―責任―
どうも、祈りです。
お手にとっていただき感謝です。
前書きと後書きが崩壊してる私ですが、いつも通り前書きに書くことがありません。
本編へどうぞ!(っ´ω`)っ
「やっぱこうなってるか」
町の端から端、城まで走ってきたグランデールとミナト、二人の前には壁があった。
住民の壁が。
住民は少しでも城に近づこうと押し合って時には怒号が飛んでいる。城以外にもレリアに入ってきたとき通った役所のような場所、そこに設置された門にも住民がいるが、門は上がっていない。
「兵長!」
住民を守るように槍と盾を装備した衛兵が自分達の頭の存在に気づいて近寄ってくる。
「あのジジイはなんつってた」
グランデールの表情が怒りに覆われる、衛兵でもその表情を見たことがないのか、グランデールの怒りの表情を見て気圧されている。
「それが、黒翼を城に入れるリスクを提示されて」
「ちぃ、んなこと考えてる状況じゃねえだろうがあ!」
そしてグランデールは何か思い付いたような仕草をしてミナトに話をふる。
「そうだ、お前のドラゴンで壁壊してくれよ!」
明らかに希望を含んだ顔をされると心がいたい、ドラゴンと話が出来るのは確かだった、しかし一方的に話を聞かされるだけで、まだ自分からドラゴンに話しかけるというのは出来ない。
「すいません、アイツは黒龍を相手にしてて」
俺が目をそらすとグランデールは申し訳ないと言わんばかりに顔を曇らせて小さく頭を下げる。
「しゃあねえな、俺の責任で門を開ける」
「そんなこと出来るんですか」
それが出来るなら最初からそうすればいいのではと思うが、そんなことを考えて門に向かって歩いていく背中を見る。
すぐに住民の怒号とは違う怒号が聞こえてきた。
「ふっざけんなよ!なんで上げねえんだよ!」
「国王からの命令で...」
住民には強くでて無理の一点張りだった門番の国王直下の兵士も、衛兵の頭が出てきて言葉が弱くなる。
「時間ねえんだよ、おら!レバー上げるだけだろうがあ!」
「...ひっ...ぅぁ」
完全に気圧されて後ろに倒れる兵士をよそに、グランデールは大きなレバーを上げる。
―ガタガタ―
歯車でも回っているのだろうか、にぶい金属音が一定の感覚で繰り返され門がゆっくり上がっていく。
―ワアァァァァァ―
なんの規則性もない、何を言ってるか分からない歓声を上げながら住民が門を通っていく、俺の記憶が確かなら草原と一本の道があるな、と考えていると突然風が吹いた。
「よっと」
そんな声を上げてアランが空から降ってくる。
正確には白竜の背中から飛び降りた。
無駄なとこでカッコつけなくていいですよ、という言葉は心にしまって白竜が着陸するのをまつ。
ドシン!という音とともにアランが手招きしているのが見える。
「グランデール、行こうか」
「ああ、門しっかり守っとけよ!」
そういって白竜の背中に飛び乗る二人。
その背中は何か覚悟をしたかのような、重たいが信頼できる何かを纏っていた。
「アラン!」
だからこそ安心して声をかけることが出来た。
「城に行くんでしょう、俺も!連れてってください!」
その言葉を聞いてアランの顔が曇る。
だが、そんなアランの肩をグランデールが強く叩いた。
「アイツは守りたい仲間なんだろ、なら近くに置いとけよ、またお前後悔するぞ」
「...分かった、乗れ」
しぶしぶという表情だが、アランは俺を信じてくれた。それが何故か異様に嬉しかった。
空に飛び立つような勢いで白竜に飛び乗った。
読んでいただき感謝です。
祈りです。
私は小説を読むとき、とても羨ましく思います。
好きなことを仕事に出来る、そんな良いことはないですからね。
私は細かい設定とかいろいろ考えてるのですが、身分が身分です、細かいところに手を出す時間がないです。
小説家の皆さん、頑張ってください。
では又は明日、お疲れさまです。




