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新たな挑戦!


日間ランキング40位!

ありがとうございます!



[遠視]スキルを[鷹の目]スキルに変更します。


こっちの方がやり易かったので…


翌日の朝は、6時半に目が覚めた。

まだ寝ていたい欲求を抑えながら、うるさく鳴っているアラームを止める。

ベットをおりて、洗面所で顔を洗ってから2階にあがる。


「昨日はあんまりぐっすり眠れなかったな…」


あくびをこらえながら食卓につく。

母親が作りおきしてくれた朝ごはんを、電子レンジでチンしてから食べる。

うん。おいしい。


朝ごはんを食べ終わって食器を片付ける。


よし、だんだん頭が冴えてきたぞ!

自分は朝が弱く毎日の起床がとても苦痛であるが、今日はNWOをやるためだと自分に言い聞かせて二度寝の欲求を振りきってきた。


ちょうどそこで、階段をゆっくりとした足取りで妹が上がってきた。


「おはよう」


「あー、おはようおにい…」


片目を擦りながら妹は食卓へ向かう。

とても眠そうである。


「眠そうにしてるとこ悪いんだが、1つの質問していいか?ゲームに関してなんだけど」


「んーいいよ?」


自分が昨日体験したことを話す。

今気になってることは細工師の少女からもらった指輪のことだ。

あれはどのくらいの価値があるものだろうか。


「身代わりの指輪ねー…攻略トップの人達はみんなあれ持ってると思うけど、かといって効果は一度っきりだし、それに安いものでもないからねー」


妹によると結構レアとのことだ。

普通に買おうとすると2万Gほどするらしい。

昨日は偶然とはいえ、いい買い物をしたな!


「…昨日の人はやっぱりおにいだったのね」


そう呟きながらごはんを食べ始める妹。

ひどい寝癖が頭の上にできていたが、言うのはめんどうくさいし黙っておくか。



階段におりて自分の部屋にこもる。


「さて、やりますか!」


昨日攻略板を見て知ったのだが、始まりの町ファストの南にある、山々が連なっているフィールドではいろんな種類の採取アイテムや、レア度の高いアイテムが拾えるらしい。


ただ、やはりというかフィールドにいるモンスターは一概に高レベルで、攻略組パーティーでさえ

倒すのに苦労するそうだ。


自分は隠密スキルがあるために強いモンスターたちを軒並みスルーできるが、集団のパーティーだとそうはいかないのだ。


そういえば、攻略板に自分と同じように隠蔽スキルをとってモンスターに見つからずにやり過ごそうとした人がいたと書いてあった。


だか、その試みは失敗した。


どんなモンスターでも、例えば北の草原に出てくるホワイトラビットでさえも、隠蔽スキルを使用してるプレイヤーと目があってしまうとスキルが解除されてしまうのだ。


プレイヤーが木や岩などの遮蔽物に隠れていても、モンスターがとある範囲内でプレイヤーの方向を見るだけで、目が合ったと判定されるらしい。


どのフィールドにおいても、そこらじゅうをうろついているモンスター達と一匹とも目を合わせずにくぐり抜けられるか、といったら普通は無理だろう。


ではどうして自分はモンスターと目を合わせずにフィールドを行き来できたのか。


それはこの鷹の目スキルのおかげである!


鷹の目スキルのおかげで、自分の周りにいるモンスター達の視線の方向をだいたいなんとなく理解することができるのだ。


それによって北の草原に行ったときも一度たりともモンスターに見つかることなくアイテムを採取することができた。

まあその分集中力も使うしとても疲れるのだが。


おそらく隠蔽スキルと鷹の目スキルに気がついているプレイヤーは自分一人だろう!

このコンボを思い付いた時は正直身震いしてしまったよ…



という訳で今日は南のフィールドに行ってみようと思う。


まあ死に戻ったとしても所持金はもとから無いに等しいし、まあ大丈夫だよね。

ちなみに死亡するとペナルティーがつく。

所持金の半分をロストと、3時間の間ステータス半減だ。


やりたいこともはっきりしたし、そろそろニューワールドオンラインにログインしようと思う。


「なんかわくわくしてきた!」


これから未知のフィールドに出て、レア度の高いアイテムをたくさん採取するのだ!!







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