古代ギリシャの線文字A(6.十二支と十干のルーツ)
6月25日、「漢字の字源」の項目で、契丹古伝に言及しました。
1. 十二支
12支の動物を表す漢字は、通常の漢字とは異なる記号である。更に4つの方角を象徴する動物は、日本では12支であり、中国では次の霊獣なので、両者は明らかに相矛盾する体系である。
(北)子 (ネズミ)⇔ 玄武;(東)卯 (ウサギ)⇔ 青龍;
(南)午 (ウマ)⇔ 朱雀 ;(西)酉 (トリ)⇔ 白虎。
(1)星座との対応
12支の動物は、星座と関係深いものと推測される。青銅器時代には交易が盛んで、民族や言葉の違いを乗り越え、船乗り同士では問題意識が一致した筈であり(呼び名はともかく)星座と認識される星のクラスターは概ね一致していただろう。
因みにインダス文明の印章には、冬の南の夜空で、オリオン座を中心とする一連の星座が刻まれたものがあり、これは古代ギリシャの星座、また殷朝時代の12支にも通じるだろう。
(ア)古代ギリシャの12星座(見えない星座)と12支(見える星座)
古代ギリシャでは、プトレマイオス(紀元1~2世紀)が先駆者として当時の星座を編纂した。12星座は、毎月、太陽の入る「宮」を代表する「黄道12星座」であり、常に太陽が邪魔で誕生月には見えないが、約3か月前に良く見える。例えば誕生月が4月の牡牛座は1月、8月のしし座は5月、11月のさそり座は8月が見頃である。
これに対し12支の動物は元々、特定月の夜空に実際に見える星座を表し、家畜等、親近感が湧く様な動物が選ばれたのだろう。
この様な星座は、北極星を中心に旋回し、毎月、特定の時間・位置に少しずつ異なる星座が現れる。(地球の自転する方向に従い、北の空の星座は、北極星を中心に反時計回りに旋回し、南の空の星座は、時計回りに旋回する様に見える)古代には羅針盤がなかったので、方角を定める上で、北斗七星と北極星が北方、冬場ならオリオン座が南方を確認する上で頼りにされた筈。
(イ)12支は各月を代表する星座
クレタ島と日本は共に北緯35度付近に位置するので、同じ月日・時間に見える星座は概ね一致し、千年単位の時を経ても(歳差運動による違いを除けば)大体同じ筈である。そこで12支に対し、日本の星空で各月(1日なら21時、15日で20時、月末で19時頃)に見られる星座を割当てれば、次の通り。多くはオリオン座の周辺の、南の空の星座。それ以外は、北極星を中心とする北の空の星座である。
(古くから中国では冬至を含む月を子月とした由。なお太陽暦、太陰暦等、暦次第でずれが生じようが、ここでは日本の星座表から引用する事もあり、冬至を12月とした)
12月 子 北極星(北)/ 双子座(南)
1月 丑 おうし座 (南)
2月 寅 オリオン座 (南)
3月 卯 ウサギ座 (南)
4月 辰 クジラ座(南)/ 竜座 (北)
5月 巳 エリダヌス座(南)/ 北斗七星 (北)
6月 午 ケンタウルス座 (南)
7月 未 狼座 (南)
8月 申 ワシ座 (南)
9月 酉 白鳥座 (南)
10月 戌 カシオペア座の「W」(北)
11月 亥 ケフェウス座(北)
「子」⇒ 北極星を、北斗七星の柄杓と小熊座の柄杓の間を走り抜けるネズミに見立てた。(北極星は、紀元前1793年-前1000年の当時、歳差運動のため竜座κ星に相当し、北斗七星と小熊座の柄杓との間にあった)
なお殷朝時代の甲骨文(後期)では「子」の位置に、全く異なる記号が使われた。すなわち頭部から3本の角の出た、二本足の火星人の様な記号だが、これは双子座、あるいはインダス文明の神話に由来する「北のタコ」であり、北極星を中心に天空を旋回させる、巨大な宇宙船の様な存在。「北のタコ」は、日本の装飾古墳から、やはり火星人の様な「双脚輪状文」として登場する。
「丑」「寅」⇒ 合わせて「丑、捕ら」と解釈すれば次の通り。
〇「丑」 ⇒ おうし座。「寅」⇒ オリオン座 + 冬の大三角形
〇 線文字Aの記号(A100/102)の字源は、「オリオン座」と「冬の大三角形」を合わせたもので「人」と解釈される。大きな袋(冬の大三角形)を背負い、ウシを捕らえようとしている。オオクニヌシに相当しよう。
(注)女性と解釈する場合、背中に荷物/赤子を背負う天女で、オリオンのベルトの3連星がスカートの横縞模様。クノッソス宮殿等の壁画から、ミノア女性のスカートは黒と黄色や赤の横縞が典型的と見られ、彼女らは「トラ」と愛称されたのかも知れない。
〇 オリオンの胴体部分をトラの頭と見做せば、口を大きく開けて吠える姿で、喉の奥にベルトの3連星が見える。
〇 子、丑、寅に関しては、字源となる線文字A/ キプロス音節文字の発音が、次の通り古典ギリシャ語、ラテン語あるいは仏語の1,2,3と符合する。
12支 古代文字 古典ギリシャ語 ラテン語・・ 仏語
子 NE(線文字A) εϊς(ヘイス) UNUS UN
丑 DU(線文字A) ςΰο(デュオ)・・・ DUO ・・・ ・ DEUX
寅 TO+RA(キプロス音節文字) τρείς(トレイス) TRES ・・・・ TROIS
このうち「子」は北極星なので固有性があり、「丑」は角が2本ある。「寅」をオリオン座と解釈すれば、最大の特徴はベルトに相当する3連星なので、3との繋がりが明白である。(中国の28宿ではオリオン座を3の意味で「参」と称していた由)
「卯」⇒ ウサギ座。オリオン座のすぐ下。オオクニヌシが助けた、因幡の白ウサギに相当。
「辰」「巳」
〇 南:「辰」は、クジラ座。「巳」は、河を表すエリダヌス座。
両方ともウサギ座の右手に広がる。「寅」と合わせ、一連の星座は、因幡の白ウサギ(ウサギ座)が、ワニ(クジラ座)から逃れて海(エリダヌス座)を渡り、オオクニヌシ(オリオン座と冬の大三角形)に保護される神話と符合する。
〇 北:「辰」は、竜座。「巳」は、北斗七星(大熊座の尻尾)。
4月から5月、北の空で、北斗七星(巳)の柄杓が上から覆う。紀元前1793年-前1000年頃の北極星は、竜座κ星であり、柄杓のすぐ下だった。
「午」⇒ ケンタウルス座
5月にはケンタウルス座が南の地平線に現れ、季節の推移と共に時計回りに旋回する。
「未」⇒ 狼座
6月には南の地平線に狼座がケンタウルス座の背後に現れ、時計回りに旋回する。形が未に似ている。
「申」「酉」⇒ 「去る 鳥」⇒ ワシ座・白鳥座(南)
8月~9月、南の夜空で「去る鳥」に見える星座。なお、ワシ座のアルタイル、白鳥座のデネブ、琴座のベガで「夏の大三角」を形成する。
「戌」「亥」⇒ 「犬、射」/「射ぬ、亥」と捉え、北の空に戻り、カシオペア座の「W」とケフェウス座(太った動物)
(ウ)原流はインダス文明に
(a) インダスの印章の文字は日本語として解読可能だが、「北のタコ回覧」の印章(M-296A)では、北極星を中心に天空を旋回させる「北のタコ」を表現し、夜空で探す道標として、二頭の一角獣の繋がった姿で、カシオペア座の「W」が登場する。
(b) インダスの印章では、オリオン座や牡牛座を描いている。
〇 「ヨガ行者」の登場する(パルポラ「第1巻:インド」から、M-304A)には、台の上でヨガ座りする高齢の人物が登場し、首長や神と見られる。
彼は、多様な動物、すなわち右手のトラ、下のウサギ、左手のサイ(一角獣)等にとり囲まれているが、この配置は、冬の南の夜空で、オリオン座周辺の星座と酷似。(「殿様」をオリオン座と考えれば、すぐ下にウサギ座、左手に一角獣座があるから)
12支は、元々、星座から考案されたのだろうが、首長の頭上の文字記号を、逆さの「北のタコ」で「北極星」とすれば、これは「子」。首長は、頭上の牛の角の装飾に鑑み「丑」。すると、子、丑、寅、卯の連なりとなり、12支の動物と一致する。
〇「儀礼的場面」の印章と共に解釈すれば、中央の首長(丑)をトラの姿の女神(寅)が征服した結果、首長は、右手の牡牛座に姿を変え、寅がオリオン座の位置に移った、との神話と見られ、冬の南の星座から着想したのだろう。この神話に従い、オリオン座の右手に、牡牛座を置けば、ウサギ座、一角獣座を含め、冬の南の星座と一致する。
(2)漢字の字源
殷朝時代、酒器等の青銅器には、フクロウやミミズクを象った物が多数、出土しており、人気のデザインと見られるが、古代中国では、不吉の鳥とされ、古典文献では、悪鳥として登場する由。(出典:泉屋博古館東京の展示より)他方、これらの鳥は、古代ギリシャでは、アテナ女神の使者で、知識と聡明さの象徴、かつ吉兆とされた。然るに、殷朝時代には、ギリシャ等由来の、外来文化が流入していた事が窺われる。
因みに12支の漢字は、殷朝時代(前1400‐前1050年頃)の甲骨文に登場するが、明らかに通常の漢字とは異なるシンボルで、西洋占星術の星座の記号に相当。甲骨文や金文で精査すると、ルーツは、日本語やギリシャ語と理解できる。然るに殷王朝では、地中海東部にルーツを持つ、日本語を使うシャーマンがいたと見られる。
(偽書との見方はあるが)契丹古伝によれば、殷王朝の担い手は、日本に住む民族と同じである由。
以下の考察は、貝塚茂樹、伊藤道治「古代中国」(講談社学術文庫)、140頁の「甲骨文字の変化」表(董作賓を引用)などに基づく。「子」から明らかな通り、戦国期以降も、12支の漢字に限り、日本語が字源だろう。
(注)「子」は、元々「巳」の位置にあり、戦国期以降、冒頭へ移った、との説があるが、戦国期以前、「巳」として用いられた「ヴィーナスの鏡」が、戦国期以降、「子」に用いられた「根」/「寝」と酷似する事が原因と思われる。
(漢字)(発音) (動物) (字源の古代文字) (イメージ)
子 NE ネズミ
〇 甲骨文は、初期がインダス文字のNA/NE、或いはコブラ(南アジアでナーガ)。
〇 甲骨文の後期及び金文が「北のタコ」。
〇 戦国期以降、発芽した植物の「根」あるいは「寝」。
丑 USHI 牛 甲骨文は、線文字AのU(*10)とSI(*41)の合成。「丑」は線文字AのDU(*51)で、こぶ牛。
寅 TORA 虎 甲骨文は、ギリシャ由来の男性/火星の略号を元に描いた、酔っ払いの姿。
キプロス音節文字でTI+RO。
卯 U 兎 甲骨文は、ウサギの耳。「卯」はキプロス音節文字「U」。
辰 TATSU 竜 甲骨文は、陽根。「辰」は、キプロス音節文字TA+TU(TUはΓの中にπ)
巳 MI 蛇 〇 甲骨文や金文は「ヴィーナスの鏡」で、女性の略号。
従ってMI(見る)あるいは ME (ラテン語で、自分)を指すだろう。
〇 戦国期以降は、北斗七星をヘビに見立てた形。
午 UMA 馬
甲骨文の初期では、空飛ぶ天馬を地上から見た姿。あるいは、古典ギリシャ語の「ヒッポス」(馬)を「一歩、す」と捉えた。「午」の字源は、ミノア文明で天馬形とされた、双斧か。因みに、インダス文字で、一線上に並んだ二本の短い縦棒「:」は「点間」と解し、TENMAと読む。
未 HITSUJI 羊 甲骨文は「木」の象形文字、あるいは線文字AのQI(*21F)で、羊の頭部。
申 SARU 猿 甲骨文は、ワシ座の星の連なりを元に、サルを表現。
酉 TORI 鳥 甲骨文は、酒器。(逆三角形の上部に、鳥居)
〇 「夏の大三角」のイメージから、三角形 (古典ギリシャ語でトゥリゴノン) と鳥居を組み合わせ、ギリシャ語、日本語、何れでもTORIと読める様にした。因みにミケーネ時代、3脚の器は、ティリポデ(英語:tripod)。中国語で三角形は、SANJIAOであり音が合わない。
戌 INU 犬 甲骨文は、射手。「戌」は、キプロス音節文字I+NU。
日本語で「射ぬ」と「戌」が同音異義語なので、成立する。
亥 I 猪 甲骨文は、獣の象形文字。「亥」では、線文字Aの Iを、2つ、上下対称に組み合わせた。
中国でも12支のシンボルは同じだが、発音が異なり、子(ZU)、丑(CHOU)、寅(YIN)、卯(MAO)、辰(CHEN)、巳(SU)、午(WU)、未(WEI)、申(SHEN)、酉(YOU)。従って字源の発音を継承するのは、日本語である。
なお甲骨文に登場する「貞」の字は、鼓を横にした様な形 (I×I に近い)だが、インダス文字のつもりで、先ず「×I 」を「さ」と読み、また鼓を打つ音の「だ」を加えれば「さだ」となり、「貞」と符合する。
(3)日本の神話・民話との関係
(ア)因幡の白うさぎ
中国で東西南北を守る霊獣に鑑み、因幡の白ウサギ神話につき考察すれば、ウサギ(卯)は、東を示す動物だったが、中国で東を守る青龍と競合してワニ(青龍)にいじめられてしまい(「卯」の次が「辰」なので)ワニの背中に次々と飛び乗り、中国から因幡に逃げてきたと解釈可能。
(イ)桃太郎
桃太郎は猿、雉、犬を家来に従え、鬼ヶ島へ鬼退治に遠征したが、この3つの動物を申、酉、戌と解釈すれば、それぞれ西南西、西、西北西を示す動物であり、鬼ヶ島は西方向にあったと見られる。
(4)12支の語呂合わせ
(ア)殷朝時代(甲骨文後期)は、最初の記号が魔物に似ているので、MAと読んでおく。トラだけ完全に読み、残りは最初の音だけ拾う。「未」は線文字A(*21F)に相当するので、QIと読む。
まう とら うたみ うき さと いい
舞う トラ 歌う民 浮き里 良い
ミノア女性は、黒と黄色・赤等の横縞の入った、トラのイメージのスカートを愛用していた。トラには、酔っ払いの意味もあっただろう。
(イ)この情景は、A.エヴァンズ卿が、クノッソス近くのIsopataの墓で発見した、金の指輪に彫られた、盆踊りの様な仕草で、両手を上げて舞う(4人の)女性の姿に似ている。
この彫り物では女性の頭部が省略されており、オリオン座のイメージで、頭部を省略した「人」の記号(A100/102)に忠実だが、ミノア人は、オリオン座を踊る天女と捉えたに違いない。
(5) 12支の国際比較
(ア)12支の文化のある国は、多数、知られており、日本以外では、亥⇒ 豚だが、ケフェウス座の太った動物の形に由来するだろう。加えて異なる点、次の通り。
〇中国、韓国、タイ:卯⇒ 猫。
〇ベトナム:丑⇒ 水牛。卯⇒ 猫。未⇒ ヤギ。
〇モンゴル:寅⇒ 豹。
〇インド:酉⇒ ガルーダ。
〇イラン:辰⇒ 鯨。
〇トルコ:寅⇒ 豹。辰⇒ 魚。
〇ロシア、ベラルーシ、古代ブルガリア:寅⇒ 猫。
〇フィンランド:卯⇒ 蟹。
(イ)次の国の言語は、日本語に近いと見られ、興味深い。
〇アルタイ語族: モンゴル語、トルコ語。(日本語、朝鮮語、アイヌ語を含める場合あり)
〇ウラル語族: フィンランド語。
〇ドラヴィダ語族:タミル語(南インド、スリランカ)
2. 十干
(1)殷朝の時代には、10個の太陽が順番に昇るとされ、10干は、その名前と伝承される。甲骨文では、12支と組み合わせ、60単位で繰り返すものとして日付の記録に使用され、次の通り。
甲 乙 丙 丁
戊 己 庚 辛 壬 癸
(注)語呂合わせなら「子を得て、生き易し島や」。
(2)陰陽五行説では、世界を構成する5大元素につき、木、火、土、金、水と捉え、10干に割り当てた。10干を兄、弟に分け、次の通り。
甲(木の兄、きのえ)、乙(木の弟、きのと)。
丙(火の兄)、丁(火の弟)。
戊(土の兄)、己(土の弟)。
庚(金の兄)、辛(金の弟)。
壬(水の兄)、癸(水の弟)。
(3)また10干は、裸眼で見える5つの惑星に相当するとされ、次の通り。
(惑星)(陽)(陰)
(木星)甲 ・乙
(火星)丙 ・丁
(土星)戊 ・己
(金星)庚 ・辛
(水星)壬 ・癸
惑星の見える状態が「陽」、見えない状態が「陰」と推測される。
(4)インダス文明では、「巨大な北のタコが、北極星を中心に天空を回転させる」との神話があった。天空の星は、北極星を中心に、同じスピードで旋回するが、太陽と月、また「5惑星」は独自の動きをする。
然るに「北のタコ」の左右の目が、それぞれ太陽と月となり、8本の足で惑星を動かしたのだろう。すなわち左右の目が、太陽(甲)、月(乙)となった。(日本の神話で、イザナギが、左目を洗った時に生まれたのが、アマテラス。右目を洗った時に生まれたのが、ツキヨミなので、整合的)そして8本の足が2本ずつ、左右対称の4ペア(丙・丁、戊・己、庚・辛、壬・癸)となり、適宜、木星、火星、土星、金星、水星などを動かした。
(5)字源
線文字AのKO(*70)、O(*61)、E(*38)、TE(*04)をそれぞれ「甲」(頭)、「乙」(胴体)、「丙」(足)、「丁」(手)として、上から下へ順番に書くと、人の姿になる。これを参考に、甲骨文の甲(頭)、乙(胴体)、丙(肩と腕)、丁(足)を、上から下へ順番に書けば、やはり人の姿となる。
次に、戊を刺殺する。また己をひっくり返す、覆すと解し、残りの10干を甲骨文で確認すれば、庚は、棺の遺体。辛は、花、あるいは上下逆さまに立つ人物。壬は、「I」形で、車輪。癸は、斜めの卍であり、一回転の象徴と解釈できよう。
(注)インダスの印章には、「座る甲冑男」の登場するM-1181があり、鎧兜をまとって台座に座る人物の頭部が、甲骨文や金文の「甲」、胴体が「乙」、台座が「丙」、頭上の飾りが「丁」に良く似ている。