俺はパチン〇ー、蜂須賀好太郎45
俺はパチン〇ー、蜂須賀好太郎45。
今日も今日とてパチス〇に精を出す日々を送っている。
その身体は弱い。
仕事に耐えられず生活保護をもらっているくらいだ。
だが、パチス〇は止められない。
なぜならば、パチス〇は面白い、パチス〇は最高だからだ。
毎日5時間以上やっても飽きることがなくパチス〇をすることができる。なんだったら24時間やってもいい。俺は大人だからな。
家に帰ってもパチス〇の雑誌などを読んで研究に余念がないほどなのだ。
いまではいろんなアニメなどがパチス〇化して目を楽しませてくれている。
勝敗はもちろん勝っている。その勝率は、負けたとき以外は全勝100%であった。確定だな。
昨今、ネット・ゲーム依存症対策条例が香川県議会で可決成立したが、パチス〇業界においては追い風だった。
何しろ、規制対象は子どもたちだけが対象だからだ。
そして、パチス〇は大人のゲームである。異論は認めない。
最近はネットゲームによって、多くの人たちがパチス〇店に来ないという状態が続いていた。
パチス〇をする人口の減少。若者のパチス〇離れ。それはゆゆしきことだ。
だが、条約によってネットゲームをやらなくなった子ども達は、大人になればそんなものをやらず、パチス〇をしにくることだろう。その方が刺激が強いのだから当然だ。適度なゲームという刺激に慣れていない子ども達はすぐに堕ちることだろう。
新しく来た若者は、我々のカモとなり、そして、我々のネギとなって金をパチス〇業界に落としてくれるのだ。とてもありがたいことだ。我々とは年期が違うからな。
びば。香川県ネット・ゲーム依存症対策条例!
世界からインターネットなど消えてしまうがいい。
そんなことを思っていると、パチス〇店にトラックが突っ込んできた。
悲鳴が響き渡る。
パチス〇店が赤き血に染まりあがる――