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茜音ちゃんと親友ちゃん 2

「で、なにを朝から叫んでたの?」


私の机の前の席に座った唯花が小首を傾げながら問いかけてきた。


「そう!聞いてよ〜!

あのね、葵くんからの愛が欲しいよおぉぉ」

「まーた成瀬葵のことか…」


呆れたような目でこちらを見る梨香とそれを宥める唯花。


「でも、どうして?

茜音と成瀬くんは付き合ってるでしょう?」

「ん〜、そうなんだけどね〜」


ぱた、とまた机に伏して

「私は葵くんが好きだけど、葵くんは本当に私が好きなのかなぁ…」


思わず小さく呟いてしまったその言葉を聞いた二人はえ、と言葉を漏らした。


「いや、それは、」

「そうだねぇ。それじゃあ少しだけ成瀬君の気持ちを確かめてみようか?」

困ったような呆れたような複雑な顔をした梨香の言葉を遮って、悪戯っ子のような笑みのを浮かべた唯花がスマホを取り出して誰かに連絡を取り始めた。

「おい、それ大丈夫か?」

「きっとなんとかなるよぉ。それに楽しそうじゃない」


ころころ笑いながらそうのたまう唯花にもう知らないからな、と言って頭を抱える梨香。


「ん?どういう事?」


何のことか分からず首を傾げた私に、


「お昼になった時のお楽しみだよぉ」


いつもよりきらきらした天使の微笑みを浮かべた唯花の後ろでふかーいため息を吐く梨香を見たのが印象に残った朝である。


お読みいただきありがとうございました。


次は新キャラがでる予定です。

新キャラばっか出してないではよ恋愛要素だせ!と読者の皆様思っていると思います。

だって作者が思ってますからね!え

おそらく次は少し恋愛すると思います。

というか恋愛して欲しいという作者の希望です。(笑)

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