―挑戦―
どうも、祈りです。
今日は早いでしょ、夜は予定が入ってるので書けない可能性があるので今書きます。
では本編へどうぞ!(っ´ω`)っ
レリアの住民は二種類の人間に別れていた。諦める者と抗う者だ。
国王は住民と抗い、住民は死に抗い、衛兵は支配に抗う。
ミナトとリーナは今まさに死に抗う、黒翼の剣士二人と正面からの勝負。目抜通りのため地形を活かした戦闘は出来ない。完全に実力を比べる戦闘になる。
全速力でミナトが黒翼に走っていく。足音が聞こえることなど気にしない、爆音が鳴り響く町でそんなこと考えてる暇などない。
案の定、物色中の剣士がミナトの接近に気づく。その瞬間、黒衣の剣士はニヤッと嬉しそうな笑みを浮かべる。
「ハァァァア!」
黒衣の剣士まで3歩手前で飛び上がり、加速度をつけて縦に剣を振り抜く。
しかし、その剣は届かない。黒衣の剣士が右手で慣れた手つきで剣を抜き、自分の体に当たるのを阻止する。その動きでミナトは自分より剣速が速いことを理解した。
「おーおー、やるねぇ」
ゆらゆらとした動きで剣を構える黒衣の剣士。その光を通さない幻影のようなマントに黒光りする籠手や胸当てはそのおぼつかない立ち方に妙にマッチしている、しかし顎にあるちょび髭、年齢的にはあまりマッチしていない。
「もったいないよな、強そうなのに...ここで終わりかよ」
自分より剣の腕があることを察して、あえて傲慢にいい放つ。その言葉に秘められた感情は恐怖であることを黒マントの剣士は直感的に感じる。
「なかなか頑張るじゃねーの兄ちゃん」
黒マントの声は立ち振舞いから想像できるような軽い声だった。
しかし両者はまだ剣を振れば確実に届く、そんな至近距離にいる。お互い右手で剣を右に振り抜く。
―ガッ―
―ガッ―
二つの乾いた音が聞こえる。
お互いが相手の右手を左手で抑え、剣を止めている。
お互いの目が合う、ニヤッと笑う黒マントにミナトも凶暴な笑みで返す。
にらみ合いを破ったのはミナト。ミナトが前方に黒マントを巻き込んで倒れる。黒マントは少しだが鎧を身に付けているためか、ミナトより細かな動きが出来ず、初動が遅れた。
ミナトはまたしても口角を吊り上げ、目を大きく見開き凶暴な笑みをして吼える。
「おっしゃぁぁぁああ!」
ミナトは剣を握ったままの右手で黒マントの男の左目を殴り付ける。少し奥に入った感触と骨ではない、少し柔らかい感触を感じる。
「グァアッ!」
しかしただ黙って殴られてるわけにはいかないと、黒マントの男も右手に剣を握ったままミナトの顔面を殴る。柔らかい感触があった後に硬い感触がきた。
「うぐっ...てめっ!」
後方に吹き飛びながらも右手に握りしめた剣を下に持ち変え、黒マントに向かって突き刺す。
「...ァァァハァッ!」
ミナトが吹き飛んだせいで、ミナトの剣は黒マントの男の左脇腹に突き刺さり、足の方に向かって皮膚を裂いていく。
初手を物にしたのはミナトだ。リーナは二人の血生臭い戦闘を見て息をのむ、そしてそれは黒衣の剣士も同じ。黒マントは自分より弱いと思っていた相手の予想だにしない一撃に恐怖し、もう一人の黒衣も凶暴な笑みで繰り出される無慈悲な一撃に恐怖する。
「ほら...なかなかやるだろ」
今度はミナトが挑発する番だった。最初にやられた通り、ゆらゆらと立ち上がりニヤリと挑戦的な目を向ける。
「...はっ、悪かった、侮っていた」
黒マントは急に性格を変えて右手で左脇腹を庇うようにして立ち上がる。
ミナトは黒マントの真剣な眼差しを見て笑みを消す。そして相手の全ての行動を見逃さないように極限の集中力で相手を迎えた。
どうも、祈りです。
読んでいただき感謝です。
黒マントの男の名前は決めてません、はい。
ミナトは真面目ですが、割りと悪のりするタイプです、リーナは、なんでもありなんで、はい、あんまリーナは設定を細かく決めてません。
ではまた明日、お疲れさまです。




