表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

2話 「戦え!魔法少女」

新たな魔法少女が現れる__!?

乞うご期待!

2.戦う!魔法少女



入学式の日から、そして私が魔法少女になってからもう2日経ってしまった。


スライムを倒した後どうしたかというと、元々乗る予定だったバスがもう行ってしまったので、私はチャリで行くこととなった。

そのおかげでまあ間に合ったわけです。

めでたしめでたしめでたし。


「というわけなのさ。」

「そっか!よかったね。」


他人事のように言う妖精、ナズ。

いや、学校に遅れたの君のせいなんだけど。


「ボクがきた理由、教えるのを忘れていたね。実は数日ほど前、ボクが住んでる国、天界が魔獣によって滅ぼされちゃったんだ。」


天界。それはこの地球より遥か上空にある、もう一つの国。

その国には女神や天使が住んでいたが、魔獣によって滅ぼされてしまい、地球を守る者がいなくなってしまったのだ。


そうとなれば魔獣は、今や無防備な状態の地球を狙おうとしている。

私はそれを阻止するべく、そして天界を復活させるべく魔法少女にさせられたと言うわけらしい。


「ま、まだ魔獣…っていうか敵を間近で見たの一回だけなんだけどね。意外と?少ないから?地球を救うのなんて、楽勝だと思うけど?」

「天界もそうだったよ、最初はね。でも途中から魔獣たちは多く現れるようになって、やがて天界をも

滅ぼせるような魔獣が現れて…それで今の状況がコレ。」

「え〜……」


え?これ、私だけで戦うの?即死だよ?


「てか、なんで学校まで着いてくるの?」

「気になったからね!」

「いや困るんだけど!これ他の人に見られたらナズ、保健所行きだよ!?多分!」


「何をしてるのだ?椿。」


背後から声をかけられ急いで振り向くと、そこには私の幼馴染で大親友の、田中 杏子がいた。

小学校中学年の頃から厨二病を拗らせ、いまだに治っていない。正直言って、かわいそう。


「あっ、杏子ちゃん!お、おはよ〜!」


すっとバックの中にナズを隠した。


「おはよう。というか、その名で我を呼ぶな!我の名は不知火 亜魅だと言っているだろう?」

「いや、杏子ちゃん。いくら何でも自分の名前が好きじゃないからって、架空の名前を作るのは、、、ね?」


私はストレートに杏子ちゃんに言った。

すると、杏子ちゃんは何も無かったかのように、逃げて行こうとしていた。


「現実逃避しちゃだめだよ〜!」


ぐさっと、何かが刺さった音がした。と同時に、杏子は口や鼻から血を吹き出しながら倒れた。

…これは重症だ。


「せんせーい!田中さんが倒れましたー。」

「……だがら…田中って…言う……な」


杏子ちゃんはそう言い残して、また倒れてしまった。




放課後 校舎裏にて。



「は〜!今日も疲れたー!」

「ねえねえ、椿。」


ナズが私の肩を軽く叩き、話しかけてくる。


「何?」

「前を見て。」

「うわっ、魔獣…。」


2日前のよりめっちゃでかい。

しかも怖いんだけど?!


「あれは上級魔獣だよ。言わなくてもわかると思うけど、めっちゃ強い。」


変身すればいいのね!?なるほど任せろ!


「変身!」

「アイリス!ここに降臨!」


魔獣は大きな唸り声を上げながら、殴りかかってきた。ヒョイっと、私は華麗に攻撃を避けた。

すると魔獣は、金棒を召喚させ、それを振り回した。私は避けきれず、コンクリートの壁に打ち付けられた。

痛い。当たった場所がズキズキと痛む。


「っ!ゔぅっ!!」


なんで?!この前みたいに上手く行かない?!


「ああ。いうの忘れてたけど、魔獣と魔法には相性っていうのはあるんだ。アイリスの攻撃、愛属性は

こいつには効かないね。こいつは炎属性じゃないと効かないから。」

「そ、それ、もっと早く言ってよ!?てかこれ私、こいつのこと倒せなくない?!」


「な、何が起こってるのだ?!って、椿?」


この声…杏子ちゃん!?

このままじゃ杏子ちゃんが危ない。どうすれば……


「どうしたのだ、その…なんだ?もしかして、貴様何かに目覚めたのか?」


めっちゃ引かれてる!?やばいやばい!!

…っていうか杏子ちゃん、自分が厨二な事は認めてたんだね!?


「お願い!椿を助けて!!」


な、ナズ!えっ出てきちゃダメじゃないの!?


「一体どう言うことだ。教えてくれ。」

「椿、別名アイリスは、魔法少女なんだよ。そして今、アイリスはこの地球を支配しようと企む魔獣の一体と戦っているんだ。…だけど、今は大ピンチの状況に陥っている。と言うわけでどうか、きみも魔法少女になって、アイリスと共に戦ってくれないかな?」


杏子ちゃんが一瞬目を丸くし、やがて決意を決めたような目をした。

…待って。なんでこんなアニメみたいな展開にツッコまないの!?普段からそういうの妄想してたの!?


「受け入れよう。その頼み!」

「きみの名前は、クラウディア!この魔法書を使って変身し、炎属性の攻撃するんだ!!」

「承知したぞ!」


クラウディアは、紫色をメインとした魔法少女の衣装に変化した。


「アイリス、今助ける!


__我の前に打ちひしがれろ!!ファイアーフェニックス!」


火の鳥のような炎が魔獣を焼き、やがて魔獣は灰となった。


「我の力に、並ぶものなどないのだ」


こうして私の幼馴染、田中 杏子まで、魔法少女になってしまったのだった。

いかがでしたでしょうか?

今回、椿の幼馴染であり、大親友である田中杏子が魔法少女となりましたね。

私、田中杏子推しなんですよね。好きなんですよ。なんか。

まあ、楽しんで頂ければと思います。

これからも応援よろしくお願いします!がんばります!

                                それでは、またお会いしましょう!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ