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The day when it rains.~雨の日~  作者: 角恐竜
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3話 自殺

私は、死ぬ自殺する。






どんな自殺にしよう。




ビルの屋上から飛び降り?電車の踏切?森奥の崖?重い鎖をつけて海で溺れる?切腹?首吊り?適当に車運転して死ぬ?毒?んー。





悩んだ末たどり着いたのは、真夜中の踏切だった。






これで死ねる。やっと解放されるやっとママとパパに会える。







カンカンカン……………





そろそろだ。右側から電車が見える……。もう失うものはない楽になれるんだ。悲しむ必要なんてないそこに立てばもう足がすくんで動けないだろうあとは死ぬだけ。さよなら私。





ガタンゴトンガタンゴトン……プーン”!!!!!!!!!






電車の音ともに死んだ目をつぶればわかるまぶたが完全に暗くなった光などなかった。でもなんでだろう、

痛くなかったむしろ誰かに抱かれた感じだ、まだギリギリ死んでないみたい………そこら辺で倒れてるのか?ちょっと気になる………目とか開くかな………開くみたい……まだ少しだけ動ける力があるのかな?意外と人間って変なとこ強いだな。










そんなことを思いながら少しの力で目を開いた………………。












「え………………………。」










私が見たのはよかたわった風景ではなくビルの屋上だった。






「あれ?…………踏切で…………もしかして勘違い?そ、そうだよ私が自殺に選んだのはビル屋上じゃん」





そうやって思い込みながら飛び降りた。今度こそ死んだ…………。だって頭がコンクリートに叩きつけられた感覚がきたし、すごく気持ちよく寝てるみたいだもん。









あれ?……………おかしいな………………呼吸が出来てる。












嘘、また?……………。








目を恐る恐る開いた………………。










今度は海の中足には鎖が絡まっている。私は声が出なかった二度も死んだはずなのに………。






「はっ…………あ”っ、」





呼吸が急にできない………あっ、死ぬ辛い………。首を自分でつかみながら息がきれた。







ザーーーーー








雨の音がする。子供がはしゃいでる声が聞こえる。………………私…………ハン……ドル?…………!…………。




私はギリギリ生きていた…………。




「痛っ、熱い………痛い…………誰か…………助け………。」



うっすらと見える、右肩に鉄の棒が何本か刺さっている…………あ…………死ぬ。









そのあと次々と場面が変わった全部私が出した案の場面だったでも最後に見た景色だけは、私が考えた案にはない知らないだれかの(記憶)。前で他人が死ぬ瞬間。誰なんだろう、あの死んだ人と誰かの(記憶)









明るい?まぶたにかすかな光が入ってる、朝?それとも照明?









私は全体が大雪のときのように真っ白で宇宙のように果てしない広さの場で横たわっていた。







「ここは?……………どこ?……………私は…………エナ・マートル…………うん。多分。」





私が自殺して死んだ後の場面が次々と頭に流れてきた。頭が痛くなる、おかしくなりそう。








私の耳元で誰かがささやいてる………。











「ほら辛いでしょ?自殺するの、多分君の心はまだ迷っていて少しというかまだ死にたくないって感じるんだけど…………どお?」














どお?って、何が起きてるのか、わからないすぎて混乱してる。







「混乱です…………。」





「そっか、じゃー戻るか。」




「ちゃんと考えな、死を」




謎の声は消えパチン音がなり目を開けると私は自分の屋根裏部屋にいた。





なにが起きたのかわからなく混乱してる私は、なにも考えず目を閉じた。












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