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詩集 幸せ(仲人へびまとめ)  作者: 仲仁へび
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02 彼女が幸せだと思っている事は無価値(リィズ)



 ほんの少しテストの点数が良くなった事は 良い事で幸せな事だと思っている


 けれどそんな事に価値はない


 満点に近い点数をとっても 100点には満たないのだから


 そんな愚かな事に価値はない


 美味しいご飯と料理人の技巧に心を動かされる事はあっても


 そんな事に価値などないから口には出さない


 道端に出会って猫が何となく知り合いに似ているからといって


 写真にとったり 笑いあったりする事など


 そんな事に価値などないから あなたの前ではやらない


 朝日のまぶしさに目を細め そんな自然の美しさに感動する


 私には分からないけれど 隣の誰かが感動してくれるなら


 きっとそれは 幸せな事


 だけどあなたには分からない 価値のない事だから


 私はいちいち口に出したりしない


 大金持ちなどになれなくても


 衆目を集めるような栄誉などなくても


 たとえ誰かの命を救えなくても


 この世で大事な人が生きていてくれることほど


 小さな幸せを感じて生きていてくれることほど


 幸せな事はないけれど


 あなたにとって価値はないから


 私はそれを無価値だと いつまでも嘘をつき続けるしかない



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