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クリス村 休止中~  作者: 綴何
逃亡の章
58/105


「さぁ、できたぞ」

 エレストがそういって皆を呼んだ。そしてみんなの見たものは大きな召喚陣だった。

「まさか」

「そう、探して見つけれないのなら強制召喚すればいい・・ヒトリでは無理でも我々が全員そろえば、出来ないことなどないのだ」

 エレストが珍しくいい奴に見えるとラゴウがいうと、エレストは笑顔で殴った。

「さぁ、はじめるぞ」

 魔方陣が光り輝き、魔力を放出される。

「出でよ!光の女神!闇の女神!」

 大きなヒカリが浮かび、それが翼を生やすと同時にヒカリが飛び散り、二人が現れた。

「・・・・・・」


 なんて、・・嫌そうな顔をしているんだろう。


「クリスさん!リンさん!」

 逃げないようにヴァニラが氷で捕獲した。

「冷たいー」

「何するのよ!あんたら!!」

 ぎゃーぎゃー喚く。

 シュン・・

「あら、いいお洋服だこと」

 夢の女神ムマに、幻の神スリープ

 二人とも眠たそうな眼でクリスとリンを見た。

「私、絶対男なんかと結婚しないんだから!」

「そう、それでもいいわ」

「え?」

 あっさり、肯定された。

「あら?クスリから聞いた?子どもを作ってもらう」

「だから、それがっ」

「あら、スリープ少し違うわ」

「ん?」

 ムマがクリスたちの前に座った。

「子を、育てなさいといったの・・貴方達の後継者となれる子をね」

「・・・・はっ、タマゴ保管孤児館!」

「なにそれ」

「昔はなしたでしょ、神、天使は保護者がいないとタマゴになって防衛にはいるの。それを集めて保管してるところよ」

「そこで、卵貰って育てろってことか?」

「そう」

 ムマは二人の顔を見た。

「えーめんどくせえな」

 リンは渋る。

「貴方達が、エデンを継ぐ気がないなら、仕方のないこと」

「これは私達にとっても苦渋の選択なのよ」

 ムマは立ち上がり、スリープの言葉に頷く。

「ふぁ~・・眠たいわね」

「戻りましょうか、貴方達なら大丈夫」

 クリスは首をかしげた。

「運命は我々にも左右できない、されど、進め」

「為すがまま・・ってことね」

 ムマは微笑むと煙となって揺らぎ、消えた。

「どうゆうことだ」

「代わりを寄越せってっつってんのよ」

 クリスは氷から出ながら言った。

 指を鳴らし白色のドレスから青色のミニドレスに着替えた。

「わいら、そんな短い本文のためにこんな力使わされたん?」

「そういうものですよ」

「上がちゃんとしていないと、我々が困るな」

「ラオのいうとおりやでー!!」

「お前に言われたくないよ!」

 リンは氷から出るついでにそういってラゴウの顔を蹴った。

「次からは、子育てですか」

 ヴァニラが不安げにクリスを見た。

「大丈夫ですか?」

「知らない」

 クリスは即答して、笑った。

「為せばなるし、為さねばならぬ・・まぁ、何事も経験よね」

 不安だ。

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