―報復―
どうも、祈りです。
今日はカラオケが中止になったので朝から自由だ!
というわけで休日を満喫してます。
では本編へどうぞ!(っ´ω`)っ
何時間も歩き続けた。未開拓の地は自然がそのまま残っていて食料には困らなかった。しかし人間がまったく手を加えてないため甘くない果実、もう飽きた。
初見の大型モンスターと遭遇したが、白竜に恐れて道をあける、変わりに小型モンスター、カモガァが3匹も寄ってきた、この森のピラミッドで一番低いカモガァはまだ家畜化されていないためか危機感知と知能はそれなりにあったのだろう。俺とグランデールは食べようとしたが...マルスとガイに止められた。
「とまれ!」
ん?やっと人を見つけた。
「ああ、あんた...開拓者ギルドの場所を聞きたいんだが」
見つけた男性は軽い鎧にロングソード、ソロで探索をするときによく見るスタイルだ。腰には短い木製の杖、少し魔術を使えるらしい。
「聞いてどうする」
「どうするって生活費を...」
「その少年を売ってか!」
なるほど、男性が敵意剥き出しなのか俺とグランデールを奴隷商人と勘違いしてるかららしい、マルスとガイは貧乏な地下での生活をしてきたからボロボロの布切れを着ている、間違えられるのも無理はない。
この世界に奴隷は多い、貧富の差が激しいのが原因だ、スラム街で奴隷商人に捕まっても受け入れる人すらいるほどに、当然納得いかない人が多いが、そして奴隷商人は誘拐犯として一般市民から非難されているが、貴族や王族に保護されるケースが多い。
「あー、いいんだ場所さえ教えてくれれば」
説得は諦める、こういうやつは途中で間違いに気づいても羞恥心からそのまま話を通すめんどくさいタイプだ、普通の商人をやってた経験がそう言っている。
「ふざけやがって...皆来てくれ!」
ソロの開拓者じゃないのかよ。
「おう、見つけたか」
「ああ、今度のはかなり働けそうだぜ」
その一言で俺とグランデールはすぐに察した、こいつら奴隷商人だと。恐らくこの未開拓の地に転移させられたのは俺達だけじゃないと、武器も持たない一般市民が転移したことを聞いた奴隷商人達が開拓者に紛れていい商品を探しに着ていることを。
「あの竜が邪魔だが、こっちは30人いるんだ、問題ない」
こいつら、竜をなめすぎている。一匹で戦争を終わらせられる戦力に、開拓者でもない輩が何人でかかってきても勝てるはずないのに。
はぐれ竜の討伐ですらトップクラスの開拓者が20人以上いないと依頼を受けることを認めて貰えないのだから、その中に何人開拓者が混じっていようと、金のために人権を犯すような開拓者に勝てるものか。
「白竜さん!」
マルスとガイは白竜の背中に乗って怯えている、そこなら安全だろう。
「さてグランデール、俺は久しぶりに人を殺したいと思ったよ」
「ああ、俺もだ」
俺は特製グローブを強く装着、この外道達をここで殺そうと、ここは未開拓の地だ、大型モンスターに殺られたと考えるだろう。つまり殺しは合法だ。
「ふっふ、殺さない程度に殺っちまえ!」
ブゥワンと音を立てて炎が放たれた、数名魔術師が混ざっているのだろう。俺達と奴隷商人最前列までの距離は10メートルほど、この距離で足場を泥沼にするといった妨害魔術を使わないあたりパーティでの戦闘は慣れていない、もしくはそこまでレベルは高くない。
「はっ、おっせえよ!」
炎は簡単に避けられる、この人数相手では浮いた駒を殺っていくしかない、あえて挑発的な態度をとる。
「なめるなよ!立場分かってんのか!」
挑発はすぐに成功した、はっきりいって対人戦闘で魔術師は向いていない、炎を飛ばせば味方に当てる危険があり、妨害魔術は範囲が広いものが多い、結論、味方が邪魔なのだ。
「一人目」
小さく呟いて、振り下ろされるロングソードを拳で防ぐ。身の危険を感じてすぐに下がる剣士だが、その動きに合わせて拳を強く前に突き出す。
hit。顔面に拳が命中、しかし思いっきり吹き飛ばしては奴隷商人が陣取るところまで飛ばしてしまう。相手の顔面に当たって吹き飛ぶ瞬間、しゃがんで相手の足を掴む、足を原点として弧を描くように地面に叩きつけられる剣士。
「一人目だ」
剣士の顔面に再び拳を振り下ろす。固い何かを砕く感触が手から伝わって思わずにやけてしまう。
瞬間、空気は凍りついた。
読んでいただき感謝です。
アラン編がここから少し続きます、アランはとにかく動かしやすい。
楽です。
ではまた明日、お疲れさまです。




