香川県の税収が減った
香川県では税収が減った(注:)
それは香川県ネット・ゲーム規制条例が施行されて以後のことだ。
その主な原因はふるさと納税と推測された。
だれがこのような行政が家庭に介入するような県に好んで納税を行うというのだろう。そしてそのお金は多くの場合、ネット・ゲーム依存症の人々を苦しめるために使われるのだ。
例えば、薬物依存症の場合――
だれがそんな人物に薬物を与えるというのだろう。
そもそもが医療用の薬物の不正使用は違法である。
依存症の人間が、薬物が吸引できなくて苦しむのは当然のことだ。
例えば、アルコール依存症の場合――
だれがそんな人物にアルコールを与えるというのだろう。
酒が飲めないと苦しむ人材に、アルコールを与えるなどバカの所業であるとしか思えない。
依存症の人間が、アルコールが飲めなくて苦しむのは当然のことだ。
で、あるのだからネット・ゲーム依存症の場合――
だれがそんな人物にネット・ゲームを与えるというのだろう。
酒が飲めないと苦しむ人材に、さらなるネット・ゲームを与えるなどバカの所業であるとしか思えない。
依存症の人間が、ネット・ゲームができなくて苦しむのは当然のことだ。
だから、ネット・ゲームに依存することがないように香川県民の依存症になった子ども達を徹底的に追いつめよう――
1日1時間以上ゲームをすることを目論むコミ―で未成年な香川県民は処刑するしかないだろう。
彼らは悪だ。存在しないことが望ましい。
だから例えば、ほとぼりが冷めたら彼らを集めてボランティアをさせるのはどううだろうか。
ボーイスカウトとして香川県の子どもたちを使い、ネット・ゲーム依存症克服のために募金活動をさせれば、ネット・ゲームに依存する時間は確実に削ることができるだろう。
「香川県ネット・ゲーム依存症克服のための募金をお願いします!」
「「お願いしまーす!」」
駅前で可愛い子供たちが可愛い声で、募金活動をさせる。そう、それがいい。そんな未来が、香川県ネット・ゲーム規制条例にはそんな願いが込められているに違いないのだから。
それは条文からは読み取れないが、行間を読めば分かる。そこからは偉大なる善意が満ちて滲み出ている気がする。
香川のゲーム依存症対策条例の本当の狙いは「ガチャ規制」であると検討委員が「理解してもらえない。残念」とブログで語っているようだが、それは条文には記載されていない行間の内容である。
なにしろ偉大なる検討委員様が行間を読めといっているくらいなのだ。であるならば、それ以外にも当然、その他意味があることを行間から邪推することが期待されることだろう。
「香川県ネット・ゲーム依存症克服のための募金をお願いします!」
「「お願いしまーす!」」
その声は確実に揃っているはずだ。もしも揃わない場合は子どもたちを虐待することになるからだ。そんな不幸なことは起きることは無いだろう。この子供たちは素晴らしい香川の県民である。子供たちは真剣に取り組むことになるだろう。すべては依存症の克服のために。
その声は喜びに満ち溢れているはずだ。もしも心から喜んでいいなければ行政が家庭に介入するような条例を施行した意味がないのだ。子どもたちは愉快な条例を楽しんでくれるに違いない。すべては依存症の克服のために。
香川県市民たち子どもたちの可処分時間を減らせば減らすほど、依存症への道は遠のくころになる。あぁ、これは正義だと言って良いだろう。依存症の克服は正義である。
条例により、子どもたちはさらに幸福になるに違いない。ネット・ゲーム規制条例を施行した香川県は幸福でなければならないのだ。
もしもそれが万が一にも幸福にならないのであれば――、責任問題が発生してしまう。一体誰がそんな条例を施行したのだと責任追及が起きるのだ。責任など取りたくはない。そう、香川県議会の人間は誰一人として責任を取ることを望んでいないことは明らかである。だから香川県民の幸福は義務である。
そうして集まった募金は、いつものようにキャバクラなどの経費として有効活用される。
ネット・ゲームによって依存症となった人物に金を与えるなど、狂気にしかならないのだ。
全ては香川県で悲惨なネット・ゲーム依存症の子どもたちを生み出さないようにするために――
※注:
理由の如何を問わず、コロナの影響で税収は減るので納税額が減少するのは確定です。




