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とびっきりのご飯  作者: よしの
6/11

峰岸くん

 5年勤めた会社を辞めた。

 仕事が嫌だった訳じゃない。他にやりたい事があった訳じゃない。でも辞めた。


 同僚の峰岸君。私が会社を辞めてから唯一連絡をくれた人。特別何かある訳じゃないけど、会社の中で一番仲が良かった人。



「元気?何してんの?」



 結構ラフに連絡が来た。峰岸君とは会社だけでの付き合いで、こうやって連絡を取り合うのは始めて。会社を辞めた今は完全にプライベート。

 「元気だよ~」って返した。今は特に何にもしてないけど元気だよって。そういえば部署が変わってから全然会ってなかった。最後くらい連絡すればよかったな。



「勘違いすんなよ。お前が思ってるほど、この世界難しくねえから」



 会社でコピー取りながら、何かもういいかな……なんて思ってた時に言われた言葉。ぽかんとしている私を、ただまっすぐと見てた。


 ゴメンよ、峰岸君。君は間違いなくイイ奴だった。

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