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正義の味方

ご愛読、よろしくお願い致します。

 十六時四十五分――

『異生物出現! 異生物出現! 近隣住民は速やかに近くのシェルターに避難してください。繰り返します――』

 茜色に染まった空の下で警告が町中に鳴り響き、直ぐ様人々は近くのシェルターに向かい始めている。

「……皆は大丈夫だよな」

 友達をファミレスで置いて来た為に少し不安だが、零香が居るから大丈夫だ。

 そんな時、耳に付けてある通信機から通信が来た。

『こちら式坂支部。ホワイト・セイヴァ―応答お願いします』

 通信機からは、女性の声が聞こえて来た。

「こちらホワイト・セイヴァ―。通信を確認した」

『こちらも確認。今回の作戦は式坂支部所属の木下がオペレーターとして指名されました。よろしくお願いします』

 初めてのオペレーターだな。確か、前のオペレーターは上層部に昇格したんだっけかな。

 そんな事を考えていると、オペレーターの木下さんが今回の敵の情報を送って来た。

 左腕に付けられた器具でモニターがホログラム状に出て来て敵の詳細を教えてくれる。

『敵の大きさは人間台。背中に蝶の様な羽を生やしており、皮膚は黒く黒煙を体中から漏れ出して居ます』

 映像としてホログラム状のモニターで敵の姿が確認できる。

 この敵、未だ不明の生物。人類は、“異生物ヘレティック”と呼び八年前から地球で何十件も観測されている。

 そんな異生物に抗戦をする特殊部隊が八年前の惨劇依頼作られた。特殊化学兵器の適性に適した人材を一般人から選び、訓練を重ね築かれた特殊部隊・正義の味方『ジャスティス・フォート』。

 日本の砦として築かれた組織は、様々な功績を上げ日本で有名に成っている。

『異生物の形状は、第三災厄異生物降臨サード・ヘレティックのガイアと同じ模様です』

 五年前に起きた第三災厄異生物降臨サード・ヘレティックは、黒い煙を体内から漏れ出し、自らの力として自在に操っていた。今回の異生物は同じように黒い煙を体内から漏れ出している。

「わかりました」

 ここで新たな情報が入ったようだ。

『一般人の安全確保を確認。これより作戦に移ります』

「了解」

 俺は立ちあがり、周囲を見渡す。

 五十階建てはあるビル。周りにも高いビルは多く存在するが、ここより大きい建物は存在しない。異生物の出現ポイントも把握できている。

 作戦は、一般人の安全確保を確認してから行う。相手にも恐らく感情がある為に、一般人の安全確保をする前に戦闘に入り、一般人に被害が出るのを避けるために出来ている。

 一般人の安全確保をすれば、後はこっちのもんだ。

 化学兵器を用いて、俺はオーバースーツと言う科学者が人類の革命とも呼べる特殊強化スーツを作り上げた。このスーツにより空を跳べたり、ジャンプ力が異常なまでに高く走る速度もジェット機並み。衝撃波でガラス割れるけど。

 スーツにも寄るが、百トン以上を越える物を持ったりミサイルで攻撃されても平気な物までも存在する。

 俺が着ているスーツにも凄い機能が多様に組み込まれている。

 そして俺は、白く長いコートの尾びれを揺らす。

「ホワイト・セイヴァー作戦行動に入ります」

 俺は、ビルを飛び降りた。


 十七時――

 交差点を囲うように様々なビルが立ち並ぶ。デパートやオフィスがあるが、黒い煙に覆われている。

 五階建てのビルの屋上に黒い煙の元がいる。

 四つん這いになり、少し苦しそうにそこにいる。人間の様な身体があり、黒人よりかは少し薄く青色にも見えそうな皮膚。背中には黒い蝶の様な大きな羽をが生えている。

「目的を確認。殲滅に入る」

 シャキ―ンと、腰に携えていた剣を取り、臨戦態勢に入った。

 異生物は俺に気付き、視線を向ける。目は人ではなく大きな目をしている。虫の様に大きな黒い目。

「クソ……私を殺しに来たか……」

 言葉が通じる?

「……それが作戦だ。お前たち異生物は、人間に外なのだから」

「ふざけるな……グランマに脅され、連れてこられたら殺されるのか……」

「グランマ? 何だそれは?」

「うるさい!!」

 怒りを露わにした異生物に反応するように黒い煙が俺を襲ってきた。浮遊状態の俺は、槍の投擲のように飛んでくる煙を寄ける。

「……早く、終わらせるか」

 なぜかはわからないが、異生物はかなり弱っている様子。

 止めを指して、楽にさせてやらないとな……。

 浮遊状態の俺は、空に足を向けて突発的に空間を蹴ると異生物に向かって剣を振り上げた。

 タイミングを合わせて剣を振り下ろす。

 キィーギギギギギと、金属音が奏でられ攻撃は目的の異生物に届かなかった。

 視界は黒い煙に覆われ見えない中、本能で追撃が来ると思い直ぐ様背後に飛んだ。

 先ほどそこに居た異生物はそのまま。その前に異様に濃く存在する黒い煙から、黒く大きな剣が煙を払うように横に振られた。

 そして異生物を守った存在がそこに居た。

 黒いマントを羽織り、黒い鎧のような物を身に纏うそいつは人間台の異生物。いや、これは完全に人間と言える存在にも見える。

 顔は見えない。鎧を被ったそいつは、どこから現れた?

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