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ゆめかうつつか

作者: さくらとむ

あの女がこっちをニラむとき

俺は夢の中にいる誰かを見つけている

俺はそいつを殴りつけてやった

神様なら躱せる筈だろうから


すっとしたよ

人生の半分の苦悩を抱えたまま

あいつは崩れ去っていった

あいつはいろんなものを人質に

何かものを言うつもりだった

俺はあいつの中に腐った男がいるのを見たのさ

俺のパンチはまずそいつを始末してやった


全てのトラブルの元が胸の中に詰まっている

だからそれがどうした?考えてみればどうってこともない

口にするだけ恥にしかならない

家のことなんかどうでもよかった

どうせ誰も彼も役立たずじゃないか

あまりにも無関係すぎる

ブラザー、だから俺は俺を止められそうにない

あんたの神は

あんた自身を恐れるしかない


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