異世界でカウンセリングを開くことになったが、俺はド素人だし女神はポンコツなのでハッタリで乗り切るしかない。

【腹筋崩壊の爆笑コメディ！】
目が覚めたら、俺、丹波但馬（たんば　たんば）は異世界にいた。
目の前には自称・女神。曰く、俺は死んだ挙句、なぜか心理カウンセリング店の店長にさせられた。

……冗談じゃない。
そもそも俺は心理学なんて全く知らないド素人だ。唯一の特技は、友人の恋愛相談を100%の確率で失敗させてきたことくらい。
そんな俺に女神が授けた“チート能力”は――【プライドだけ高い女神様本人による、グダグダな精神感応（カンニング）遠隔指示】！？

こうして、俺は残念女神の当てにならない指示だけを頼りに、ワケありな異世界の住人たち（主にヤベー奴ら）の“心”の問題に向き合うことになった。
記念すべき最初のクライアントは、泥酔した挙句にドアを蹴破ってきた凶暴なエルフの少女！？

「私の悩み、解決してみせなさいよ！」って、素人が相手してんだぞこっちは！

これは、口とハッタリだけで異世界の心を癒す（フリをする）、史上最もいい加減なニセモノ天才カウンセラーの奮闘記。