水色の傘の下の約束
パラソル斜めにさして廻るこの星中から
見上げる傘の色は水色
川緑を歩き木陰の下で腰を掛ける
川の山の街の景色を眺めるひととき
無限の時、無限の星、無限の学びの中で
有限の身体を知り
青い傘をさしたままゆっくりゆっくりと着地をする
心の縁側を創って、拭いてゆく
そんな小さな虹の欠片よ
消えてしまうけれど
雨上がりに出ることを教えてくれた
水田には苗が青葉を立たせている
雨と晴れ、受け止めて
少しの実り、稲たちの針千本の約束のわらべうた
指きった、、、と
手と手の約束
いつか実っておくれという子守唄にも似ている
想い返し
水田が空の鏡となってゆらぐ
雨のうたも
雷のうたも
晴れのうたも
いつだって、、実りを祈っていてくれたんだと
鏡のあなたはゆれる
だからわたしは空をみあげ針千本の青葉を呑もう
小さな心の水田に
少しだけでも実りがあるように
傷みをも耕し続けたあの背をみながら、、
どうかその小さな実りがあるように
だれかの心の空をも
少しでも満たせられるゆめをみて
ゆれる大切なあのひとの笑顔
斜めにさした青いパラソルの下で
ゆっくりゆっくりと廻りながら
虹のゆめをみていられますように