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大猪とガントレットシスター

バトル回ですよーヾ(*´∀`*)ノ

 


 ソイツは全長2mは超えていそうな大きな体にゴワゴワとして硬そうな茶色い毛皮を持ち、口元から真っ直ぐ伸びた2本の大牙はその半ば程までが赤黒く染まっていた。


(たぶんコイツが看板に書いてあった大猪で間違いない…よね?メイン攻撃はたぶんあの牙を使った突進。真正面からぶつかるのは得策ではないかな?)


 大猪と睨み合いながら相手がどう動くかを予想してはその対応策をイメージする。

 そんな中大猪な地面を掻く動作をやめほんの少しだけ頭の位置が下がった。



「来るよ!」


 従魔達に声をかける。

 それと同時に大猪が牙を地面スレスレにまで下げて突撃してくる。


「『アイスウォール』!」

 だから私はそれに合わせて壁を張る!

 ぶつかれおバカ!


 地面から湧き上がってくる縦横3m位の氷壁、従魔達は既に左右に散開している、私も壁を張ったらすぐに大猪の進路予想地点から離れる。

 そして大猪は氷壁に真っ直ぐ突っ込んで行く、既に衝突は避けれない距離まで来ている。


 その距離じゃあ曲がれないよね!


 ズドンと音を立てて大猪が氷壁に衝突する。その拍子に2本の牙が氷壁を貫通して引っかかってしまった。

 大猪は慌てて抜け出そうともがいている。

 大猪はこれ以上無いくらい隙だらけだ!


 それを見た冬歌達がニヤリと口元を吊り上げ一斉に大猪に襲いかかる!!


 1番手は月見!

 助走を付けてジャンプ!からのスキル『焼きもち』と『飛び蹴り』を発動!隙だらけの横っ腹に小さな身体が突き刺さる!お肉の焼けるいい匂いがした!


 2番手は自分!

 納刀状態のまま大猪の右前脚に駆け寄って『居合一閃』で斬り付けその勢いのまま『二連斬り』『二連突き』と繋げ合計五連撃を叩き込む!


 3番手は朝日!

 朝日は冬歌の反対側、左前脚を『炎爪』で焼き斬り更に焼け焦げた左前脚を『噛み砕く』で追い討ちをかけその脚を噛みちぎった!(部位欠損発生)


 4番手は楓!

 じたばたと暴れる大猪の鼻先にふわりと降り立ちド至近距離から『超音波』と『麻痺花粉』を放つ!

『超音波』で大猪の脳にダメージを与え、痛みに呻く大猪は間近で散布された『麻痺花粉』を大量に吸い込んでしまった。そして状態異常『麻痺(大)』になり動けない大猪に『リーフストーム』が襲いかかりその身を切り刻まれる!


 ラストは霙!

 プルンと揺れる霙を冬歌が天高く放り投げる!

 空を飛ぶ霙のシルエットがどんどんと大きくなっていく、スキル『巨大化』を発動したのだ。

 巨大化した霙の大きさは約5m、大猪の倍以上あるその巨体が重力に引かれ真下で麻痺して動けない大猪を暴力的なまでの質量を持ってして押し潰す!!



 ズドン!!という音を立て、巻き上がった土煙が視界を覆い、グラグラと揺れ動く地面に足を取られそうになる。


「やったか!?」

 土煙の中から出てきた霙を回収し、いつ大猪が突撃してきてもいいように『アイスウォール』の準備をしながら土煙が晴れるのを待つ。


 まだ大猪の経験値入ってきて無いから油断は禁物……!!



 しばらくして土煙も晴れた、のだが大猪の姿が見当たらない。逃げたのだろうか?そう思った矢先、土煙の中心部だった場所に穴の様な物が見えた。

 一応警戒しつつその穴に近づき中を見てみると


「うわーぉ……」


 大猪が埋まっていた。それはもうぴっちりと身動ぎ1つ出来ないような、そんな埋まり具合に思わずドンマイと声をかけてしまった。

 原因が自分達に有るのはわかっていても言いたくなる、そんな状態だった。

 そしてこんなになっていてもまだ生きてるのかと少々呆れてしまった。



「あー……、えっと、トドメさすね?」

 返事があるわけないのだがそれでも一応断りを入れてから弓を天に向け弦を引く、その手にあるのは普段使いの細い矢ではなく威力重視の(バリスタ)


「『アローシャワー』!」

 スキルを発動し(バリスタ)を天に向かって撃つ。

 天に放たれたは矢はクッと曲線を描き地に矛先を向け1つまた1つと分裂を始める。

 そして最初の一矢が穴の中に吸い込まれていき


 ドオォォォン!!


 と爆音を響かせる。それに続くように他の矢も穴の中に吸い込まれては爆音を響かせた。

 幾つか穴の中に入らずに穴の周辺で爆発した物もあったがそれらは全て爆音と爆煙に紛れてしまい判断する事は出来なかった。



 ▽『月見』がLv13になりました


 月見のLvアップ通知が来ると同時に爆音が止んだ。

 今ので大猪にちゃんとトドメをさせたみたい、MPもギリギリだよ。



「ふぅ……、疲れたぁ…、大猪硬すぎー」

 爆心地(IN大猪)から少し離れた所で木を背にしてもたれかかる、従魔達も私の周りで丸くなったりして休憩している。

 皆もお疲れ様だよ。


「いやぁ、お疲れさまっすよ」

 自分のもたれかかってる木の裏から声が聞こえた。

 ビクッと身体が跳ねる。

 警戒しつつ気取られないように刀に手をかけ声の主に話しかける。


「あなたは……、どちら様ですか?」

 少し休憩したから少しだけならMPも回復してるし、もしPKとかなら先に斬る!


「いやそんな怪しいもんじゃないっすよ、そりゃあれだけ爆音響いてたら気になって見に来るのが人の性ってもんすよ」

 そう言って現れたのは自分よりちょっと小さい金髪の女の子だった。

 その女の子は俗に言う修道服、シスターみたいな服を着ているんだけどその両手には白と黒の肘まで覆うゴツいガントレットが装着されていた。

 格闘メインなの…かな?


「なんすかそんなジロジロ見て、まさかイヤらしい事考えてるんじゃないっすよね?w」

「そんな事考えてません!!」

 慌てて言い返したらケラケラと笑われた……、あなたがそんな事言うからでしょうが!うがー!


「まぁそれは置いといてっすね」

 置いておかれた……。

「さっきテイマーちゃんが倒した猪を譲って欲しいんすよ」

 なんで?どうして?と思っていたら顔に出ていたらしく「さっきの奴は通常の大猪の上位個体なんすよ、どうやって倒そうか見張ってたらテイマーちゃん達が倒しちゃったんすよね~」と教えてくれた。



 まぁとりあえず

「お断りします」

 だって上位個体なんでしょ?素材換金したら幾らになるかなぁ?ふふふ♪

 取らぬ狸の皮算用?ノンノン、既に狸(大猪)はとっている!!


「くっ…、まぁ普通はそうなるっすよね。だからこそのこれでどうっすか!」

 目の前に金袋がドンと置かれる、その額なんと15万リコ!!

「ちなみに大猪上位個体の一般換金額は約12万リコっすよ?」

 更に追い討ちの換金レートの情報がドン!!

 むむむ、そういう事なら……

「売った!」

「買った!」

 即断即決で商談成立、お互いに手を取り合いグッと握手を交わした。

 3万リコも得しちゃったぜ♪


「ところで今言った大猪の売値の情報が嘘だとかは考えなかったんすか?」


 ・・・・・・・あっ。



 ーーーーーーー


「そういえばさっきからテイマーちゃんってなんです?」

「テイマーちゃんの二つ名っすよ?」

「!?」

「あ、知らなかったパターンっすか」

「そんなモノがいつの間に!?」

「そりゃそんだけ引き連れてりゃテイマーって二つ名もつくと思うっすよ」

「あー」

「ちなみにウチには『守護者(ガーディアン)』って二つ名があるっすよ」

「『守護者』……、カッコイイですね!自分も何かカッコイイの欲しいですよ!」

「無理っすね」

「!?」


 To Be Continued

大猪さん討伐からの新キャラ登場です!

『女神だって異世界転生したい』から「っす」口調の後輩ちゃんをこっちに流用しただけなんですけどね!

一応の破廉恥枠キャラです。そういう方面の知識が微妙なんですけどね(´<_` )ウマクカケルカナ?

てか流用元でも名前出てないんですよね後輩ちゃん、そっちも久しぶりに更新しないとかなぁ?です。


それじゃあ、ここまで読んでいただきありがとうございました!


改稿しました2018/08/28

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