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エリスの拷問・・・教育も終わり、次にSSランクアイテム、DPの泉を設置することにした。これはダンジョン内に設置することによって毎時100万のDPを生み出す施設だった。初期のDPがない俺たちにとってこれほど活躍するものはないだろう。


これによって今現在俺は1日に約2500万ものDPが手に入ることになる。


ここまで来るとかなりの深さを誇るダンジョン並みに稼いでるそうだ。


と言ってもショップを見る限り、空港大が78億とかするので、まだ稼ぎは足りないと思っている。


俺の目標はこの領地を地球並みの文明にすることだからな。


と言ってもダンジョン2日目としてはDPの入り具合にかなり満足しているので、今日は一日まったり過ごすことにした。


エリスに料理を作ってもらったり、ちょっと離れた川に釣りをしに行ったりと、だらだら過ごす時間はあっという間に過ぎていきまた次の日が来る。


これによって俺の所持DPは2500万になる。


今日はようやくダンジョンの強化を行おうと思う。思うんだが、


「強化って何からすればいいんだ?」


「そうですね。基本は階層を増やして魔物や罠を配置していく感じですかね。それで深層部に近づくにつれて魔物も強くしていけばいいと思います。」


とのこと。今あるDPは2500万。

少しはとっときたいのでそこも加味しながら強化した結果、1000万ほどかけて20層まで作ることにした。


階層数はそのまま俺の強さに直結するため、なるべく早く増強して行きたいが、ここから必要DPが上がるため今は20層までに抑えておこう。


と言っても俺のステータスは今こうだ。


ステータス


HP100000

MP100000

攻撃力500

守備力500

魔法力500

俊敏力500


となっている。


このステータスは過去に勇者と呼ばれたもののステータスと同等で、この世界での平均的なステータスこれになる。


ステータス一般

レベル10

HP400

MP40

攻撃力20

守備力20

魔法力20

俊敏力20


これが平均的なステータスといえる。


かなり鍛え上げ一流の冒険者と呼ばれるとこうなる。


ステータス

レベル50


HP2000

MP200

攻撃力100

守備力100

魔法力100

俊敏力100


つまり俺はダンジョンマスターになった時から一流の冒険者と同等の力を得ていたのだ。


それを踏まえて比べてみると、エリスのステータスは異常ともいえるわけだ。


そんなステータスを持つ俺たちの方針は、今後は冒険者として活動し、他のダンジョンを攻略したり、領民を増やしていくことになった。


そんなわけで俺は今馬車に揺られていた。車でもよかったのだが、道も整備されてないし目立ちすぎるしと言った理由で今回は馬車を使ったのだ。


街が出来るまでは我慢。ということで揺られて15日。


それほどまでに離れた場所に、ようやく隣の領地のそこそこ大きいといえる街まで来ることができた。


たどり着いたのはアーツェルフ王国アガドリブス辺境伯領エリーテだ。ここは辺境だがある程度栄えている。理由はダンジョンがあるからだ。小さいダンジョンではなく、かなり大きいとされているため、ここはダンジョン都市として栄えているだ。

人口は50万人。うちと比べると・・・はぁ、早く人増えないかな。



そうして俺は街へ入ることにした。


「でもマスター、姿は隠さなくていいんですか?」


「んーそれなんだけど、多分この辺りに俺の姿を知ってる人なんていないと思うだよね。ここの領主ですら知らないんじゃ無いかな?だから偽名だけ使えばごまかせると思う。」


「そうなのですか?」


 と言ってるうちに順番が回ってくる。


「次の者、前に」


門番に言われるまま前に進む。


二人の騎士が受付にいて手続きを行なっている。



「身分証はお持ちですか?」


「いえ、持ってないので通行証だけ発行してもらおうと思っているよ」


通行証とは1日のみこの街に滞在することができる証だ。


「わかりました。お二人ですと銀貨2枚となりますが、よろしいですか?」


ここでようやく靴の裏に隠しておいた金貨が役に立つ。


金額は銀貨10枚分に相当するので十分足りる。


「済まないが金貨しかないので両替してもらえると助かる。」


「大丈夫ですよ。この後の予定などはお決まりですか?」


と、金貨を後ろの騎士に渡して処理をしている間も、きちんと情報を集めてくる。


「この後は冒険者になってカードを身分証として使うつもりだ。」


「なるほど、それなら大丈夫ですね。・・・はい、こちらがお釣りの銀貨8枚と通行証2枚となります。ではようこそエリーテへ!」



無事に受付も終わり冒険者ギルドへ向かうことにした。


「それにしてもあの騎士なかなか印象がよかったですね。」


と不思議そうなリア。


「そうだな。この国にしては良すぎるほどにな。それだけここは中央の影響を受けてないんだろう。」


「旦那様、あちらが冒険者ギルドのようです。」


エリスはすでに冒険者ギルドの場所を聞き込んでいたようだ。

ずっと一緒にいたよな?


「うんありがとう。」


そうして辿り着いたのは3階建てのこの世界に於いてはかなり大きな建物だ。

身長2m超えでも余裕で潜れる扉を潜り中に入る。中では昼間だと言うのに酒を飲んで騒いでいる。


時間帯のおかげか受付は空いているので誰も並んでいないところにいく。



「冒険者ギルドへようこそ!ご用件はなんでしょうか?」


明るい印象の美女が声をかけてくる。


「冒険者になりに来た。登録するのは俺とこっちのエリスだ。」


「わかりました。お名前とこちらに血を一滴お願いします。」


「俺はアル、こっちがエリスだ。」


「はいアル様とエリス様ですね。」


血も垂らす。


「はいこれで登録は完了です。カードができるまでに簡単に冒険者について説明致しますね。」


と言って説明されたのがこれだ。


1 冒険者にはランクがあり、Fランクから始まり上はSまで。たまに勇者だったりの例外がSSやSSSと言った冒険者ランクになるそうだ。が、これは本当に特別な場合だけらしい。


2 依頼は自分のランクの1つ上までしか受けられない。

パーティーを組めばパーティランクが適応されるため、個人のランクが低くてもパーティランクの1つ上までが受けられる。


3 冒険者ギルドは国営機関ではなく、国から独立した機関である。


4 買取は小さいものは受付で、大きいものは裏にある解体場で直接売って欲しい。

 

5 ギルドカードはキャッシュカードの様にも使えて、ギルドだけでなくほとんど全ての店で利用可能。


だいたいこの辺りの説明を受けた。


「何か質問はありますか?」


「特にないかな。ありがとう。」


「いえいえ。ではこちらがカードになります。」


2枚のカードを受け取る。


「では、今回担当させていただいたのは受付嬢マーサでした。」


マーサはにっこりと微笑みお辞儀をした。


俺もありがとうと言って冒険者ギルドを後にした。

評価おねがいしますぅ

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