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16日目 イツメン旅行で海に行く

738字


お盆、イツメン(7人)で海に出かけた時の話だ。

夏休み中盤なので、人が混んでいて泳げないかと思っていたが、意外とすいていた。

7人で定番のスイカ割りをしたり、かわいい女子に話しかけたりして馬鹿騒ぎしながら、楽しく過ごしていた。


お昼を過ぎ、ナンパした女子たちを入れて写真を撮り、写真を交換する為にシェアして解散した。

この時俺達の盛り上がりはピークに達していた。


そんな時、一人が泳ぐの競争しようぜと言い出して、だれが早く泳いで帰って来れるかの競争が始まった。

ちなみに俺は外野。浮き輪がないと100%溺れるから無理と言うと、初めは皆馬鹿にしてきた。

小学生の時から付き合いがある友達が見かねて説明をすると、皆は何故か可哀想なものを見るような目を向けてきたので、正直ムカついた。


「早く泳いで帰ってこい!」


そう言って追っ払うと、皆は元気よく海の中へ入っていった。

しかし一人、二人と、泳ぎが上手い奴…ゆっくりだが泳げる奴を関係なく、足をつっておぼれかけていく。



俺が顔を真っ青にしながらライフセーバを呼び、溺れかけていた皆はライフセーバが投げた浮き輪に掴む事ができて助かった。



旅館で皆が海のことを話している中、俺は今日の思い出となる画像を見て黙っていた。

そんな俺に気付いた1人が、写真を見て首をかしげたので、画像を拡大させて見せてみた。


2人で固まっていると、また1人もう1人と皆が集まってきて、画像を見て皆絶句する。


美人の女性4人と俺達7人が、海を背景に楽しげに笑い合っている写真。

一見普通に見えるその画像は、足元にある海を拡大すると恐ろしいものに変わった。


白くボケて写っている海の泡は…いや、白い泡だと思っていたその白い物体は

たくさんの小さな手だったのでした。


夏なのに、涼しい体験をしたと思う。

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