1話 「始まる!魔法少女」
なるべく健全を目指して書きました。
もし苦手だと感じるようでしたらブラウザバックでお願いします。
プロローグ
信じられないかもしれないけど、この世界には、魔法少女がいる。
証拠がないから信じられないって?
証拠ならあるよ。
私、春咲 椿は、現役魔法少女なのだから!
1.始まる!魔法少女
「椿、いい加減起きなさい!」
お母さんの声が私の部屋に響き渡る。
時刻7時15分。私が家を出発しないといけない時間、7時20分。寝坊である。
流石に高校入学初日から寝坊はやばい!
「わああっ!急げっ!」
急いで着替え、バック持って、食パンを口にくわえ外に出たら__目の前に変なのが、いた。
…なにこれ、スライム…?スライムってゲームとかに出てくる敵モブじゃなかったの?!
_「そいつは魔獣だよ!急いで倒さないとこのまちが大変なことになっちゃう!」
驚いて固まっていると、どこからかそんな声が聞こえた。
声のする方に振り向くと__魔法少女マンガとかによく出るような、妖精らしきものが。
「えっ…ぬいぐるみか何か?」
「違うよ!!ボクの名前はナズ!天界から来た妖精だよ!さあ、このステッキを使って変身するんだ!」
妖精もどきはそう言って、ハートに羽とかいうまるでセンスが皆無のステッキを差し出してきた。
「え!?あ、うん……へんし〜ん!!」
…………何も起きない。
「変身したいって願いが足りないよ!このくらい常識でしょ?はあ、だから今の学生は…」
…なんだこいつ……。
「そんなこと言うなら、私変身しないよ?」
「え!?そ、それは困るよ!」
「そう?仕方ないなぁ……じゃあ、変身!」
と、言った瞬間。
私の周りが輝き出し、セーラー服はたちまちピンクで可愛らしい魔法少女衣装へと変化し、持っていたステッキが大きくなった。
「アイリス!戦うんだ!」
ナズは私をアイリスと呼んできた。
説明が足りなすぎて何一つ理解出来てないんだけど…!?
「あーもう……えいっ!」
私はとりあえず、持っていたステッキでスライムを潰してみた。「グチャ」という若干グロめな音を立て、スライムが潰れる。
…うん?これは倒せたってことでいい、のかな?
普通、魔法少女って言うくらいなんだから魔法とか使って敵を倒すものじゃないのか。物理で戦う魔法少女って…
__あ、学校。
「ああ〜っ!バス、乗り遅れた〜!!」
「まあ、そんなこともあるよ!」
「いや、君のせいなんだけど??」
私のヘンテコな魔法少女生活は、ここから始まったのだった。
「屠れ!魔法少女」に興味を持って頂き、誠にありがとうございます。素人の書いた作品ですが、楽しめてくれていたら光栄です。
また、後ほど修正が入ると思います。その時もまた見て頂ければ幸いです。
改めて、どうもありがとうございました