表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/45

 1日目 変な物体…。

750字

小学生だった頃。多分6年生。

自分は、今と変わらず食いしん坊だったので、学校から帰るとすぐ、キッチンに向かい、何かしら食べてから部屋でゲームをしてました。


学生の仕事は勉強?そんなのしないで遊びほうけてました。

美人な女の先生や、好きな先生だった時、気分が乗った時以外は。


そんな感じで、今と変わらず、五教科の中では理科以外は不得意な自分は、何時も通り、時間が許す限り、ゲームをしていました。


何のゲームをしていたか、今は覚えていないですが、途中で自分はのどかわいたので、キッチンに向かいました。


キッチンに行くのは良くある事。しかし、行きなれた場所なのに、その日は何か違っていました。


背景は、夕日でオレンジ色に染まっていた。

キッチンに来てすぐ見える、当時の身長の2倍ある、大きな冷蔵庫。身長と同じ位の、小さい冷蔵庫。目的地のシンクを見ると、自然と目に入る焦げ色のガスコンロ。そして、足元を見ると、痛みかけた野菜が歩くスペースをあけて、無造作に置かれていた。


……ここまでは何時も通り。

綺麗とは、お世辞でも言えない程、汚…生活感のある・・・・・・キッチンです。


……で、痛みかけた野菜の近くに置いてある、残飯入れの水色のバケツ。

その上に、何かが動いていました。


五本の指を持つ、変な物体が、イソギンチャクの様にワチャワチャ指を動かして、その場にたたずんていました。

…それは、手でした。


尺骨しゃっこつ位のところで切断されている手が、ワチャワチャしているのを横目に、食器棚からコップを取り、シンクで水を汲んでから飲んで、何事もなかったの様に、部屋に戻ってゲームを再開しました。



手はその場から動かなかったし、次の日見えなかった。

何とも良く分からない体験をしました。


何と言うか、手の存在感が面白かったです。


ノンフィクションです。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ