解散と報告
お久しぶりです冬歌です
短い文章でもなかなか進まないです(´・ω・`)
それではどーぞー
クエストの帰り道に突然襲いかかって来た不審者で変質者でヤクザな男達をなんやかんやで結構あっさりと倒した冬歌達。
その後もまだ何か出てくるのかもしれないと警戒しつつ移動したが、コレといった問題も無く無事始まりの街[リスタ]に着く事ができた。
「ここまで送ってくれてありがとうございました」
街に入りいつもの広場まで来た冬歌はマリアに従魔達と一緒に礼を言い頭を下げる。
「気にしなくっていいっすよ!」
「それじゃあ…えっと…、後はギルドに行くだけなのでここで失礼しますね」
「もう行っちゃうっすか!?」
「はい。それに結構な時間インしてたのでそろそろリアルでご飯食べないとかなぁ?ですし」
「そっすかぁ…。もうお別れなのは残念っすけど仕方ないっすね!それじゃあ最後にコレ受け取ってくれるっすか?」
コレってなんだろう?って思ってるとメニューを操作しているマリアからフレンド申請が飛んできた。
▽『マリア』からフレンド申請が届きました、受理しますか?
Yes/No
ここはもちろんYesかな、っていうか目の前で断る度胸とか無いし!
▽『マリア』とフレンドになりました
「これからもよろしくっすよ!」
「はい、よろしくお願いします」
フレンド登録を済ませそれ以上やる事も無かったので自分達はギルドに報告に、マリアさんはイノシシの素材を届けに行くという事で解散となった。
「何かあったらすぐに連絡するっすよ」
そう言って立ち去るマリアに小さく手を振り人混みに紛れ見えなくなった辺りで冬歌達もギルドに向けて歩き出した。
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ギルドに入りクエスト受付カウンターに目を向けると10数人程の列が出来ていた。
おそらくこの人達も自分と同じくクエストの報告に来たんだろうなぁと思い列に並ぶ。
それから軽く従魔達とじゃれあってるといつの間にか自分達の番に。
楽しい時間ってすぐ終わっちゃうよね。
「クエスト終わったのでこれお願いします」
受付のお兄さんにクリアしたクエストの受注書と採ってきたアイテムを渡す。
「確認致します」
そう言ってお兄さんが渡したアイテムを顕微鏡っぽい道具に乗せて、たぶんだけど鑑定?査定?をし始めた。
それを私がカウンター越しにちょっとだけ背伸びしながら覗き込んでると顕微鏡から顔を上げたお兄さんと目が合った。
「えーと、なにか?」
ちょっと困った顔で聞かれたのでどうするか少しだけ考えて、でもやっぱり気になるのでそれは何?と聞いてみた。
「これは鑑定系スキルを持っていない者でもアイテムの鑑定が出来る魔道具で、これを使えばアイテムの種類と状態を鑑定することが出来ます。
また鑑定したアイテムの状態があまりに酷い時はクエスト達成とみなされずお引き取り願う事もありますのでご注意ください」
ふむふむなるほど、って事はこれを使えば自分も鑑定スキルが使えるように……
「また魔道具は非常に高価な物であり貸し出し等一切を受け付けておりません」
ですよねー。
んー、まぁギルドの備品だし仕方ないかな。残念。
「こちらが今回の報酬となります、ご確認ください」
鑑定を終えたお兄さんがお会計する時のトレイに紙幣6枚と銀色の硬貨1枚を乗せてこちらに渡してきた。
渡されたお金を受け取ると合計金額と受け取りますか?という確認が表示されたシステムウインドウが出てきたのでYesを押してお金を受け取る。
それからメニューを開いてこっちでもちゃんと所持金が増えてるかをしっかりと確認、問題なし。
「確かに。ありがとうございました」
受け取る物も受け取ったのでお兄さんに会釈をして受付カウンターから離れる。
「それじゃあまたね」
その後クエストの報告も終わり特にやる事も無くなった冬歌は月見達をモフってからログアウトした。




