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あなた なぜ ゲイに?

うしは あのとき、あの場所で、ゲイ デビュー。

うしちゃん、なぜゲイに?

「結婚して、子も孫もいて、なぜゲイに?」

「なぜじゃなく、いつゲイに?」


「ワイは 青春時代は、近所のゆうこに惚れて、大学生の頃は、ハワイ出身の水着モデルを頼って、お世話になった。

社会人になると、職場のミエコとデートを重ねた。

結婚したら、すぐに長男を授かり、翌年には長女も授かった。

「いつ? なぜ?」


 「いつ?ね。

長女を産むため、妻が長男を連れて、糸満の実家へ帰っていたとき。

ワイは、寂しさで、飲みに出かけた。飲みは、桜坂じゃなく、スーパーでビールロング缶を3本買って、那覇の公園野外飲みのつもりだった。 そこが いつだし、なぜだな、今回想すると。」

「ワイは、公園内の駐車場に留、缶ビールとちくわを、一口飲んだ。

あっという間に、缶ビール1本が空いた。

2本目に手を伸ばしたとき、真向かいのベンチに、オヤジがいた。そのオヤジは、先ほどから、ワイを見ていた。

ほろ酔い、駐車場を、歩きまわった。沖縄の秋は暑くなく寒くもない。

缶ビール片手に、夜の公園を歩くには良き季節。

街中の公園は、遠くの街明かりが程良く、歩く小道の凹凸まで見えるから、転倒することはない。

先のベンチのオヤジが、ワイの歩行をトレースしている。

悪い危険な男ではなさそう。

ワイと同じように家に誰も居ず夜の公園で時間潰しをしているみたい。

オヤジがもう一組の男を視線で追いかけていた。その一組の男同士は、公園内のトイレへ消えていった。

 ワイは駐車場を、動物園のトラのように右まわりで一周していた。このまま二周目へ進むとオヤジのベンチに接近する。

ワィは ベンチに腰掛け、2本目の缶ビールのセンを開けた。

「兄ちゃんは、ここ、よく来る?」

「今夜が初めて」

「だよね。見ない顔と身体だと思った。」

「おジーはよく来るね?」

「ほぼ毎晩、家に居ても、女房子供がうるさいし。夏でも夜は風が涼しいし、日付が変わる頃まで、ボーっと、ここでしている。」

「ここ、夏、虫、大丈夫ね?」

「あぁ、虫、大丈夫よ。」

「兄さん、安心して、パンツ、おろせるさ。アッハハぁ。


「パンツ?」

「みんな、ここで、パンツおろして、竿と玉に夜風、当てるさ。」

「そうね。

「夜風、気持ちイイよ。ワシも時々、夜風を当てている。」


「そうね。夜風か。」

「ほら、兄ちゃん、わし、ふんどし、解いた。気持ち、ええわ〜。

誰も見てないし。

「おジー、ワイ、見えてるで。

おジー、半勃ち、している?」

「久しぶりの 半勃ちや。兄ちゃんに見てもらっているから?」

「おジー、ワイはパンツやけど、おろすわ。

ワイも三分勃ってきたみたい。

わぁ、匂いする、ワイの竿と玉。

「う。う。う。」

「あぁ、おジー、竿、う。う。玉。

生温かい。

おジーが、ワイの竿、玉、の順番で、口に含んだ。おジーの舌で舐めまわした。生温かい。おぉ、亀におジーの舌が上から下から、右から左から、舐めていく。

久しぶりの感覚に、麻痺した気分が続く。










ゲイには、先天性ゲイ、と後天性ゲイの2種類がある。

うしちゃんは後天性ゲイ。

わたしは先天性ゲイ。

スタート地点は異なれど、その後のあゆみは、同時代同地域で、似ていくものだ。

うしちゃんも、わたしは、時代はほぼ同じ。

知育は異なる。沖縄と内地だが、似た道を選択し、歩いてきたようだ。宿命かも。


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