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恋愛イベント進行不可バグ、チート級の敵(先輩)に勝ちたい

作者:
掲載日:2026/03/22

一話完結です目安3〜10分

しょうもない恋愛見たい人向け

俺は成績もそこそこ運動もそこそこ顔もそこそこと言われお前は一番になれないと言われ続け、いつの日か誰かの一番になることが目標になっていた。


教室の時計は、毎日きっちり17時42分で止まる。

――そこから“巻き戻る”。


2回目だと気づいたとき、俺は「ついに疲れすぎて頭なバグったか」と思った。寝不足だったし。スマホも壊れてるのかと思って再起動したら、ちゃんと戻ってて怖かった。


3回目確信した。「遂に手に入れたか、、、俺だけの最強能力!これでなんでも出来るぜ!ヒャッハー!」


何回か忘れた頃


「ねえねえ」


ある時、声をかけてきたのはクラスの女子――

桜井(さくらい) 夏星(かなん)

明るく、バカで、誰とでも自然に話せるタイプ、クラスではムードメイカーとしていつも積極的に話も進める。そしてサッカー部マネージャー。容姿に関しては夏星目当てでサッカー部に入って来る人間が大勢いるほど文句の付け所がバカ以外何も無い。

そして俺の好きな人でもある。


「これ、ループしてるよね?」


いきなり不意を突かれて、思わず変な声が出た。


「え、あ、いや、うん、してるけど!?なんでそんな冷静なの!?」


「いやだって15回目だし」


強い。メンタルが強すぎる。違ったらどうするつもりだったんだ


それから俺たちは、この“1日”が共有されてることがわかった。


で、問題はここからだ。


「お願い、手伝ってほしいの」


いつもふざけてるバカで可愛い女子がやたら真剣な顔で言った。


「私、先輩に告白したいの」


終わった。


いや世界じゃなくて俺が終わった。夏星が好きと言ったのは成績は優秀、100点以外取ったことが無い、サッカー部で主将を務め、まだ一回もボールを取られた事が無いという伝説が残ってる文武両道のカンスト勢。ラッキーアイテムにこの男さえあれば何も心配がいらないなど。数々の伝説が残っている。まさにチートキャラ

そしてたった今俺の好きな人が好きと言い俺の宿敵となった男


内心は大惨事だけど、表面上はなんとか平静を装う。


「へ、へえ……いいんじゃない?」


声、ちょっと裏返ったけどセーフだろ。セーフだと言ってくれ。


「でも、何回やっても上手くいかなくて」


「え?」


「タイミング逃したり、緊張で噛んだり、先輩がなぜか毎回いなくなったり、呼び出した場所忘れちゃったり」


なんだそのクソイベント。バグ多すぎるだろこの世界。


「だから、一緒に考えてほしいの」


そう言って、まっすぐこっちを見る。


その目が、やけに真剣で――


「……わかった」


断れなかった。


***


作戦会議、一回目。


「まずはシンプルに呼び出しだな」


「王道だね」


「場所は?」


「屋上」


「ベタだな」


「いいじゃんベタで!」


結果:屋上のドア、なぜか開かない。


「なんで!?」


「防犯対策じゃない?」


「ループしてるのに現実的すぎるでしょ!」


***


作戦会議、五回目。


「じゃあ下駄箱に手紙は?」


「ラブレター?」


「古いかな?」


「いや逆にエモい」


結果:なぜか手紙が風で飛ぶ → 先輩じゃなくて体育教師が拾う → 気まずさMAX


「終わった……」


「社会的にね」


***


作戦会議、十二回目。


「直接言う!」


「ついに来たか」


「緊張するけど……やる」


結果:先輩の前で「す、す、す……すみません!私チョコミントはちょっと!」と言って逃走。その場には必死にチョコミントを探す先輩が残された。


「緊張しすぎてなんて言ったか覚えてないけどどうだった?」


「謝罪とチョコミントで終わった」


「どーいうこと?なにを言ったの私!?」


***


作戦会議、十八回目。


「じゃあ次はゴールが決まったら付き合って下さいとかは?」


「それだ!成功したら確定じゃん!」


結果:唯一の実力勝負で競技は「サッカー」での戦いが決まり。惨敗、その後何度も挑戦するが、ハンデの11対1を押し退け先輩の勝ち。何度挑戦しても癖が無く弱点が無い完璧人間だと改めて認識した。


「なんで負けるの〜もう私その辺のプロよりも上手くなったのに〜」


***


そんな感じで、何度も何度も繰り返した。


失敗しても、世界はリセットされる。


だから、何度でもやり直せる。


……でも。


「ごめんね、何回も付き合わせて」


あるループで、夏星がふとそう言った。


「いや、別に」


「本当はさ、怖いんだよね」


その言葉に、少しだけ胸が痛くなる。


「成功したら、この時間終わっちゃうかもしれないし」


図星だった。


俺も同じことを思っていた。


この時間が終われば、もうこんな風に一緒にいられないかもしれない。


「でも」


君は続ける。


「ちゃんと進まなきゃって思う」


強いな、やっぱり。


……で、ここでようやく俺は気づき始めていた。


この世界の“違和感”に。


***


「なあ」


次のループで、俺は言った。


「もしさ、このループを終わらせる条件があるとしたら」


何故俺たち二人なのか先輩との告白が成功して終わるなら俺はいらないはず


「うん?」


「それ、先輩への告白じゃない気がする」


 首をかしげる。


「どういうこと?」


俺は少し迷ってから、言葉を選んだ。


「たぶんこれ、“最初の一日”が関係してる」


そうあの日見てしまった。


「最初?」


「ループしてない、元の世界」


その言葉に、表情が変わる。


「……覚えてるの?」


「断片的にだけど」


夕方の校舎。


夏星が、先輩に告白しようとしていた。


その光景を――


俺は、見ていた。


「そのときさ」


喉が、少し詰まる。


「俺、思ったんだよ」


あの瞬間の感情は、今でもはっきりしている。


胸がズキズキしてとても苦しかった。悔しいと思った


その時気づいた「“夏星が好き”って」


静かになる教室。


時計は、17時42分を指している。


「だから、この世界は続いてるんじゃないかって思う」


「……え?」


「願いが、中途半端なままだから」


じっとこっちを見る。


「つまり?」


「俺と、お前が付き合わない限り、終わらない、、、と思う。この二人だけって事はそういう事だと…」


沈黙が続く。


数秒後――


口を開いて最初の一言は


「いや重っ!」


「え?」


「責任重大すぎない!?なにその世界の仕様!」


「俺に言うなよ!」


少しだけ、空気が軽くなる。


でも、次の瞬間。


夏星は、真剣な顔に戻った。


「……それ、本当なの?」


「わからない。でも、筋は通ってる」


しばらくの沈黙。


やがて、小さく息を吐いた。


「じゃあさ」


一歩、近づいてくる。


「試してみる?」


「え」


「付き合ってみるってこと」


心臓が、一気にうるさくなる。


「いやそれ、実験みたいに言うなよ!」


「だって検証大事でしょ」


理系か。


でも、その目は少しだけ揺れていた。


「……嫌?」


上目遣い気味にその一言は、ずるい。


俺は少しだけ目を逸らして、そして――


「嫌じゃない」


正直に答えた。


少しだけ笑う君。


「じゃあ決まり」


軽く手を差し出してくる。


「今日から、彼氏彼女ってことで」


そのノリの軽さ、逆に怖い。


でも――


俺はその手を、取った。


***


その瞬間。


カチ、と音がした。


時計の針が、初めて43分を指す。


止まらない。


戻らない。 


「……終わった?」


「みたいだな」


夕焼けが、ゆっくりと綺麗な星空に変わっていく。


しばらく、二人で手を繋ぎながら黙っていた。


やがて、ぽつりと言う。


「ねえ」


「なに」


「さっきの、“実験”なんだけどさ」


少しだけ、照れたように笑う。手をギュッと握る。


「そのまま続けても、いい?」


俺は一瞬だけ固まって――


「それ、もう実験じゃなくない?」


「いいじゃん別れたら戻っちゃうかもしれないじゃん!」


「……まあ、いいけど」


その答えに、君は嬉しそうに笑った。


もう、時間は戻らない。


でもそれでいいと、思えた。


***


後日談。ではなく、終わってすぐの話


その後俺たちはしばらく星を眺めていた何日いや、何ヶ月ぶりの星だろうか。でも一つだけ言えることは隣にずっといる星が一番綺麗だと思える事に。


「帰り道暗くて帰れないよー」


「君たち困ってるみたいだね」


「先輩!?なんでいるの?」


なんでいるんだ?この人すぐ居なくなるしにいつも突然出てくる。出てくるところ見たことがない神出鬼没の化け物が!


「僕は何があっても良い様に常に「アレ」作って持ち運んでるんだよ。」


アレってなんだ?懐中電灯か?


とりあえず助けてくれるのはありがたい。

「ありがとうございm…」


「ほらこれ!」


そこには誰もが見た事ある。願った場所に繋がるピンクのドアがあった。


流石にハイスペックとか文武両道とかで縛ってはいけないだろ。なんでいつも移動が早かったりするのかと思ったがこれが原因だったか。計画ご何度これのせいで失敗したと思うと無性にイラついた。

こんなふざけてる文字読んでる暇あったら色々出来るので有効活用して下さい。

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