下
「さぁ、できたぞ」
エレストがそういって皆を呼んだ。そしてみんなの見たものは大きな召喚陣だった。
「まさか」
「そう、探して見つけれないのなら強制召喚すればいい・・ヒトリでは無理でも我々が全員そろえば、出来ないことなどないのだ」
エレストが珍しくいい奴に見えるとラゴウがいうと、エレストは笑顔で殴った。
「さぁ、はじめるぞ」
魔方陣が光り輝き、魔力を放出される。
「出でよ!光の女神!闇の女神!」
大きなヒカリが浮かび、それが翼を生やすと同時にヒカリが飛び散り、二人が現れた。
「・・・・・・」
なんて、・・嫌そうな顔をしているんだろう。
「クリスさん!リンさん!」
逃げないようにヴァニラが氷で捕獲した。
「冷たいー」
「何するのよ!あんたら!!」
ぎゃーぎゃー喚く。
シュン・・
「あら、いいお洋服だこと」
夢の女神ムマに、幻の神スリープ
二人とも眠たそうな眼でクリスとリンを見た。
「私、絶対男なんかと結婚しないんだから!」
「そう、それでもいいわ」
「え?」
あっさり、肯定された。
「あら?クスリから聞いた?子どもを作ってもらう」
「だから、それがっ」
「あら、スリープ少し違うわ」
「ん?」
ムマがクリスたちの前に座った。
「子を、育てなさいといったの・・貴方達の後継者となれる子をね」
「・・・・はっ、タマゴ保管孤児館!」
「なにそれ」
「昔はなしたでしょ、神、天使は保護者がいないとタマゴになって防衛にはいるの。それを集めて保管してるところよ」
「そこで、卵貰って育てろってことか?」
「そう」
ムマは二人の顔を見た。
「えーめんどくせえな」
リンは渋る。
「貴方達が、エデンを継ぐ気がないなら、仕方のないこと」
「これは私達にとっても苦渋の選択なのよ」
ムマは立ち上がり、スリープの言葉に頷く。
「ふぁ~・・眠たいわね」
「戻りましょうか、貴方達なら大丈夫」
クリスは首をかしげた。
「運命は我々にも左右できない、されど、進め」
「為すがまま・・ってことね」
ムマは微笑むと煙となって揺らぎ、消えた。
「どうゆうことだ」
「代わりを寄越せってっつってんのよ」
クリスは氷から出ながら言った。
指を鳴らし白色のドレスから青色のミニドレスに着替えた。
「わいら、そんな短い本文のためにこんな力使わされたん?」
「そういうものですよ」
「上がちゃんとしていないと、我々が困るな」
「ラオのいうとおりやでー!!」
「お前に言われたくないよ!」
リンは氷から出るついでにそういってラゴウの顔を蹴った。
「次からは、子育てですか」
ヴァニラが不安げにクリスを見た。
「大丈夫ですか?」
「知らない」
クリスは即答して、笑った。
「為せばなるし、為さねばならぬ・・まぁ、何事も経験よね」
不安だ。