幼恋5
「はぁ……」
「ため息なんかついたら幸せが逃げなんかよーん」
「もうとっくに逃げてるわ…」
「そりゃドンマイ。
あ、そーだ。いつ返事するの?」
「今日ー」
「……早くない??」
「早くした方がいいって言ったのはどこの誰よ……」
「私っすねー」
「という訳で放課後呼び出して返事するー。」
「ガンバー」
「とうとう放課後になったね〜!
ファーイト♡」
「応援してくれるのはありがたいけど……ちょっとウザイかな☆」
「えへへ(´>∂`)」
どんどんキャラが濃くなっていってませんか貴方…
「奈緒!!」
「え?悠??どうしたの?用事?
私今から行くところがあるから後でいい?」
「…今言わないといけないことがあるんだ」
「今?……わかった。
とりあえず、人がいない所に行こ??」
「おう」
急にどうしたんだろ。
広瀬くんを出来るだけ待たせるのもアレなんだけど…
まぁ、わざわざ私を探してたってことは重要な事なんだろーねー……
……私って悠の物返したっけ…?
そういやぁ、返してないわ
「どうしたの?」
「……俺さ、何十年間も前から奈緒の事が好きだったんだ。」
はい??
……マジ?でも、 “だった” って事は
「……過去、形??」
「勿論今も。
…広瀬から奈緒が告られたって聞いて奈緒が幸せなら…わざわざ俺達の関係を壊してまで言う必要はない…そう思ったんだ。
だけど、やっぱり諦めきれねぇ……
奈緒は俺の事幼馴染みとしてしか見てねぇかもしれない。
でも…ちょっとでも可能性があるんだったら俺と付き合ってください……」
「……」
「…やっぱり無理だよな
幼馴染みとしてしか見れないよな。
この事は忘れていいから、泣くな……」
「違うの!……違うくて……
……泣いたのは、そういう意味でじゃなくて……
…悠が私の事を幼馴染みとしてしか見てないって思ってたから……」
どうしよ…
頭の中では理解してるつもりだし、言葉にもなってるんだけど、上手く声に出して言えない…
「……それって……」
「…私も悠が好き!
私でよかったら付き合って!」
「マジか…
良かった……」
「おめでとー!ほら、やっぱり告白して良かっただろ??
あ、ついでに言っとくけどさ、芦苅OKするつもりなかったらしいから!俺の嘘ね!」
この人ってよく悠が一緒にいる人でしょ?
あの時悠と喋ってた人の声とも一緒だし。
「……は?」
「何の話??」
話についていけないんですけど。
「俺がねー、芦苅が広瀬からの告白OKするらしいって言ってこいつの背中押してあげたんだから感謝してよー?」
「え、そうなの??」
余計な事をしたのか、いい事をしたのか…
何か微妙な所だよね。
「……はい。」
まぁ、最終的にはハッピーエンドって事で、結果オーライ??
無事完結しましたー!
グダグダっすね。
まぁ、初めて小説を書いたんでこれから上手くなれるように頑張っていきたいです!
読んでいただきありがとうございました!




