表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/13

南エリア探索その1


ちょっと長い期間空いたので、今までの話を軽くまとめてみましたー


隠密と鷹の目の組み合わせに気づいたのは多分自分だけ?

とりあえず北エリア(初心者向け)探索&ポーション作り

ポーション売って、少ない手持ちのお金で露店商から身代わりの指輪を買う

金欠だしダメ元で南エリア(高難易度)行って探索&アイテム採取しようかな

今ココ!



見慣れてきた広場におりたった。

ここに来るのはもう4、5回目くらいだろうか。

右手奥にある時計塔をみると針は8時30を回るところだった。


今日は青空である。

いくつかの白い雲が空をゆっくりとただよっている。


現実の世界では夏真っ盛りで、うだるような暑さに嫌気がさすくらいなのだが、ゲームの中だと暑さなんてまるで感じずにとても快適にすごすことができる。


「絶好の冒険日和だな!」


今日やることはすでに決めている。

第一の町ファストの南エリアの探索だ!


攻略組の人達も南エリアには苦労してるらしい。

敵のmobが他の北と東西エリアのmobより格段に強くなっているそうで、特に火山地帯に出てくる

敵mobは防御力が高くてダメージが入りづらいんだとか。


さらに一番キツイところは南エリアのボスモンスターのでっかい蜥蜴が何度挑戦しても倒せないことらしい。


せっかく道中をほとんど無傷に抑えても、この蜥蜴の鎧みたいにバカ硬い皮膚と火のブレスを使った範囲攻撃を前に、うまく倒すことが出来ていないそうだ。


このボスが攻略されるのはもう少しあとだろう。



「さて、行きますか!」


広場を出て南エリアへと向かう。

門をくぐると目の前には赤茶色の大地が広がっていた。

奥には火山がそびえているのが分かる。


「いったんステータス確認しておくか」



名前/タカトモ  性別/男  

スキル/[鑑定Lv2] [採取Lv3] [調合Lv3]  [生産の心得Lv3]  [鷹の目Lv3]  [俊足Lv3]  [隠蔽Lv3]  [火属性魔法Lv3]

控えスキル/なし

装備/駆け出しの服 駆け出しのズボン 駆け出しの靴 初心者の杖

所持品/下級回復ポーション×5 初級調合キット 始まりの町ファストの地図 身代わりの指輪

所持金/400G

称号/なし

現在地/ファスト 南エリア入り口



「おっスキルのレベルが上がってる」


スキルレベルを20まであげるとスキルポイントを消費して上位のスキルに進化することができる。

スキルポイントは1つのスキルのレベルを5、10、15、20まで上げた際に獲得できるそうだ。


レベル20に到達するまでまだまだ先は長い。


装備の欄を見れば分かるが、自分の今の装備は初心者用であるので防御力もほぼないに等しい。

いつかかっこいい装備を一式揃えてから、着てみたいものだな。


「そのためにもお金を稼がなくちゃいけないな」


当分ポーション作りの日々が続くだろう…


それにしてもだ。


「こんな場所に採取アイテムなんかあるのかな…」


見渡す限り、枯れ果てて風化した木々とそこら辺をころがっている石ころくらいしか無い。



「モンスター発見!」


ちょっと遠くに黒色のモンスターが歩いている。


出たー、見るからに防御力高そうなやつ。

少し大きなアルマジロってところか。

黒焦げたような色の硬皮を身にまとっている。


「あとはー…、あれは鳥か?」


ハゲワシっぽいのが一羽、枯れた木の枝に止まっている。

鳥がいるってことは結構探索がきつくなるな…

見つからないルートを考えなきゃね。


モンスターに見つからないように周りを警戒しながら歩いていく。


だんだん火山が近づいてきた。


「おっ、あれは」


町を出発してから少したった頃、水がチョロチョロと流れる小川を発見した。

すみきっていて綺麗である。

まさかこんな荒れ果てた土地に川があるとは。


少し感動しながらその川を覗きこむ。

だいたい水深は30センチといったところか。


うん。綺麗な水だ。


もう少し川の中を見てみると、目を引く鮮やかな赤色の石があった。


手に持ってみる。

3センチくらいの軽い石だ。


「何かのアイテムだったりするのかな」


鑑定スキルを使う。


名称/魔石(小)

レア度/3 品質/★3

効能/なし

特徴/綺麗な赤い色をした石。火属性の魔力が感じられる。


「えっまじか」


なんか凄そうなアイテムだ。

今のところ使い道が眺める位しかないが。

後で攻略板で確認してみようかな。


川の側で少し休憩したあと、再び探索を開始した。







もしかしたら今日2回投稿できるかも?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ