概念 マメ知識「辻利と祇園について」
京都の名物の一つに、抹茶が挙げられる。
一番好きな食べ物が抹茶パフェである僕は、折を見て堪能している。
抹茶商品を提供している会社の一つとして「辻利」さんが存在する。以下敬称略。
特段抹茶好きでなくとも名前に聞き覚えぐらいはある本ブランド名を、四条祇園エリア等に足を運んだ際に目にした方も少なくないと思う。
さて、今回はそんな辻利に関する注意すべきこと、もとい豆知識を一つ雑談する。
なんと『辻利と祇園辻利は別会社』なのである。
なんてこったい。
両者は店舗で販売している商品もカフェで提供している商品も全く別物で、各々に良さがある。
店名「辻利」が辻利が経営しているカフェで、店名「都路里」が祇園辻利が経営している茶寮である。
僕も最初は勘違いしていた。
てっきりパフェ等の高価格本格メニューを提供している店舗と、ドリンク等の低価格カジュアルメニューを提供している店舗で分けているのだとばかり。
因みにGoogle Mapsで辻利祇園店を検索してみると、祇園辻利の方の写真も混ざっている。
辻利祇園だと辻利の祇園店を指すが、祇園辻利だと辻利とは別の会社名を指す。
うむ、やはりややこしい。
「凛 渋谷」で検索するとラーメン屋の情報が出てくるのに、「渋谷 凛」で検索するとアイドルの情報が出てくるのと同種のややこしさもあるからややこしい。
尚、祇園エリアにある祇園◯◯というお店が「祇園店や祇園にあるからではなく、祇園◯◯というフルネームの会社が◯◯という会社とは別に存在しているから付いている」という事例は、本件に限った話ではない。
例えば、漬物を取り扱う「ぎをん川勝」と「川勝総本家」。
一度食べたぐらいのフンワリ記憶で「川勝 漬物」などと検索して訪問すると、求めている商品は無かったりする。ややこい!
お店の歴史が長くなれば、それだけ考えや方針にも差が生まれ、枝分かれしてゆくのであろう。
人間種のらしさもホンノリと味わえる豆知識である。