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ごめんなさい……。  作者: 二階堂隆一
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七話

――「たったこれだけの理由で死ぬのか?」

 と思われる方もいらっしゃることでしょう。


「僕なんて……」

「私なんか……」

「俺だって……」

「君よりも……」

「あなたは……」


 私よりも不幸な境遇にありながらも、前向きに生きておられる人たちもたくさんいると思います。

 そのようなひとたちから見れば、私の自殺する理由なんて浅はかで子どもじみたものに思えることでしょう。

 ですが、「なにもかも思い通りにいかないから自殺をする」という理屈は、私にとっては相応の自殺理由であり、他者に共感して頂く必要のない私の本当の気持ちでもあるのです。


 毎年、大勢のひとが自殺しています。

 その原因、動機は実に様々です。

 家庭の問題、健康の問題、経済の問題、生活の問題、勤務の問題、男女の問題、学校の問題、その他……。


 私の場合、心の問題で自殺をする。

 ただ、それだけのことなのです――

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