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23日目 白い人影

1268字

白い恋○では、ありません。

中学3年生の頃です。


事務所にある、お父ちゃんのパソコンを勝手に借りて、やっぱり自分は何かのゲームをしていました。


何のゲームをしていたかは忘れましたが、それにハマっていました。

ゲームをしていると、何時の間にか時間が過ぎているものです。何時の間にか23時になっていた時、事務所の外から声が聞こえてきました。


○○(↓名前)~!明日も学校だから、ゲームやめて寝なさい。」


…怒っている、おばあちゃんの声でした。昨日もゲームのし過ぎで怒られてしまったので


「は~い!もうやめるよ!!」


今日は、すぐにパソコンをシャットダウンしようとしました。すると…その時、事務所のドアが開けられて姉がやって来ました。


「え?なっ(姉のあだ名)ちゃん?」


自分が、突然現れた姉に驚いていると、姉はパソコンの電源をシャットダウンせずに切って、事務所の電気を消してドアを閉めてしまいました。


「は?何してんのさ!?パソコン壊れるじゃんか!!」


真っ暗になってしまった部屋の中、ドアに向かって、そう大声を出した。

しかし、姉は聞いてないだろう。リビング前にある階段を、け上がる足音が聞こえていたから。


(壊れたらお父ちゃんに怒られちゃう……。ま、いっか。壊れたらその時だ)と、考えていると


……バタン…と、ドアの閉まる音がした。姉はもう、自室に入っていったのだろう。


自分は、溜息を吐きながらドアの方に向かって歩き出した。


(……ん?)


ドアノブに手を乗せた時、壁側にボンヤリと白い影が見えた。


(…コイツは……!!)


自分は、ニヤリと口の端をゆがめドアを開けると、その影がある壁に勢い良くぶつけリビングの前を通りました。

そして、お婆ちゃんに「おやすみなさい」と、言ってから階段を登って、自分の部屋に向かいました。


自分の部屋のドアを開けようとした時、姉の部屋のドアが開いて、姉がニヤニヤ笑っていた。

そんな姉に、疑問に感じた自分は


「あれ?さっきまで事務所にいなかった?」


と、尋ねました。

姉は「いや?それより今からトイレに行く。」と言ってお腹を押さえながら、ゆっくりトイレの方に歩いて行った。

……この様子だと、大の方だろう。


(どうやら、なっちゃんでは無かった様だ。)


実は、自分は目が悪い。ので、多少ぼやけてても、気にならない。

メガネしていたのにボヤけていたが白い人影を見て、正体は姉だと勘違いした。

(白いのは、月明かりに照らされてるせいだ。と思っていた。)


(姉は部屋に帰ったフリをして、自分を驚かせようとしていてるのではないか)と想像して、姉の行動に少しイラっとしながらその影にドアをぶつけた。……のだが…。


(まあ、いっか。そんな事より、遊ぼっと。)


部屋に入って、P○Pの電源を入れその日は、当時ハマっていた初○ミクさんのリズムゲームを楽しんでから寝たのでした。



今書いてて思い出したけど、うちの事務所に、お爺ちゃんが毎朝おがんでる神棚あるんだよね。


その時の白い影が、神様だったらと考えると、罰当たりな事したなぁ~と、少し申し訳なく思いながら今パソコンでこの文章を書いている。


ノンフィクションです。

パソコンを切られた時、珍しい事に慌ててた。お父ちゃんのパソコンなので……3台あるけど仕事用のパソコンでもあるので壊したらやばいものだったのだ。

まあ、壊れなかったのでよかった。

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