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雑談集『◼️』  作者: ∀Z
思考
9/70

音ゲー学概論 音ゲー界隈のいつものん「エンジョイ勢とガチ勢」

序文


 俗に言う音ゲー界隈には、本質を指摘出来る人間が殆ど存在していないようで、明快な解決策や有意義な結論が提示されることなく、類似の議論が輪廻してしまっている。


 そして今回もまた、とあるテーマについての話題が再燃しているらしい。

 それが丁度執筆していた内容なので、本格的な雑談記事を出す前に、本件を引用してフンワリと雑談することにした。




引用文と論外


 以下が本件のXからの引用文である。


『音ゲー全体に言えることだけど、『レベルやクリアの有無に関係なく、その音ゲーそのものを楽しむ』ということ自体があんまり浸透してないんじゃないかって思うところがしばしば。


ガチ勢で常に高スコアを狙ってる場合って、その方がホントに楽しんでプレイしてるのかなぁと思いまして。』




 本発言の場合、取り敢えず4つのことを分かっていないから、論外である。


「1.徹底しまくって高スコアを狙うことの楽しさ

 2.得るものと支払うものが釣り合わなくなったら当然辞めること

 3.エンジョイ勢とガチ勢は、そもそもプレイヤーをキッパリ二分出来る概念ではなく尺度的概念に過ぎないこと

 4.エンジョイ勢やガチ勢という概念には、根本に比較が潜んでいること」




1と2の話


 1と2は、僕が態々補足しなくても流石に理解してもらえていると信じたかった。

 音ゲーに限らず何かに打ち込んだ経験があるならば、こういう捉え方にはならないはずである。

 発言者と同様の、全てにおいて誰にでも出来ることだけを漠然とやってきた模倣大衆ならば、パッと感覚的に理解してもらうのは難しいので、後日上がる雑談で詳細を読んでほしい。


 上手いプレイヤーにも下手だった時期が当然ある。

 そして、今も音ゲーに対して楽しい気持ちがあるからやり続けている。

 下手だった頃には味わえなかった「音ゲーの楽しさ」も沢山存在する。

 尚、義務感に襲われる等々が積み重なり、楽しさ等の得るものと金銭や時間等の支払うものの釣り合いが取れていないと判断したら、アッサリ辞めて違うことを始める。

 そしてそっちも上達するし楽しむ。




3の話


 界隈ゲーマーに今回特に伝えたいのは、3と4である。


 まず、界隈ゲーマーはエンジョイ勢やガチ勢という単語を、プレイヤーをキッパリ二分出来る便利道具のように扱っている節がある。

 そもそもそれが間違いなのである。


 前者は楽しむことを主目的、後者は上達し良いスコアを残すことを主目的、としているプレイヤー群のことを指して用いられることが多い。

 当然と思いつつも念押しすると、ガチ勢だって楽しいからやっているし、エンジョイ勢も上達したいとは思っている。

 この分類は『あくまでも尺度の問題であり、キッパリ二分出来るような有意義な概念ではない』のである。




4の話


 次に、界隈ゲーマーはエンジョイ勢やガチ勢という単語を不動的に扱っている節がある。

 それも大間違いである。


 何を以ってガチ勢とするのかは、個々によっても時と場合によっても大幅に変化する。

 何故ならば「上手い」とか「高い」などの形容詞は、暗黙の内に基準を所有する比較概念だからである。

 それをあまりにも失念している。


 例えば、発言者を筆頭とした界隈ゲーマーが「ガチ勢」だと思っているプレイヤーを、僕が見た時に「エンジョイ勢」と烙印を押すことなんてザラにある。

 これぐらい非断定的な概念なのである。


 この錯覚は、本件のエンジョイとガチに限った話ではない。

 発言者や界隈ゲーマーは、この手の単語を一意に定義出来ていると思い込んで安易に多用している。

 そりゃ話噛み合わんて。




跋文


 このレベルの当たり前、大前提となる思考すら出来ていない界隈ゲーマー達が、幾ら議論を積み重ねたところで、それらは全て不毛な論争の域を出ないし、マトモな解決策や結論には辿り着けない。

 0がどれだけ集まっても0なのである。悲しいネ。


 界隈ゲーマーの反省と成長を願いつつ寄稿しておく。




 最後に、発言者へのフォローとアドバイスを添えておく。


 発言者が浸透していないと感じているのは、ひょっとするとその通りなのかもしれない。

 音ゲー界隈に属しているゲーマーは、僕が思っているよりも遥かにアホ揃いの可能性がある。

 論外の発言者でさえ当たり前に思っていることすら、思考や意識が出来ていない程に。

 そうだとすると発言者の判断は妥当と言える。


 発言者は直ぐにもっと上を見た方が良い。

 貴方が「エンジョイ勢」だと思って眺めている奴等は、僕達が冗談半分で言うところの「音ゲーを遊んでいない」奴等に該当している。

 エンジョイ勢が好きならば、ちゃんとした「エンジョイ勢」を目にすることを、僕はオススメする。

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