お片付けまでが攻防です(その1)
本日も拙作をお読みいただきまして、ありがとうございます。
この部分には、スプラッタな描写がかなり含まれております。
恐れ入りますが、生理的にムリ!という方はバックするなり読み飛ばすなりご対処をお願いいたします。
思うに、魔術師が魔喰ライになる……強制『される』のではなく、自発的に『なる』……条件の少なくとも一つは、『負の感情』ではないだろうか。
戦場に放り出された魔術士たちが指揮官に瀕死の重傷者から魔力吸収を行うよう強いられたとしても、通常の精神状態ならば、普通はまずためらうだろう。
しかし、戦線が後退し、目の前で味方が敵に殺され、自分の武器たる魔力が尽きた状態だったら?
手を出さねば自分が殺される。
ならば死中に活を求めるとばかりに、人の死とひきかえに魔力を我が物にするのに多少の躊躇は振り切れるのではないだろうか。我身かわいさに上司からの命令とか、多少の魔力酔いならば精神力で押さえ込める許容範囲だという自己欺瞞が加わればなおさらだ。
『自分の死に対する恐怖』、これが引き金になったのは鮮血伯もそうだろう。
まあ鮮血伯の場合は、魔術師としての政治的な死というものだが。自分が破滅するものと考えられれば含まれるんじゃないかな。
そして、裏切り者のサージも。おそらくは。
以前、あたしは魔晶だけでなく本人からも魔力を吸った。
それは「健康な兵士一人力よりちょっと少ないくらいの魔力量」にすることを目安にしていた。
杖は取り上げてあるが、それがマインドセットの道具であることを理解してしまったら魔術を行使して逃亡を図るかも知れない。魔術を使えなくても、裏切り者は裏切り者だ。牢の中で暴れたり策謀をめぐらされたりするのは非常にありがたくない。
そこで、成人男性のサンプルであるところの兵士ぐらい、それも元気いっぱいレベルでは困るから、まあちょっとくたびれたかな、レベルの魔力量に調節したつもりだった。
魔力は食事をして休息してれば徐々に回復してくるものなので、それでもかなりの安全マージンになっていたろう。事実その後も定期的に吸っとくか、ぐらいのつもりでいたしね。
しかし、それはひょっとしたら、サージにとっては生命維持にも少なすぎる量に感じられたのじゃないだろうか。
これはあたしやグラミィにも言えることだが、魔術が使える者の魔力量は使えない者よりも大きい。先天的なものもあるだろうが、髪の毛を伸ばすとか何らかの訓練を施した結果というのもあるだろう。水泳選手の肺が大きくより酸素を効率よく体内に取り込めるようになるようなものか。
髪を切られた状態のサージの魔力量を1サージとするなら、アロイスやカシアスのおっちゃんは0.5サージほどだ。髪を切る前のサージだったら……2、3サージぐらいだろうか。
だけど、1サージぐらいの魔力しかなくても、あの裏切り者は杖を手にしたとたんにあそこまで超絶ハイテンションを通り越してヒャッハー状態になった。もっと減らしておかないと何するかわからん、そう思ったからこそ、あたしは0.4サージくらいまで魔力を吸収した。
彼にとっちゃ通常の七から五分の一くらいの魔力である。
だけど、あたし自身そのくらいの割合しか魔力量しか残ってない状態になってみて初めてわかったが、これってけっこう本気でしんどい。
つまり魔力量というのは絶対的な数量ではなく、本人の容量の割合が問題だったらしい。
魔力を吸い尽くされ生命の危機を感じる状態に陥れられた、そう本人が考えたとすれば、魔術士隊レベルで知っている魔力酔いの危険性も、魔喰ライへの禁忌も死の恐怖の前では無力になるだろう。
……あれ、これってばあたしのしでかした不始末ってことになんの?
い、一応言い訳をさせてもらうならば、自分の魔力は見えづらい。たとえて言うなら、人間は顔面の構造からして鼻のつけ根あたりというのはつねに自分自身の視界範囲に入っているのだが、それを意識することがほとんどないようなものだ。
自分自身の魔力がどのくらい減少したかを計るのは結構難しい。空腹具合を腹時計で計るようなもので、そんなに厳密に計れるとも思ってもみなかったってこともある。
加えて、こんなにあたし自身の魔力が減ることなんてなかったこともある。
だから吸い過ぎ注意がそこまで危険とは思えなかったのだ。
それに、そもそもサージが持ってたあの魔晶の魔力量はサージには多すぎた。
なのにそれを躊躇なく吸収しかけてた、ってことは、ひょっとしたらあの段階で、既にサージは魔力の増大する高揚感や全能感を味わう、魔力酔いをも起こしていたのかもしれない。魔晶自体体内に隠してたらしいし。
まんま術式に直結して流しこみ、魔術の威力を上げる方法があったって可能性もなきにしもあらずだが、それでも杖が手に入ったくらいで、あそこまでハイテンションになるか?
騎士隊から杖を返還されてた時はそれほど大騒ぎをしてなかった気がするし。
ついでにサージの心理まで推測してみると、魔術士隊をまとめてひねったあたしや大魔術師ヘイゼル様への羨望と嫉妬、それが国を裏切ってまでかなえたいと思ってたらしい野望を潰された憎悪に変わってたってのもあったんじゃないかな。
サージ自身の状態だけじゃない。
戦闘準備にかかりきりになってたんなら、この牢の管理も手薄になってたんじゃなかろうか。逃亡は許さないまでも、食糧や水の受け渡しとか、どうなってたんだろう。
……だからたぶん、あたし悪くない。少なくとも原因はあたしの判断ミスってだけではない。はずだ。おそらく。きっと。めいびー。
〔ずいぶんと平気そうですね、ボニーさん……〕
いや、ただの現実逃避だから。わりとそのまんま夕陽を背にしても全力疾走で逃げ切りたいレベルだけど。
別ベクトルで穴掘って埋まりたい気分になるあたり逃避し切れてないのがなんだかなー。
そんな心話を交わしてるあたしたちの背後では、塔の外まで駆け戻って魔術士隊の面々が吐いてます。
グラミィすら、すでに一度吐いているのでげっそりした顔だ。
ついてきているアロイスも顔色が悪い上に空気がピリピリしてる。責任者は大変だね。
〔やっぱり元気そうじゃないですかボニーさん……〕
嗅覚ないからね。どんな匂いがしてようがそれで気持ちが悪くなることはないもの。
……まあ、この状態を見て気分良くいられるかっていうと、そんなわけではまるっきりないけど。
塔牢の内部は無が広がっていた。
塔の入り口から牢の前にある衛兵の詰所にかけて散乱していた数体のミイラだけでもたいがいだったが、牢の中に一歩足を踏み入れれば、そこには血しぶきが石材の天井にまで飛び散っていたのだ。
生存者はゼロ。
物資の横領に賄賂、賭け事、女性への暴行に近隣の村からの物資強奪と腐敗しきってた連中だが、さすがにこれはないとあたしでも思う。
それでもあたしは、一行の中では、受けてる精神的ショックが少ない方なのだ。
人の命で描かれた酸鼻の極みの情景とはいえ、視覚的にはスプラッタ系お化け屋敷の装飾レベルのインパクトだと脳内変換すれば、まだ耐えられる。
だがグラミィたちには、牢という閉鎖空間にずたずたに撒き散らされた人体の匂いが充満している状態だ。吐くのも無理はない。
しかしながら、胃袋のないはずのあたしですら吐き気を感じたのは、そのさらに奥だった。
最奥のサージを閉じ込めていた牢、だったはずの場所には、ねじ曲がった鉄格子と、深々と刻み込まれた足跡だけが空虚な周囲の牢を従えるようにあったのだ。
どうやらサージは牢内で岩床からも魔力を吸収していたのだろう。直接接触しているものからしか魔力が吸えないというあたしの推測が正しければ、空気からも吸っていたのかもしれないが。
これが半径数メートルとかいう範囲指定だったら、今頃は塔自体が崩壊していたかもしんない。非接触部分からも魔力を吸えるとしたら、天井や壁の石材も魔力を吸われこの塔の構造自体がガタガタのやわやわになっているだろうから。
ぐらついた岩壁の塔とか怖すぎるでしょ。あの重たすぎる投石機なんて載せておけない。早々に撤去してもらわないと。
……塔の劣化からサージの行動に話を戻そう。
痕跡からしてヤツは自分の牢内で石材から魔力を吸うだけ吸って、動けるようになったところで鉄格子からも魔力を吸収、劣化による破壊を行ったのだろう。
ここの砦は魔術師対策がされていない。それは、アロイスも認めていたことだ。
……まあ、魔晶以外の鉱物からも魔力吸収ができるとすら思ってもみなかったからなー。無生物も魔力を含有している、という知識はあったのにだ。
こんなとこでもあたしは後手に回ってる。
発想の一歩が足りなかったというべきか、この世界の魔術士としての彼の知識と覚悟を舐めていたというべきか。
ともあれ、とりあえず牢から出られるだけの魔力を吸収したサージは、そのまま周囲の牢の囚人を襲撃したのだろう。
ただの無生物から吸収するより、もっと効率のいい魔力吸収の方法を求めて。
周辺の牢内には、あのカラッカラに乾いたミイラ状の死体すらない。埃に沈んだ布が落ちているきりだった。
あたしは鉄格子の隙間から杖を伸ばして、布を取り出してみた。
それは、ボロボロの服だった。
それも古着だって意味じゃなくて、大穴が開いた上に風化してるって意味でだ。
おそらくは、サージの犠牲者のものだろう。
牢から出してやるとかなんとか言って、手の届くところまできた犠牲者をサージが鉄格子の破片でぐっさり。
瀕死にされた肉体ともども、衣服からも魔力を吸われたんじゃなかろうか。
〔って、ことは、この埃も……〕
たぶんだけどね。瀕死に追い込んだ犠牲者に、ヤツがミイラ化した以上の強さで魔力吸収を行った結果ってことになるんじゃないかな。
つまり、遺体のなれの果てだ。
あたしすら気分が悪くなったわけがわかったでしょ?
〔ううううう、聞きたくなかったですね……。……じゃあ、この血塗れの場所の意味はなんなんです?塵になるまで魔力を吸い尽くしたなら、こんなことにはなってないはずですよね。もっとろくでもないことがわかりそうでイヤなんですけど〕
推測だけどね、サージがここまで出てきた段階で、牢の中は相当なパニックになってたと思う。
悲鳴を上げて囚人たちが逃げ惑うさまは歪んだサージのプライドをくすぐったんだろうし、さらに魔力を吸収するエサとしてしか見てなかったんなら、このあたりの牢にも手を出さないわけがない。
だけど、じかに触れられたら最後殺される。それもミイラどころか塵にされて後には欠片も残らない、なんて、尋常じゃない死に方を目の当たりに見せられたならば、必死に囚人たちも抵抗するだろう。
といっても、彼らにできたのは……牢の中にあるものを投げつける、くらいか、できるだけ牢の奥に逃げこむことじゃないのかな。
で。
牢の中にあるものって、なんだと思う?
〔松明とかの灯りはありえませんよね。床とか壁の石を剥がす、のは難しそうですし、あとは……〕
配給されてた食べ物飲み物の器か、その最終結果の入れ物か。
〔って、ちょっ?!まっ〕
つまり、汚物をぶちまけにかかったとしても不思議じゃないよね、って話。
それをあのどんくさ……いや素の状態では身体能力が低かったあのサージが全回避できたとも思えないし、それにねじ曲がってとんがりきったプライドの持ち主だったサージが激怒しないわけがない。
ついでに言うと、数人から十数人をまとめて押し込んでた牢の中で、さらに奥に逃げるってことは、イコール他人を鉄格子の傍まで押しやって盾にすることと言ってもいい。
魔力酔いでネジがとんだサージは、おそらく、ここで吸収した魔力を身体強化に回したんじゃないかと思う。
塔から出てきたときのバランスの悪い体型は、膂力をかなり強化した結果だ。四肢だけは素手では普通の人間じゃかなわないゴリラ並みのごつさになっていたものね。
武装した兵士を懐に飛び込ませながら腕をへし折ってミイラ化させたぐらいに。
鉄格子を開けずともその隙間から――少なくとも身体の一部を――引きずり出すことができるくらいに。
四肢の一本でも引きちぎられたなら、人間はたやすく瀕死になる。
残された遺体を見るに、犠牲者がさらに奥の人間にすがり、もろともに引きずり出されたりもしたんだろう。
運良く手が届かない最奥に逃げ込んだ者ですら、鉄格子を破壊して牢の中に入ってきたサージに物理的に半死人状態にされて……みんな魔力を吸われた。
〔…………〕
リアルに想像するなよ?吐くものないんだから。
あたしだってこんな推測、好きでしてんじゃないよ。陰惨すぎて気が滅入るわ。
……まあ、サージが魔術師としての劣等感だけじゃなくて、身体面での貧弱さにも自己嫌悪なり引け目なりを常日頃から感じてたとしたら、それも関係するのかもしれないけどね。憐憫の気持ちは1㎎も持てないけど。
後はそのまま牢を抜け、不運にも出会った兵が危険を知らせる前に声を奪いながら、魔力をみんな喰らってミイラ化させつつ、塔を出た、というところじゃなかろうか。
残存している魔力の量が、ここに数十人の人間がいたとは思えないレベルだってことからしても、サージに吸い尽くされたんだろう、ぐらいには推測できると思うんだけど、そのへんどう?
〔んじゃ、訊いてみますね〕
「ベネティアス。おぬしはここに、これ以上の危険があると思うかの?」
「い、いえ。ここには魔力がありませんので、今の状況では悪疫すら発生できないのではないかと。屍も同様です。屍操術師ですら操ろうとしても難しいのではないでしょうか」
「そうじゃな。ならば、もうここは死者を運び出して弔い、あとは清めればよかろう」
その言葉に、ほっとした空気が流れた。
「お任せください。それは後ほど我らがいたします」
そう言ったのはアロイスの副官だ。確か、バルドゥスさんとか言ったか。
「ともかくここには危険はないのですな?ならば次は国境へ参りましょう」
そうアロイスがせかす。
……あーあ、顔の筋までひくついてるよ。こりゃ脳味噌が興奮しすぎて自分の精神的ダメージの深さや身体の過労に気づけてないっぽいな。部下や魔術士隊の負担にもだ。
頭蓋骨を向けると、カシアスのおっちゃんもかすかに頷いた。説得はよろしく。
「警備隊長。いや、アロイス。少し落ち着け」
「これが落ち着いていられるか!ただでさえ一晩待ったんだ、これ以上時間をかけてどうする!」
あの夜中の戦闘直後にすら、アロイスは早速偵察を行おうとしたのだ。
しかも、迅速な対応が必要だとか言い張って、砦の中のわずかな騎士たちをさらに分散して、塔牢の中と、魔喰ライと化した裏切り者を飛ばしちゃった国境の向こうの確認をさせようとするとか。
どんな下策だ。
さすがにその場でカシアスのおっちゃんがストップをかけてくれたけど。
正直、直接刃を交えてない人間もいるとはいえ、これまでの突貫作業に戦闘の緊張、死の恐怖に魔力減少としんどさはフルコースだ。
消耗してても戦い続けなければならんって状況ではないのだ、おっちゃんが止めてくれて正直助かった。
まったく、休みを取らずに移動してすぐまた仕事しろとかどこのブラック企業だよ。
「あのな、お前、頭打ったせいで状況が理解できておらんのではないか?」
「冗談を言え。今打てる手を打たねばあの魔喰ライを止められるか!」
「だからなぁ。しっかり滅びたと報告を受けてるじゃないか」
「信じられるか」
あ、それはさすがのあたしも傷つくぞ。これまで隊長たちに基本的には嘘なんてついてないっちゅうの。
「ほぉ……。それは、アロイスどの。わしが嘘をついているということかの?」
うっすら笑いながらグラミィが顔を寄せると、さすがにアロイスもヤバいと思ったようだ。
「これは失礼を申しました、賢女さま。されどこの城砦の警備隊長としては、我が眼でじかに確認をいたしませんと気が済みませんので」
「ならば、おれを信じろ」
「カシアス?」
「おれに一時警備隊の指揮権を預けてお前は休め。そんな失言がうっかり出るような状態では、今のお前に正しい判断ができるとは思えん」
「いや、しかし」
「酒を飲んでも眠れんというのなら、こいつで寝かせてやろうか?」
子守歌は歌ってやれんがな、と軽口を叩きつつもおっちゃんがでかい拳を示しながらせまれば、ようやくアロイスも苦々しげに頷いた。
「魔喰ライ相手にするよりひどい怪我をさせられるのは割に合わん。ここは素直に脅されよう」
「どこが素直だ。お前らしい悪知恵も働かせんような状態なんだ、大人しく寝とけ」
カシアスのおっちゃんのツッコミに、ようやく苦笑に表情をほどいたアロイスは、副長に頷きかけると砦内へと戻っていった。
「さすがですな、分隊長どの。俺たちでは隊長を止めきれませんでしたので助かりました」
「いや、こちらこそ指揮系統に割り込むような無茶を言ってすまぬ。悪いが、そっちの隊のことはおぬしの方が詳しかろう。休息や砦内の警備、国境への斥候などに分けるのは頼んだ。一人ぐらいはアロイスについてやっていてほしいが」
「かしこまりました。おい、グイード、頼むわ。あと伝達だ、フーゴの隊は待機、ラルスの隊にはここの後始末を。俺は分隊長どのと国境に出る。ついでにふらふらしてるやつらも外に連れてってやれ」
「はっ」
即座に魔術士隊の面々も抱えて牢を出て行く兵たちを見送ると、バルドゥスは肩をすくめてにやっと笑った。
「いやあ、カシアスどのがいらしてくださいって本当に助かりますよ。隊長はどうも俺らには甘えられんお人ですのでね」
「なんだ、それは」
うさんくさそうな顔になったカシアスの前で、副長は不意に真顔になると囁いた。
「分隊長どのは、隊長とは昔馴染みと伺いました。ちなみにどこまでご存じで?」
「……俺の知ってることぐらいはな」
ちらと副長の目があたしとグラミィを見て、納得したようだった。
「知らんことは、お気になりませんか?隊長に直接お聞きにならないんで?」
「無理に言わせていい話でもなさそうでな。おぬしは知っておるのか?」
おっちゃんの反問に、バルドゥスは鼻をかいて困った顔になった。
「目星はついてますがね、だからこそつついちゃいけねえもんもあるってもんでしょうな」
「至言だな」
おっちゃんが重々しく頷くと、副長はへらりと笑顔に戻った。
「ま、そんなわけで、分隊長どのには隊長のお守りを今後とも頼みまさぁ」
「おい、なぜそうなる」
おっちゃんのツッコミに大いに笑いながらバルドゥスは戸口へと向かっていった。
〔……つくづくインパクトのある人ですねー。あれでサブポジションとかないでしょ普通に〕
確かに。
曲者の部下はやっぱり曲者、ってことなのかしらん。
ね、あたしたちに聞かせるつもりで喋ってくれたバルドゥスさん?
閑話のネタばっかりがたまっていくのですがどうしましょうか。
アレクくん視点で見るボニーとグラミィとか。
この世界の神様のお話とか、カシアスのおっちゃんとアロイスの少年時代とか、この世界の貴族階級におけるきのこたけのこ論争的なお話とか。
需要があればアップしたいと思いますので、読んでみたいと思われる方はレビューやコメントをいただけるとありがたいです。