追跡
本日も拙作をお読みいただきまして、ありがとうございます。
しまった。してやられた。
言葉にするなら、まさにそれ。
星屑たちをいいように引き回している『運営』――ラドゥーンどもを、帝都レジナから燻し出すのが、そもそものあたしの最終目的だった。
だけど、それなら、逃げ場のないように、レジナの周囲にもっと兵を伏せておくべきだったのだ。
西のアビエス河にはラームスたち樹の魔物たちが、南のテストゥド平原と、そこを通る二街道はあたしたちがいるのだから大丈夫、なんてのは思い込み。そもそも余力がないというのも、事ここに至っては言い訳にすぎない。
……いや。
いくら多勢を伏せといても、アロイス並の反射神経とコールナー並の移動力がなければ、結果は同じだったのかもしれない。
そう、幻惑狐のうちの一匹が心話で伝えてくれたのは、レジナから見て北東、街道近くにあった目立たぬ小さな納屋、それが大きな音とともに吹っ飛ぶ光景。
そして、その中から現れた自動車が、凄まじいスピードで走り去っていく姿だったのだ。
……。
…………。
……………………。
〔ぼ、ボニーさん!〕
は。
あまりにも想像をぶっちぎった物体に、さすがのあたしも一瞬思考停止に陥ってた、みたいだ。
気づけば同じものを幻惑狐に化かして見せてもらったらしいグラミィに、思いっきりローブの袖を振られていた。
ええいっ、いい加減振り回すのをやめんかい。あたしのお骨な腕は神社の鈴紐じゃないんだぞっ。
〔いやだってあれ自動車ですよねマジですかあれ世界の常識に挑戦するにも限度があるってもんじゃないですか。そもそもどうやってあれ作ったんですかそれとも持ち込んだんですか誰がですか〕
……ええから落ち着きなさい。思考に読点がなくなってるぞ。
自分よりてんぱってる人を見ると落ち着くしかないというやつらしく、ようやくあたしの物理的にはからっぽな頭も回ってきたようだ。
流線型のスポーツカー、のように見えたが、あれはあくまでもモドキだろう。と思う。心話で送られてきた幻惑狐の聴覚には、エンジンや電気モーターの動作音らしきものは届いていなかったみたいだし。
だが。問題はだ。
「どうなさいました、シルウェステル師」
「レジナから逃げ出した者がいると、幻惑狐たちが教えてくれましての。それもプロテージット門近くの脱出口より」
「なんと」
端的にグラミィが告げると、みんなの表情が一斉に変わった。
そらそうだ。
貴重な戦力や城砦都市すら捨駒として放り出し、目をそらさせようとするなら、逃げ出した者はそれ以上に価値がある――当人たちの主観では確実かもしれないが、客観的にはどうだろう――ということになる。
だが、それよりも。逃げ出すのがこのタイミングってことはだ。
「槍騎兵どころか、帝都レジナそのものも捨石扱いとは。なんとも恐れ入る」
「さだめし身分のお高い方なんでしょうなぁ……?それこそ、あっしら一介の漁師ごときがお目にかかれるわけもないような」
「それはそれは」
アロイスたちランシアインペトゥルスの騎士や、グラディウスの船乗りさんたちが獰猛な笑みを浮かべているのも当然だ。
魔術士団でもないかぎり、個人主義の色合いが強い魔術師に比べ、彼らは集団でことに当たることが多い。
斥候や弓兵、舵取りに風読みと職能がそれぞれ違うのは当然だが、そこに優劣など存在しない。互いに命を預け合っているという自覚があり、能力を認め合っているからこそ固い信頼関係で結ばれている。
その彼らにとっては、自分の仲間を蜥蜴の尻尾切りに使い、防御も固めずに早々に逃げ去った連中が、たとえいくら高い地位にあろうとも、いやそれならばいっそう許せないのだろう。
「ぜひともその高貴な面とかいうやつを、とっくり拝ましてもらいてえもんですな」
「こういう場合は拝謁っていうらしいですぜ、クルテル坊ちゃん」
「小難しい言葉なんざいらねえよ!あと坊ちゃん呼びはやめろってんだ、ノワークラ!」
そのままじゃれ合いになりそうな会話を咳払いで止め、アロイスがあたしに向き直った。
「幻惑狐たちの知らせだけでは、どのような相手か知れませぬ。囮と言う可能性もありましょう。ですが見過ごすべきではございますまい」
「うむ」
「でしょうな」
アロイスの言葉に、アーノセノウスさんどころか、グラディウスの船乗りさんたちもそれぞれ頷いていた。
彼らこの世界の人間的には、逃走者の正体をスクトゥム帝国の皇帝あたりと想定しているのだろう。
〔でも!あの自動車は!〕
だね。自動車モドキの存在からして、逃走者がラドゥーンたちであるか、少なくともラドゥーンたちと強い繋がりを持っている可能性が高い。
いずれにしても、ようやく根城から姿を現した、首魁らしき存在だ。
だが――どうやって追う?
あたしたちは消耗している。半日近い戦闘の果て、矢は尽き、魔術師も戦士も疲弊した。深刻な怪我を負った者は少ないが、手当の必要な者もいる。カリュプスに出かけてった時とは違うのだ。
あたしも星屑たちから見れば囮として姿を見せる以外、魔術一つ撃ってたわけでもないだろうが、グラミィともども迷い森と隠し森を顕現維持するのに、結構な魔力と集中力を使っている。
なにより、逃走者たちの手段も問題だ。
この世界にあっては信じがたいほどの速度は、車体の形もあってのことだろう。
平たい流線型はGをも思わせ……いやいやげふん、並の馬では追いつくのは無理じゃなかろうかと思ったほどだ。
「シル。――いや、シルウェステル・ランシピウス名誉導師。追っ手を願う」
口を開いたのはアーセノウスさんだった。
「我々が執りうる手段のうち、上流に向けて馬より早く移動できるのは、そこの一角獣に乗るか、空を飛ぶかであろう。いずれにせよ、お前、いやそなたにしかできぬ」
……それは、確かに正しい。だけど、ここであたしが抜けたら、残された人々の戦力、特に魔術戦力はがた落ちだ。
その上、迷い森も隠し森も、あたしやグラミィじゃないと構築も維持もできない。いざという時の逃げ場所としては、これまで使ってきたものの、船はやや心許ない。
逃走者との間に立ちはだかるレジナ、周囲に逃げ出した星屑たちの存在もある。
確かに星屑たちは一度戦意を失い、戦場から逃げ出した。
だけど、タワーディフェンスが始まらないなと疑問に思った連中が、レジナから出てきたら?ほとぼりが冷めたと見計らい、街道伝いに逃げてった連中が戦場漁りに戻ってきたら?
あたしたちを視覚的に嵩増ししてくれていた霧は、もうとっくに消えている。
見えた寡兵に警戒を緩め、残党狩りクエストだと向かってきたら?
戦場には心理的にも物理的にも罠は豊富に撒いておいた。そいつにことごとく星屑たちは引っかかってくれた。
だから、いくら彼らが脳死で突撃するほど楽天的とはいえ、さすがに全滅直後に襲ってくることはない。と思いたい。
だけど星屑たちの警戒心がどこまでサボらずお仕事するかは、彼らに仕込まれた思考傾向の強さにもよるのだ。
そもそも、たとえレジナ総人口の数分の一程度であっても、新たな戦力がレジナから出てきたら、苦戦するのは確実だ。
六千なんて人数はいらん。その十分の一であろうと、物資気力体力すべてが充実した兵士たちを相手にしてみろ、今度はこっちが全滅したっておかしくはないのだが。
「戦力のことならご懸念なく」
悩んでいたらアロイスに断言されてしまった。
「たしかに、もはやカリュプスより持ち帰りました矢もございません。ですが投石帯は、船に残った者だけでなく全員に行き渡るほどございます。師のお造りになったあの弾も、まだ」
……ああ。問題児があったか。
あたしに眼球があったら、思いっきり遠い目になってたにちがいない。
アロイスのいう『あの弾』というのは、試作品のことだ。
投石隊に渡した、魔術陣を刻んだ石弾は、どれもいろいろ組み上げた魔術陣のテストをしてから、実用化したものである。
だけど、テストをしたものの中には、実用に至らなかったものもあるわけですよ。
思ったような効果が出なかったから没、というのはまだいい。問題は、想定したより効果が出過ぎちゃって危険だったから没、というのも若干あったことだ。
問題児の発想の種は、アーノセノウスさんお得意の『延伸』だった。
これは魔術の術式にさらに条件式を添加する形で射程をとんでもないレベルにまで延ばす、言ってみれば補助術式とその付与技術からなる。
補助術式である以上、『延伸』は魔術にしかつけられない。が、条件式の添加である以上、魔術陣に組み込むことはできないか、もしくは別の条件式で同等の効果が出せないかとあたしは考えた。
そこで『重力方向と直角に移動を始めたら、次の一秒は前の秒の倍の移動速度になる。固体もしくは液体と接触するまで』という魔術陣を刻み、試しにアビエス下流めがけ、ぽーいと投げてみたら。
……空気の壁をぶち破ったせいで衝撃波が発生してしまいましたよ。
もちろん、即座に封印指定しました。
「あれでしたら、アーノセノウスさまの真似事もできましょう」
影のないアロイスの笑顔が恐ろしい。
たしかにあれなら、ここから素手で投げるだけで、レジナの城壁にストライクするでしょうけれども!
運動エネルギーって破壊エネルギーに変わるのよ。いくら固体や液体に接触したら、なんて停止条件つけたって、あれが万が一にでも人の頭に当たってみろ。スイカ割りを通り越して血煙爆散にでもなりかねんのですよ。
たとえ直撃は免れたとしても、敵味方お構いなしに衝撃波で吹っ飛びかねないからなあ。
それにだね。
「『投石帯での使用は禁止としたはずだ』」
強力すぎる魔術陣弾を投石帯で飛ばすとか、危険すぎるんですよ。
投石帯というのは、文字通り革や布で作った帯、もしくは真ん中に弾受をつけた紐に弾をはめ、それを片手で振り回し、回転させることによって射出に必要な運動エネルギーを弾に与える射出武器、なのだが。
船乗りさんたちにも渡した間に合わせの即席投石帯は、やっぱり作りが雑なので、弾が発射モーション前にぽろんと落っこちる、なんてこともけっこうあったりするのだ。
おまけにしっかりした作りの投石帯だって、外れることもあるわけですよ。
もし問題児が、万が一にでも変なところで外れて、ポロリでもしたら大惨事間違いなし。
「おや残念。では『あの弾』は、手で投げさせましょう。他の弾の使用許可はいただきますが」
真の狙いはそっちかい。
表情筋と皮膚があったなら、あたしはさだめし苦い顔になっていたに違いない。
確かに没となった弾の中では、問題児が貫通力という意味では図抜けている。
が、他の弾も結構な問題作ば多いのだ。
たとえば信号弾用に音と光の出る弾も作ったのだが、あれだって、敵に撃ったらスタングレネード弾にしかなんないというね?
しかも、空高く打ち上げて使うことを想定していたから、爆発の威力も抑えてはいない。
あたしが使いまくってたスタングレネード火球の数倍は威力が出るんじゃないかなあ……。
地上で三尺玉花火が炸裂した、ぐらいの被害は出るだろね。確実に。
〔アロイスさんが悪用すると、向こうの人たちがかわいそうにしか思えないんですが……〕
グラミィの心話には完全同意せざるをえない。
なにせ発火陣を彼に渡した戦犯はあたしだが、そいつをアルボーの港で容赦なく盛大にばらまいた前歴がアロイスにはある。『味方以外すべての者にとってのミセリアの指先』とまで言われた彼なら、被害が深刻になるように、周囲が壁に覆われているような場所とか、建物の中のような密閉空間に放り込むくらい、平気でやるだろう。
「……『ほどほどにするように』とのことにございますがの」
「師が持ち帰ってくださった槍もございますゆえ、ご安心を」
さらなる問題児のことを持ち出されて、あたしは額の骨を抑えた。ますます安心できるかいっ。
アエギスの戦いでちゃっかりと何本か拾ってきていた魔力吸収陣付きの槍を、あたしはカリュプスから戻ってきてから、魔喰ライの王への祈祷文部分を片っ端から削っておいたのだ。魔術陣だけは残して。
なんせ、祈祷文を削っていない槍の威力は冗談にならんのだよ。まさしく諸刃の剣。槍だけど。
そのおかげで、刺したものから魔力を吸い取るという、槍の強力なデバフ能力は残った。ほどほどに威力を弱めた形で。
刺したものから魔力を吸い尽くして灰燼に帰すようなトンデモ武器なぞ、強力な毒と同じだ。敵にだけ向けばいいが、味方だけを害さない、なんて保証なぞないからと施した予防策だったのだが。
グラディウスの船乗りさんたちてば、銛に使えませんかねえ?だもん。
……確かに、ゲラーデのプーギオが使って見せたように、銛は彼らの得意な得物の一つではある。
武器も消耗品なので、扱えるとわかっている得物に複数ストックがあるのなら、有効利用すべきなのだよね。
槍が魔術陣を刻む都合でなのか、シンプルな一本刃のもので、グラディウスの船乗りさんたちが扱いやすい形だったってのもあった。
そこで毒塗ってある槍より危険なんだよと、使い方には重々注意をするようにと伝え、魔術陣とはつながりのない石突きに、銛っぽくロープを結べるように細工を施したりもしたが。
あくまでも防御用の予備のつもりだったんだよう、あたしはぁ!
「我々とて、やわかスクトゥムには劣りませんや」
「おれたちの船はシルウェステル師がお戻りまで、おれたちの手で守ってみせまさぁ」
「……『頼みにさせていただきましょう』」
船の護衛についていた船乗りさんたちが胸を張り、あたしはいろいろ諦めた。
「『ですが過信も無理も禁物とお心得ください。警戒すべきはレジナ、可能な限り戦闘は避けるべきと』」
「心得ました」
ええ、これ以上の戦闘が起きないことを、四方八方の安寧のために、心から願ってますとも。
カリュプスに後退は……できればいいが、期待はしないほうがいいだろうなあ。
ヴィーリは、というか森精たちはスクトゥムの、星屑たちの敵ではあるけれども、こちらの完全な味方ではない。
「なんでしたら、船を今少し下流に動かしときましょうかね?」
「『願いましょう』」
船乗りさんの一人の申し出に、あたしは即座に首の骨を頷かせた。
攻撃面だけでなく防御、あるいは撤退の方にも是非意識は割いといていただきたい。
「『万が一のことあらば、手筈通りに』」
「わかってまさぁね」
「アビエスを下り、ロリカ内海へと出るのですな」
ヴィーリが伝えてくれた通りなら、現在ロリカ内海は、海森の主、ドミヌスの手中にある。
いや、彼が森になってしまったことを考えるならば、手の中というより胃袋の中といった方が正しいかもしんない。
森精であり、しかも森になってしまったドミヌスは、かつてスクトゥムに命すら危ぶまれるような目に合わされたこともあり、人間というものが基本的に嫌いだ。
が、船団の船にはラームスの欠片たちがいる。糾問使の時、ドミヌスの島に上げてもらったメンバーであるトルクプッパさんもいる。欠片づてであたしやグラミィの情報を送れば、話ぐらいは訊いてもらえるんじゃないかなあと思うわけですよ。
一応だが、あたしもプルヌスたちを通じて、この戦いでの星屑たちの振る舞い、あたしたちの対応を積極的に樹の魔物たちネットワークに伝え続けていたりする。
彼ら樹の魔物の知覚だけでは、人間の動向なぞ、それこそ国家単位の人数が動かねばわからない。だから森精たちも幻惑狐たち、他の魔物から得た知覚情報を組み込んでいるのだが、そこにあたしたちの情報が加われば、精度はぐんと高まる。
それが闇森の森精たちにほぼすべて筒抜けになるだろうとも理解しているが、これほど広範に樹の魔物たちの力を借りることができ、ついでにドミヌスにも協力……というか、目こぼしを願えるのなら、対価としては格安なくらいだ。
問題は、森になってしまったドミヌスは心話でしか話ができないということだが。
「『コッシニアどのは、コールナーとも話ができましたな?その時は、お力添えを願うかと』」
「かしこまりました」
スクトゥムの、星屑たちの敵であるということを伝えれば、味方にはなってくれなくてもハマタ海峡まで通してもらえると思うのよ。
スクトゥム帝国からの脱出ルートとしては、これが最適解だと思う。
「ハマタ海峡まで出りゃあ、こっちのもんでさ」
グラディウスの船乗りさんたちがにやりと笑った。
本職がそういうのならこれ以上、船や戦闘ド素人なあたしが口を出すようなことでもない、か。
「『ならば後を頼みまする』」
それまであたしの伝えるとおり、舌をを動かしてくれていたグラミィがちろりとあたしを見た。
「わたくしも師と参りますゆえ」
グラミィ?
〔なに一人で行くつもりになってるんですか。ボニーさんだって、しこたま魔力使ったあとでしょ?そりゃあたしだって使ってますけど。最悪残りをボニーさんに魔力譲渡するくらいはできますからね。拒否られてもついてきますからね〕
周りの人にわからないよう、器用にあたしだけ睨むんじゃないよグラミィ。
……はあ。しょうがない。じゃあ、一緒に来てよ。
ただし、安全第一で。
〔そこはわかってますとも〕
「いや、しかし、それは」
困惑した様子のアーノセノウスさんに向かって、グラミィはにっこり笑顔を作って見せた。
「わしも空を飛ぶことぐらいはできますでの」
これには非魔術師どころか、アーノセノウスさんを始めとした魔術師たちすら顎を落っことした。
いやでもマジかい、グラミィ。いつの間にそんな腕上げてたの?
〔ボニーさんやプルヌスたちの助けを借りれば、ですけど〕
……そういうことかい。確かにそうだけどさあ。
「シルウェステルさまの舌人であるということは、森精たちの森に入るを得るとは、そのようなものでございますとだけ申しましょう」
〔こう言っとけば、あたしがついてくことに説得力も出るでしょ?〕
「……そうか」
つるつると言い立てたグラミィの言葉に、あたしとの心話の内容の聞こえない人たちは、なんとも神妙な顔で頷いた。
それはいい。いやよくないんだけど、それよりまずいのは、二人して魔力が心許ないということだ。
ここから空飛んで追跡するというのは、例の二人羽織飛行でも十分可能だ。だけど魔力不足で途中墜落とかいやだぞあたし。
(ならば乗っていくがいい)
コールナーが鼻先を寄せてきた。
(……よいのか?)
(あたりまえだ)
〔どうします?時間をかければ、向こうはどんどん遠くなる〕
グラミィが冷静に突っ込んできた。
……わかった。これ以上ぐだぐだと考え続けて、チャンスを逃すような真似はできないな。
魔力を道中回復していく方法も思いついたし。




