ショートショート小説「シャーベット誕生」
じゃあ、シャーベットの誕生の話をしよう。シャーベットは南極で作られている。南極大陸の新鮮な氷を使っている。南極のブリザードの先に秘密の工場があるんだ。従業員はペンギン達。ペンギン達は「ていじたいしゃ」の事とか「あんていしたろうご」の事とかを考えながら日々仕事をしている。そしてペンギン達はシャーベットのレシピを秘密にしているから、他の国ではシャーベットは作れない。そんなわけでシャーベットは貴重で至高の食べ物なんだよ。だからアイスクリームよりシャーベットを食べよう。
親戚の子は僕のホラ話をほとんど聞いていなかった。そして結局シャーベットより高いアイスクリームを買ってあげることになった。僕はアイスクリームを美味しそうに頬張る親戚の子を横目で見ながら、シャーベットを食べた。南極の味がした。
お恥ずかしながら小説家を目指しています。先はまだまだまだ遠いですが、一生懸命1歩ずつ頑張りたいと思います。コメントやアドバイス等があればお気軽にお願いします。
毎日1話以上の投稿を目指しています。今日は二日目です。