表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/45

19日目 最近ついてるかも

754字



「なぁ、最近俺ついてる気がするんだけど。」

「あ?なに、自慢話?」

「まさか。むしろ逆だよ。」

浮かない顔をする部活仲間で親友のタツヤ。

その顔を見て、俺は納得した。



最近タツヤは、ついてない。

県大会当日、捻挫して急に出れなくなったり、移動中は毎回赤信号で止まらされている。



『そこの自転車、止まりなはい。』


と、後ろから声が聞こえてきて振り返ると、パトカーがあった。

(あぁ、歩道を横列して走ってたから止められたんだ。)と、納得してると

タツヤが焦った様子で自転車を足で止めた。


「どうしたんだ?まさかパトカーから逃げようとしたんか?」

「びびった…。ちげぇよ…ブレーキが効かなかったんだ……。」

「うわぁ…ブレーキで罪重くなんじゃね?」

なんて冗談を言っていると、パトカーから男性が降りてきて、注意をした。


「すまねぇ…」

「まあ良いさ。明日休みだし、遊びに行くついでに直しに行くか。」

「おう!」



そんなやりとりを見ていた警察は、困惑した表情でタツヤを見た。


「君…ついてるね。これからも道中気を付けて帰るんだぞ?」


そう言って、俺達の通っている学校、学年、名前をバインダで挟んでいる紙にメモをしてから、複雑そうな顔をしながら俺達を見送ってくれた。


「ヤベェ…こんなことって本当にあんだな…」

とか声が聞こえてきてんだけど……。そう思っていると


「なぁ…明日遊びに行く場所変更していいか?」


タツヤが苦笑いしながら、申し訳なさそうに尋ねてきた。


「……おう、もちろん。」


そんな感じで次の日神社でお祓いをしてもらってから、帰りにブレーキを直してもらおうと思って行ったがブレーキの異常は無くなった。

なので空いた時間は、予定してた通りゲーセンでバスケやボーリング、ビリヤード等で競って遊んできた。


運が良すぎる事も不運が続く事なく、現在も普通に生活している。

フィクションです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ