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雑談集『◼️』  作者: ∀Z
日記
50/70

2023 11/29〜12/6 久々の体調不良

 資産不足や独特な身体故の雑な食事摂取や、本個体で生きること自体をストレスに感じているが故の日常的不眠などで、コンディションがマトモな個体を週二、三程度しか用意出来ない僕ではあるが、ルームシェア相手がインフルエンザにかかっておきながら家で奔放に過ごしやがっても感染しない程度には、ウイルス系に強い。大衆を信頼していないことや見えていることが強さの一端を担ってくれている。

 しかし先日、久々に体調を本格的に崩してしまった。




 熱を出して寝込んだのは、実に約六年振りのことである。オリンピックよりスパンが長い体調不良はもはや思い出の水準に昇華している。


 ある日、僕の家のエアコンが壊れてしまった。

 賃貸に備え付きの電化製品でまだ入居半年程度だった為、単純に寿命を迎えたのだと推察出来た。賃貸管理会社に連絡すると無料で取り換えてくれる運びとなったが、業者が手配出来るのは何日か先になるという話であった。

 引っ越して初めて迎える冬で空間の暖を担う肝が故障するとは相変わらずのプチ不運だなあ。なんてことを考えつつ友人達に笑い話テイストに仕立てて雑談していると、不思議なことに複数の友人が僕と同様にエアコンが壊れて修理を待っていたのであった。

 エアコン連鎖故障という珍事は少しだけ身の回りで話題になったが、実際にコード的なもので繋がっているなんてことは当然なく、近辺の賃貸に用いられている家電製品の寿命周期が似ているとか本年の寒冷が酷過ぎて耐えられなかったとか辺りが現実的な理由であろう。

 些細な雑談へ想いを馳せつつ、壁に断熱材が入っているのか心配になるほど冷え切っている家の中をいつも通りの軽装で、震え始めカチカチになる身体の不自由さを楽しむ「冷凍」という趣味を謳歌しながら生活していたら、倒れた。


 結論から言うと、風邪と胃炎のダブルパンチであった。流石に併発には耐えられなかったと。

 直前に食べたつけ麺——一応友人にオススメされたから行ったが雑味が多くあまり美味しくなかった——が祟った気がした。そのつけ麺屋は気が付いたら潰れていた。

 胃炎を併発していることに当人は気が付いていなかったが、熱で倒れている中トイレに頻繁に駆け込むのは面倒であるし非常に辛い。

 ジワジワ削られるなら気持ち良く死にたい派なので、中途半端な現状に不満を抱きつつベッド近辺で数日を過ごした。

 一人暮らしを始めてから初のヘルプを呼んでしまったことまで含めて、楽しさや嬉しさはないが思い出ではある。




 時を経て今回。

 家賃の安い新居に引っ越して迎える初めての冬。壁の断熱材の心配を冗談半分でしていた旧居とは異なり、押し入れの天井が抜けて風の流れを感じたり窓のパッキンが壊れていて虫入り放題だったりする為、部屋の環境はそもそもの課題であった。

 睡眠中に首周りの血流が止まって目が覚めたり咽頭に違和感を感じたりしていた数日後、対応虚しく倒れた。


 表題の前二日を跨ぐ睡眠は実はあまり記憶が無い。目が覚めた時身体の状態が無茶苦茶だった為、今思うと結構危険だったのかもしれない。因みに29日の将棋ウォーズは勝ち越した。なんでやねん。

 しかし瞑目時の心配事は身体ではなく予定の方であった。半年振りぐらいに会える人と食事等をする計画で楽しみにしていたのだ。彼は奇しくも同時期にエアコンが壊れた同志であった。

 相変わらず間の悪い自分に辟易しつつ、僕のみ参戦の12/1だけでもなんとかしたいという一心で回復に努めた結果、何とか楽しめそう程度までは回復したので、パフェとラーメンを堪能したり散歩したりゲームしたり雑談したり外で雑談したりした。

 その後数日睡眠しても治るどころか症状が多岐に渡り始め悪化した為流石に病院に行くと、風邪と腸炎を併発していた。

 やはりダブルパンチだったのか。




 本期間のツケを支払っている間、執筆等の活動が停止していたことは非常に申し訳なく思っている。

 それから予定をキャンセルしてしまった皆様には特にお詫びしておきたい。すみません。


 病に伏している際に送られてきた串カツ屋の写真に妙な奥行きを感じた僕であった。尚、サイゼリヤであった。

 もう中途半端な病にはかかりたくないものである。折角なら……。

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