表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
124/143

124 また、新しい情報

アクセスありがとうございます。

 掲示板では、すでに昨日報告したシナリオイベントについての検証が行われていた。


 チャプター1で俺と同じルートを辿れた人はいなかったが、チャプター2では俺の情報をもとに情報を集めギルドへ持ち込んだところ同じような展開になり、難易度がかなり低くなっていたようだ。


 でも、俺と同じレベルに難易度が下がった人はおらず、チャプター2を俺と同じ難易度でクリアするには、チャプター1の最高難易度をクリアする必要があるのではないかとのこと。


 ただ全体的にクリアはしやすくなったのだが、ギルドに持ち込む情報を集めるのが難しいため、初心者には推奨できないルートだと判断されたようだ。


 大佐と少佐は、シナリオイベントの途中で軍からいなくなるが、処刑されるルートは今回のルートだけだと掲示板では、大盛り上がりを見せている。


 そんなことをしていると、指定された座標に到着する……またか。


 新しく座標が表示され、そちらへ向かってショートジャンプを繰り返す。


 次の座標に到着すると、


「でかいな」


 そう感想が出るくらい大きな船がそこにあった。チャプター2で見た大型船よりも、更に大きいのではないだろうか?


 どうやらこの船の正体は、拠点艦や要塞艦と呼ばれるクラス9の更に上に位置付けられる、超巨大艦と呼ばれるものらしい。軍にしか所有が許可されていないサイズの船だ。


 管制区域内に入ったようで、軍のオペレーターアンドロイドから指示が入る。拠点艦は扱い上、宇宙港やコロニーと同じ扱いになるようで、ミッションコントロールと呼ぶのが正しいみたいだ。


 何個あるうちのポートか見当もつかないが、指定された拠点艦のブリッジに近い場所へ誘導された。


 首都星の時とは違い、船の出入口を開けると既に階級章だか勲章だか分からないが、胸のあたりに色々つけている軍人さんが待っていた。その他にもお供が2人おり、乗船許可を求めてきた。


 どうやら、俺の船の中で話し合いをするみたいだな。


「押し掛けるかたちになって、申し訳ない。艦の中にも内通者がいる可能性があり、迂闊に話すことができなかったので助かったよ。それで、例のものは何処にあるのかな?」


「その前に一応確認ですが、ジョン・ドゥ少将で間違いありませんか?」


「いや、違う。ジョン・ドゥ中将だ」


 ジョン・ドゥ……身元不明の男性を表す言葉だが、今回はそれを合言葉として使うように指示を受けていた。その合言葉を知ったのは、拠点艦の管制区域に入った時に音声データが再生され、合言葉とやり取りについて指示されたのだ。


 本物の確認がとれたので、セバスが首都星で渡されたデータクリスタルを持ってきてくれた。セバスは何かあった時のために、コクピットで待機してくれていたのだ。


 中将が内容を確認すると、データクリスタルを皮袋のようなものへ入れて、握り潰した。


 初老に見えるこの中将さんは、身体を改造しているみたいだな。パワーアシストがついていない宇宙服を着ていたのは、楽だからという理由ではなく、着なくても問題がないという理由のようだ。


「確認したら、この船には医療物資が積んであるそうだな。不足気味で近い将来必要になる予定だから、売ってもらいたいのだが問題ないか?」


 俺には、値段交渉なんてできないのでメイに丸投げして、お願いをする。軍の主計科の人と交渉してくださいな。


 メイは了承してくれたが、1つ確認された。


『それなりの見返りがあれば、値段は気にしなくてもよろしいですか?』


 というものだった。


 メイに任せると決めたし、俺だけが不利益を被るようなことをよしとしないので、何かしらの理由があるのだろう。だから、メイの好きなようにすればいいと許可を出す。


 メイが交渉を始めると、ジョン・ドゥ中将が端末をいじりながら話しかけてきた。


「すまないが、もう少し時間をくれ。今、折り返しの文書を作っているところだ。それと文書の受け渡しは、機密文書を渡してきた人間に必ず渡してほしい。違う人間が受け取りをしようとした場合は、データクリスタルを破壊しエマージェンシーコールを作動させてください」


 ん? エマージェンシーコールの意味は知っているが、このゲームにそんなものが存在するのか?


「おや? その表情を見るに、エマージェンシーコールを知らないのか?


 まぁ、滅多に使われることのない装置だが、船には必ず備え付けられている緊急を知らせるボタンのことだ。戦闘や戦争時、それに類する警戒態勢時には意味のないものではあるが、それ以外の時に押された場合は、周辺宙域での行動が禁止されその場に停泊する必要があるものだ。


 悪用されないように後日詳しく調べられ、相当する理由のないエマージェンシーコールは国家反逆罪と同等に扱われる。


 今回は、その許可書も発行するため、目的に沿った使用であればどんな被害が出ても責任を追及されることはないから、安心しろ」


 全然安心できない。もし、相手が関係ないといって行動に移したらどうするんだ?


「それでも、お構いなしに行動する奴はいるだろうが、もし行動に移した奴がいた場合は、周囲の人間まで巻き込んで国家反逆罪が適用されるため、まともな軍人であればそいつを止めるだろう。


 軍人が上官の指示に絶対であったとしても、国家反逆罪が適用される命令を行動に移すことはあり得ないからな。家族の命を捨てさせる命令には、従う義務はないからの」


 俺にはよく分からない理屈だが、そういう風にいうのであればそういうものなんだろう。


 使う機会がない方がいいのだが、チャプター3の最後で半々の確率でとんでもないことが起きると情報があったので、おそらく2分の1でエマージェンシーコールとやらを押すことになるんだろうな。


 とんでもないことって、本当にとんでもないことが起こるっぽいな。


「準備ができたな。こっちが直接渡してもらいたいデータクリスタルで、この外側のケースはマルチギアとリンクさせておけば、破壊したいと念じるだけできれいに壊してくれる装置だ。


 で、こっちの紙とデータクリスタルは、エマージェンシーコールの使用条件と許可証だ。専用の装置にセットしないと、読み取ることが不可能になっている。エマージェンシーコールを使った後に、調査員と名乗る5人組のアンドロイドが来たら渡すように。間違っても人間には渡すなよ?


 使わなかった場合は、機密文書を渡す相手に一緒に返すといい。持っていても問題はないが、面倒ごとが増える可能性があるので、手放すことをおすすめする。


 では、よろしく頼む」


 そういって中将は船から去っていった。お供の人も去っていったので、医療物資の取引は無事終了したのだろう。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ