表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/9

茜音ちゃんの朝 1

ピピピピ、ピピピピ、ピピピ ピッ

「ん~、もう朝かぁ…」

眠たい目を擦りながら鳴り響く目覚まし時計を止める。

閉じそうになる目を我慢してベッドから起き上がった。


「よし、今日もがんばろっと!!」

午前6時、私の朝は始まる。


「んー、今日は何を作ろうかなぁ…」

キッチンで悩むのは今日のお弁当のこと。

共働きの両親の負担を減らす為にはじめた料理も随分上手になった気がする。

「まず卵焼きでしょ、ベーコンのアスパラ巻きに昨日の残りの筑前煮で…あとはこの間作って冷凍してたきんぴらに~、あ、あとちっちゃいハンバーグもあったからそれにしようっと!」

さて、中身が決まれば後は作りはじめるだけだ。

卵焼きには大さじ2杯の砂糖と塩を少し、これが野崎家の味である。

そしてこの甘めの卵焼きは葵くんのお気に入りなのだ。

「んふふ〜、葵くん喜んでくれるかなぁ。」

普段は無表情が基本の葵くんがこれを食べる時少しだけ目元を緩める姿を想像して少しだけニヤけてしまう。


「うわぁ…」

ふと聞こえてきた声に振り向くと、そこにはドン引きたような表情を浮かべている我が弟、陽人の姿が。

「おはよう、陽人!でもうわぁってなによーっ!」

「おはよ。いや、別になんでもないよ?

ただ卵焼き見ながらニヤける女が自分の姉だなんて現実を受け止めたくなくてさ。」

「え!?見てたなら言ってよ!!

それに言っとくけど卵焼きを見てニヤけてたんじゃなくて、卵焼きを食べる葵くんを想像してニヤけてたんだから!!」

「余計嫌だわ。そんなんで葵さんに愛想尽かされないようにねー」


呆れたような表情を浮かべながらキッチンを出ていく陽人。生意気な弟である。


「葵くんはこれだけで愛想尽かしたりなんてしないもん…たぶん」

え、しないよね?あれ?大丈夫だよね?


「なんか不安になってきた…」

お読みいただきありがとうございました。


まだ葵くん出てこなくてすみません(つд⊂)

今回は茜音ちゃんの弟、陽人くんが登場しました!

次回も葵くんは出てくる…かな?という所です。

行き当たりばったりで書いている為、分からないことが申し訳ないです( ˊᵕˋ ;)

できるだけ早くヒーローを登場させられるようがんばります!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ