エピローグ:地獄への道は善意で舗装されている
人は殺されれば死ぬ。後には何も残らない。
この法律の真意はなんだろうか――
香川県弁護士会は、香川県議会が定めた「ネット・ゲーム依存症対策条例」の廃止を求める声明を公表した。条例は制定の根拠が十分ではなく、憲法や「子どもの権利条約」にも反する部分があるとしたが、香川県議会は、ネット・ゲーム依存症対策条例の廃止を求める香川県弁護士会の声明について「廃止する理由がない」とする見方を示ししている。
法令は親に努力義務を強いるのみであり強制力はないため、おそらく憲法違反として裁判所に訴えたとしても違憲として認められる可能性は低いだろう。
一度可決成立したネット・ゲーム依存症対策条例により、今後日本の各地において同様の議論が行われ、今後多くの自治体が同様の条例を成立させていくことが予想されている。
日本に羽ばたいていく規制条例。
家庭に行政権力が介入する機会として、その足掛かりの機能を果たすことになるのだ。子どもたちの心をこれでもかと踏みにじるのだ。選挙権を有しない子どもたちに拒否権はない。
そう、慰安婦問題、徴用工問題、そしてこのネット・ゲーム依存症対策条例は第三のポリコレ棒として積極的に攻撃へと使われるのだ。
この日本には資源はない。そんな中、日本からゲーム等で培った自由な発想力というものを奪い世界からの競争優位性を奪ってしまえばどうなるのか?
そう、アジアでは争いの無い、すばらしい平和と言われるモノが構築されることになるだろう。
あぁ、世界人類が平和でありますように。
全ては香川県民の少女たちが条例にによって依存層にならないようにするために。
香川への道は善意で舗装されている。
※この話は全てフィクションです。wikipedia、および、日本国の各種法令等を参考にしましたが、実在の人物や団体などとは関係ありません。そもそもの話として、異世界転移なんて現実にはしませんよね。




