私は帰ってきた!
短いです
「うむ、これであとは帰るだけじゃな」
女王様指導の下、精霊達六人と契約を結びました。
これで『精霊契約』のスキルを使う事で力を貸して貰えるようになった、らしい。
(あとで実験させてもらお)
そして月見の方は『精霊獣』と呼ばれる子達三人?三匹?と契約した。
何でもモンスター(月見)に『精霊契約』を覚えさせたのは初めてらしくて普通の精霊よりは精霊獣の方が相性が良いだろう、との事。
ちなみに『精霊』と『精霊獣』の違いは、精霊が妖精などから進化した存在、精霊獣がモンスターから進化した存在。
さらに精霊獣は普通の精霊よりも数が少ないらしく存在自体が希少なんだって。
貴重な子達をうちの子の為にありがとうございます!
さてそんな精霊獣達はというと、精霊キッズ、月見と一緒になって鬼ごっこをしてる。
月見を先頭に精霊獣の『朝日』(大きさは中型犬くらいのツヤサラワンコ!黒寄りの青の毛色で尻尾の先が少しだけ白くなってる)
その次にぴょんぴょん跳ねて追いかけてるのが『霙』(いわゆるスライム、獣じゃないよねってツッコミは受け付けません。澄んだ水色でひんやりぷよぷよした手触りがなんとも言えない。サイズは月見より一回り小さいくらい)
そして『楓』(羽根1枚1枚が葉っぱで出来た緑色のフクロウ、絶対羽ばたく時にマイナスイオンとか出てるはず。ふかふかで葉っぱのいい匂いがした)
あとはリーア、シルフィ、ノア、レイの精霊キッズの四人組。
「はい、ありがとうございます」
女王様にぺこりと頭を下げる。
これであとは帰るだけなんだけど。
「もうそろそろ帰るよ」
と声をかけると私の足元まで来て見上げてくる視線が1,2,3,4
月見、朝日、霙、楓の四人が整列するというね。
ここらでちょっと皆様にステータスを見て頂きたい。
▽テイムモンスター
『月見』『朝日』『霙』『楓』
お分かりいただけただろうか?
増えました。また知らぬ間にテイムしてました。
これにはさすがの女王様も頭を抱える事に、その後女王様が精霊獣達に理由を聞いてみたら(動物とお話うらやま)月見と仲良くなったから一緒に行こう!みたいな事を三人で決めたらしい。
保護者の私完全無視ですね!まぁかわいい子達が増えるのは私としても嫌じゃないよ?むしろウェルカムですしおすし!
▽冬歌はかわいい仲間を手に入れた。
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「ではゆくぞ?」
「はい」「もきゅ」「わん」 ぽよん 「ホー」
冬歌以下一同が頷くと足元に大きな魔法陣が浮かび上がった。
「転送!」
女王様の声と共に視界が真っ白に染まり身体が浮かぶ感覚がした。
ふわふわとした感覚が終わるのと同時に真っ白な景色に色が付いていく。
「ソ○モンよ!わたしは帰ってきた!」
景色に色が戻り、目の前には見慣れた噴水があり、無事に街に帰ってこれた事が分かった。
ちなみに街の名前はソロ○ンではなくリスタである。
「・・・・・・・」
無事に冬歌達は街に帰ってくることができた。
そこに文句はない、むしろ言ったら失礼になる。
でも思わずにはいられない。
(もう少し早く帰って来れてたら……)
見慣れた噴水が夕日に照らされ、広場に並んでいた出店は順に片付けを始めている。
宙に浮かんでたディスプレイも消えている。
道行くプレイヤー達はあれがよかったこれがよかったと楽しそうに会話している。
イベントは……終わっていたのだよorz
ここまで読んでいただきありがとうございました!
感想以下略ありましたらよろしくお願いします




