おまけ:用語集
二幕1を完走しましたので、おまけの用語集です。
特別読まなきゃ本編の内容がわからないということはないので、興味なければ、飛ばしてもらっても可。
○イザナギ、イザナミ
神世七代の最後に生まれた兄妹神にして夫婦神。
日本国土をはじめ、様々な神をつくった。
死んだイザナミを追って、イザナギは黄泉の国に至るが、「決して姿を見るな」の禁を破り、黄泉での彼女の姿を見てしまう。
結局、これが原因で二人は離縁。以後、イザナミは黄泉津大神となる。
ちなみ、どっちが男神でどっちが女神かわからなくなった時は「イザナミは女の子だからイザナ美」と覚えるとよい。
(実際に、イザナミのミは美とも書き、女神であることを表す。イザナギのギも同様に男神の意。つまり、二人の名前は、それぞれ「イザナの男神」「イザナの女神」という意味)
○黄泉
死者の国。イザナギは、死んだイザナミを追って、黄泉比良坂を通り、黄泉の国に至る。
現世に対する来世。(仏教による転生の概念がないため、神道における「来世」は単純に次に来る世界=黄泉)
作中では、川の流れにたとえられ、現世での肉体を失った者は、川を下り、黄泉に流れつく。
○死
その世界での肉体を失い、次の世界(=来世)に流れつくこと。
現世にとっての来世が黄泉。
黄泉にとっての来世(死後の世界)もまた存在するが、現世の人間が死後の世界を知覚できないように、黄泉の住人も、黄泉にとっての死後の世界がどのようなものかを知らない。
○受肉
その地の食べ物を食べることで、その地での肉体を得ること。
石動は、黄泉に至る途中、いする美から受け取った桃を食べ、黄泉の中でも、通常より上流で受肉した。
○黄泉津大神
黄泉の国の主神。
○八雷神
「決して見るな」の禁を破り、イザナギがイザナミを覗くと、イザナミの体には雷がまとわりついていた。これが八雷神。
八雷の内訳は、大雷、火雷、黒雷、折雷、若雷、土雷、鳴雷、伏雷。
いする美によれば、「代々受け継いだ黄泉津大神の力」であり、結婚後は石動に移譲されている。
○黄泉軍
姿を見られて怒ったイザナミが、逃げるイザナギに差し向けた追っ手。
いする美によれば、「軍団というより軍用獣の集団」とのこと。知性はあまりないらしい。
○天之尾羽張
十束剣の別名。イザナギがカグヅチを殺すのに使った剣。
石動は、黄泉の国でこの剣を使っていた?




