―立つべき場所―
どうも、祈りです。
お手にとっていただき感謝です。
三桁越えましたね、私は何かを越えた気がします。
三日坊主が治ったのかな。
では本編へどうぞ!(っ´ω`)っ
「ちぃ...翠嵐!龍どうしだろ、説明できないのかよ!」
ミナトは焦っている。
ミナトだけではないが、全員冷静さを取り繕っているが、内心は恐怖に支配されている。
『龍は生物すべての言葉を理解する...だが激昂したあの状態では声は届かん』
ミナトの脳に直接声が響いた。
『...っ』
何度か感じた浮遊感、収まったとき。
ミナトは戦場に立っていた。
黄昏時の古戦場だった、周りには戦士の血まみれの鎧が転がっている。
『...なんでこんなところに呼んだ』
顔を強ばらせるミナトに翠嵐は目を細めて言う。
『私がこの世界を作ったのではない、お前が想像してる私に会うべき場所だ』
ミナトは否定できない、今この恐怖に身を任せてしまえば、こうなることを理解したからだ。
『お前は...今どこに立っている』
『どこって、荷車でお前を呼んで...』
『違うな...この戦場が今お前が想像してる先だ』
ミナトは絶句した。
理解した。
今このままでは翠嵐に守られた自分だけが生き残るだろうと考えている自分に。
『今俺が何もしないまま逃げたら...こうなると?』
恐る恐る聞いた。
『それは分からない。お前が想像してるだけだ、そうなるとな』
考えた。今荷車で皆と逃げる道を選べば、翠嵐に全てを任せることになる。翠嵐が勝てなければ終わる状況だ。
なら...今考えてることと違うことをやればこの想像を変えられるかもしれない。
俺一人が生き残る道の逆のことをすればいい。
『俺を...乗せてくれ』
『いいのか、何も出来ないかもしれんぞ』
『構わない』
あえてこの世界だからこそ我が儘に言う。
『全部守る!他人に任せてられない!俺が変えてやる!』
「翠嵐」
ミナトが飛び乗る。
「俺と翠嵐が止める!はやく進んでくれ!」
荷車からいろいろな声が聞こえてくるが、その声は無視する。
リーナはまだ分かってくれないだろう、ギールスも、安全主義者のアルベールも。
ショウならわかってくれるはずだ、長い付き合いなんだから、俺がここぞというときに頑固なのは理解してくれてるはずだ。
「さてと、初めて命を張るよ...」
翠嵐はただ自信ありげに睨みあうだけだ。
「守る側って、守られる側と変わらないね...この緊張感」
ショウがなんとかしてくれたのか、全員俺の言葉を信じてくれたのか、荷車は前に進んでいく。
「はっ...守るほうが楽かもな...責任も不安も、感じなくていいんだから」
この気持ちなら...何でもできる。
ミナトも翠嵐と共にどす黒く存在感を放つ龍に剣を向けた。
読んでいただき感謝です。
戦場に立ったことないので、ご自由に戦場を想像してください。
前にミナトと翠嵐が話した場所、それも一応意味を持ってます。
私がここがいいとか、そういう感情ではありませんからねっ。
ではまた明日、お疲れさまです。




