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今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

P・M・G

作者:疎陀 陽
 ――私と契約して、『魔法少女』になりませんか?


 そんな言葉を掛けられた少女、鹿島恭子。幼い頃から憧れていた『魔法少女になる』という夢への扉に手を掛けた恭子は、この世界を救う『魔法少女』になって――

「……いや、キョーコさん? 流石にその説明は無理がありませんかね?」
「やかましいわ!」

 イケメンの『マスコットキャラ』、アルフに半ば騙し討ちに近い形で『魔法少女』にさせられた鹿島恭子。それでも幼い頃からの憧れだった魔法少女になった彼女を待ち受けていた、強大な敵に彼女が勇敢に立ち向か――

「だから! マジでウチのマスコットキャラが使えないんだけど! そもそも、『ナマケモノ』って何よ! あんまり可愛くないし!」
「いえ、それはイイんですけど……命を懸けて戦う割には、少しばかりお給金が安いのではないかと……」
「マジで勘弁してよ! 私、今デート中なのよ! なんでこんな時に呼び出すのよ!」
「ってか、勝てる訳ないでしょうがあんな敵! なによ、頭が三つあって火を吹く犬って!」

 東に『彼氏に振られた!』と嘆く魔法少女が居れば『私にも彼氏がいない』と宥め。
 西に『給料が安い!』と不満を述べる魔法少女が居れば『私の方が低い』と肩を叩き。
 南に『敵が強すぎ!』と怯える魔法少女が居れば『私なんて魔法すら使えない』と慰め。
 北に『疲れた』と言う魔法少女が居れば『ふざけるな』と喝を入れる。

「いや、なんか違う! 私の憧れてた『魔法少女』となんか違う!」
「ははは~。現実はそんなモノですよ~。あ、キョーコさん。仕事です」

 今日も今日とて恭子は駆ける。強大な敵――『魔法少女の待遇改善』に向けて!

「いやぁーーーー!」

 頑張れ恭子! 負けるな恭子! 魔法少女の労働条件は君の双肩に掛かっている! 

「ってか、何処の世界にパートタイムの魔法少女が居るのよ!」

 ――パートタイマー魔法少女、鹿島恭子の冒険が今、始まる!
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