはどうでもいい。私が求めているのはこのハンバーガー。このハンバーガーどれだけ美味しいか存分に楽しむのだ。



パクッ




「お………おいひ~~!」(美味しい)




何これ!口の中で肉汁がこぼれまくりキャベツは、パリッ!とさらにタマネギの爽やかでさっぱりとしたソース!この絶妙な美味しさは、家とは比べものにならない!私の求めていた食べ物!こんなところにあったなんて!一口また一口と止まらない。あっという間に完食。あとで誤らなくちゃ。





「顔すげーぞ」




「は!………いつからそこに!」




「美味しーって叫んでたところから。邪魔するは、ちょっとまた殴られそうだったから声かけなかった。」




「あ…………さっきはすいません割とかなりのパンチをお見舞いしてしまって………あの、すごく美味しかったです、ありがとうございました。そろそろ帰りますねまたいつか………食べましょ!」




「お、おう……美味しかったか、よかった!あっ帰るのね、気をつけてねーまたいつか-!」









美味しかったなーあの場所覚えとこっ。まぁー帰ったら怒られるけど……またいつもの日常にもどるのかー嫌だなーあっそうだ、いやになったろまたフレッシュバーガーいけばあの人にあえるかな?…………!。名前聞くの忘れてた!あーもう私のドジ!

























評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ