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君と釣り合う女性

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

性格の悪い女の子が出ます。

でも嫌いじゃないんですよ。

転がされても良いと思うくらい、頭が回るから。

とある日の事、駅で電車を待っていると、二人の青年が恋バナに花を咲かせていた。主に好きなタイプから始まり、周りの女性達を選別している様だった。

――彼奴、子供っぽいじゃん?

――話し掛けた時に涼しい目元する人とかさー。

――周りにいないんだよね。

それから彼等は目的の電車が来たのかさっさと乗り込んで後にしていった。

隣に座っていた彼女は俺の顔を凝視する。座りが悪くなるまでずっと。

「……そのニヤけ面で俺を見るの止めろ」

「私は物凄く性格が悪いからね、彼等にそんな大人びた彼女は出来ないよ。少なくとも周りに人がいるのに喚く人を大人びた性格の人は選ばない」

そのニヤけた顔が、彼等の失恋して打ちひしがれた顔を想像してから来るものだと思うとやはりゾッとした。


彼とは昔馴染みである。今も時おり食事をする位には仲が良い。そんな彼の性格は一言で言うなら気だるくアンニュイだった。でも面倒見はとても良い。頭も回る。だが。

――全国の女の子、皆可愛いと思ってるので、紹介お待ちしております。

――付き合ったら毎日会いたいし、連絡取りたい。もうずっと一緒にいたい。

常に恋人募集中である。私からしたらすぐにでも恋人が出来そうなものなのに、世の中不思議なものである。

「君はモテても良いと思うんだ。少なくとも大人びた女子は君を恋愛対象として見ると思うよ」

統計を取った事がないから分からないが、女性は頭の良い人が好き。『少年の様な心を忘れない人が好き』などと述べる方も居るが、あれは純粋さを愛しているだけで、馬鹿が好きな訳じゃない。常識を弁えた上で、純粋であって欲しいのだ。

その点、彼は落ち着いてるし、誰かの面倒見れる程には頭も回る。

「では何故彼女が出来ないのか」

「私が知りたいなぁ? 私の論理が正しいと証明する為にも早く彼女出来て欲しい」

二次元で惚れる程好きな子が現実に居たとしても、意外と惚れない。なんて事がある。確かに好意を向けるには値するが、恋愛感情じゃない。それに近いのかも知れない。

「大丈夫だよ。大人びた頭の回る人を女の子は基本的に好きだと思うから」

そう言って互いに電車に乗りこんだ。また会おう。親愛なる旧友よ。

これ、私の偏見100越えなんです。

だからあんまり当てにしないで下さい。

『なんかまた述べてるわ〜、この狂人』と思って下さい。

本当に失礼なこと書きますからね? 良いですね?


女性ってね、頭の良い人が好きなんです。

難しい計算が出来るとか、高学歴とか、それ以前の話。

常識を弁えてる人。

これ言ったら傷付くよね?

此処は騒ぐ場所じゃないよね?

下心は持っても良いけど、見せないでね?

隠してね? 君は全裸で街を歩くの?

これが出来てる人が最低限、お眼鏡に適うんです。

だから街中で大声ではしゃぐ人を好きにはならないと思いますよ。


でもこれはきっと、男性も一緒でしょう。

その場にあった行動が出来る。

しょっちゅう下ネタ言わない。

上品な人が好き。

こんな所でしょうか。


だからアンニュイで面倒見の良い、そして頭の回る彼は、頑張ればすぐに見つけられると思うよ。

という話。


でも、二次元でしこたま人気のキャラに似た人が近くに居ても、意外と恋愛感情芽生えないんですよ。

これ本当に不思議な現象。

好意はあるんですよ。でも、抱き締めたいとかキスしたいとか、そんなのは一切芽生えないんですよ。


だから彼もその類なのかな。と思います。

同僚や仲間にするにはとても良い。

でも恋人としては見れない。

そんな話でした。

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