表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
舞台春秋  作者: 小田中 慎 feat.KS
4/5

春報暖恩・後/本番篇


 8時45分。搬入口を開けると柔らかな陽射しとなま温い空気が吹き込んで来る。昨日とは一変した良い天気をバックに、再び15分前開館で雪崩れ込む先生や父母。昨日は大ホールで商工会主催の元プロ野球選手の講演会を舞台兼任で担当していた音響2枚目が、今日はこちら(小ホール)に付いていて、焦りと緊張で視野の狭くなった先生たちに「足元に気をつけて」とやっている。普段は園児たちに「走っちゃだめよー」とやっている姿の真逆だが、誰もその対比アイロニーを思い浮かべはしない。先生たちにとっては指導の成果、つまりは存在感が問われる機会だし、父母にとっては愛娘や愛息子の文字通り大舞台なのだ。最後尾から、機材を台車にまとめて入って来たビデオ兼写真屋*と数分立ち話による打ち合わせを済ますと、早速時間に追われる舞台を仕切りに行く。慌しく各セクションがチェックを終えると9時ジャストにゲネプロがスタートした。


 演出ということになっている副園長先生が舞台中央に立つ。

「それではスタートします。これは本番と同じ流れで行ないますから途中で止めません。先生方、何かありましたらメモしておいて後で言って下さい。いいですか?それでは舞台さんお願いします」

 そう言うとこちらにガナリを返す。

「それでは緞帳を下ろします。離れてください」

 操作盤に付くと今一度「緞帳が下ります」と声を張り上げ、緞帳ライン*周辺と反対側に人や障害物がないのを再確認、緞帳の「▽」ボタンを押す。

 幕が降り切るのを見届けるとインカムに向かい、

「音響さん」

「はい」

「いいですか?」

「どうぞ」

「照明さん」

「はい、OKです」

「センター*」

「いつでもどうぞ」

「上袖」

「どうぞ」

「本ベル*から参ります」

 次は舞台内へ

「本ベルです」

 最初の演目の出演園児が並んでいて、その中から今まで園児を並ばせて声を掛けていた担当の先生が、慌てて上袖へ走り去った。

 園児たちが思い思いの格好で座っているのを確認すると、隣に立っている副園長(=演出)先生に、

「行きます」

 先生が頷くのを見届けるや今度はガナリに向かって、

「本ベルです」

 舞台内が開幕の明かりに変化する。ガナリをマイク置き*に置くや本ベルのボタンを押す。きっかり10秒で指を離し、モニター*を見つめる。客電が落ち始める*。消え切ったと思った同時、調光室から、

「客電落ちました」

 ストップウォッチをスタートさせる。一呼吸置いてインカムへ、

「音響さんどうぞ」

 楽しげなBGMがスタートする。続けて上袖に設えたマイクでセリフが読み上げられる。

「ここは深い、ふかーい森の中。夜が明けました。おや?誰かがやって来ます、一体誰かなー?」

 若い先生の緊張を漲らせながらのアニメ声。

 再び緞帳ラインを見渡してからインカムへ「緞帳上がります」と言うのと同時に緞帳の△ボタンを押す。緞帳が上がり幕前の照明が入る。たちまち舞台は明るくなり、森の樹や草の妖精役の園児たち、小動物役の園児たちが仕込まれた通りに目を覚まして立ち上がる演技をする。すると上手から歌いながら可愛らしい七人の小人がやって来る。

 ちらりストップウォッチを確認(余談だがこれを始めた頃、危険回避や進行にばかり目が行ってよくストップウォッチを押し忘れたものだ)、動いているのを見ると台本を目で追いながら、インカムでセンターへきっかけや指示を出す照明の声*に半分耳を傾けた。


 11時23分に緞帳を下ろす。ストップウォッチを押すとおよそ11分押し*でゲネプロが終了した。

「緞帳上がります、離れてください」

 ガナリに言うと緞帳を上げる。作業灯*と客電が入り、舞台上に居たフィナーレで並んでいた園児たちや先生たちの声で騒然となる。客席からざわめきと拍手。いろいろな係りを承った父母は本番を見ることが出来ないからゲネプロを見ていたのだ。もちろんカメラやムービーの列が中央の通路にずらり。こちらもざわめきがすごい。その合間を縫って園長先生が盛大な拍手を送りながら長年鍛えた良く通る声で、

「みんながんばったねー、さあ、本番もがんばろうね!」

「はーい!」

 次々に上がる甲高い声。園長先生は満面の笑みを浮かべ舞台に上がり、小さな手やしなやかな先生の手を握手して廻る。乗せ上手だな、と改めて感心。

 ある意味一番演技がお上手なのは園長先生かもしれない。

「どうでした?」

 こちらの横でずっとメモを取っていた副園長先生が心配そうに聞いてくる。

「11分遅れでした。でもこんなもんですよ。本番は皆さん気持ちが急くので早まることが普通です。こちらの心配をヨソに案外うまくいくものですよ。いや、皆さんがんばっておられましたね」

 園長先生に負けてはいられない。舞台裏の責任者は乗せておくに限るのだ。副園長先生の顔が綻ぶ。

「本番もよろしくお願いします」

「こちらこそ」

 さて、主催者は本番まで昼休みだが、こちらは休んでいる暇はない。やることはいくらでもある。既に音響が上袖に集まって問題点を話し合っている。照明は打合せや台本では不明瞭だった部分がはっきりしたので、シーリングやフロント*の当たりを直し始めている。このあたり、照明、音響ともチーフを配しているので全く放置出来るのはありがたい。音響チーフの目を捉え、

「ウラ確認しながら大ホール見てくるから。何かあったらコレで」

 と腰に下げたイアホン付きシーバーを示す。音響チーフは解かった印に手を上げた。

 ちょうど12時になったところ。客入れ*まで1時間、本番まで1時間半。舞監役の自分は袖幕の間に置かれたSSやサイドモニター*、横切るコード類の養生*を確認、園児たちが足を引っ掛けたり滑ったりしないか確認し、剥がれ掛けていたガムテを新たに貼り直す。楽屋前通路を確認し、園の人たちが余分に荷物を置いて通路を塞いでいないかどうかを確認しながらゆっくりと人目に付くように歩く。すれ違う先生や様々な係の責任者になっている父母が会釈をし、こちらは「大丈夫ですか?」「ご苦労様です」と言いながら歩き回る。こうすることで何かあれば自然に相手が話し掛けるようにしているのだ。仕込みやリハの最中はこちらも「戦闘」状態、要求があっても話し掛け辛いし、相手も忙しいから言いたかったことなどすぐ忘れてしまう。こういうことは後々不満として残り、スタッフが話を聞いてくれなかった、などというこちらの身に覚えのない苦情として噴出する場合もある。主催者側に苦情や要望が残っていないかを確認する重要な儀式な訳だ。今日は特に何もないらしい。

 その足で大ホールに向かう。まずは小ホールの楽屋通路の先、スタッフ控室ルームの前へ行き、そこの鉄ドアにマグネット止めされた数枚のメモを捲る。こちらが出払っている時に会館事務所や警備からの伝言がこうして残されているのだ。特に緊急なことはなく、打合せの日程や保守点検日の変更などが残されていた。スタッフ控室の先は楽屋口と警備詰め所、更に突き当たりにドアがある。そこを潜り抜ければ大ホール搬入口。外扉と内扉の間、コンクリート打ちっ放しの空間は薄暗く、独特の臭いが籠もっている。そこには今日2時から大ホールで公演を行なう劇団の行李こうりや木箱がきちんと積み上げられていた。そのまま内扉の横、通用口のドアを手前に引けばそこは大ホール下手袖だった。今は暗闇の中、照明のシュート*の声が聞こえている。袖にある照明置き場ケーブルラック*の横で若い役者が2人、寝そべってストレッチをしている。無言で会釈して通り過ぎ、操作盤へ。

「どうだい?」

「どうも。順調です」

 今日、大ホールを任せた照明2枚目がニコリ笑う。こうしてプロがノリ打つ時には、こちらは管理に徹することが出来る。やることは貸し出し機材を出してあげることと、操作盤を操作するくらい。それに照明はノリウチ照明の仕込みにあわせて調光卓のパッチ*をしてあげることや、音響は劇団の音響の音合わせを手伝い、音量や音質を音響卓*で言われた通りに合わせてあげる。問題がない限り1人か2人、袖で待機すればよい。お陰でこちらは小ホールに集中出来る訳で、もしこれが大ホールも今日の小ホール並みの催し物だったなら、自分は両ホールを目まぐるしく往復する羽目になっていた。そういうことも秋や春先には多発するのだが、今日は比較的平穏無事という訳だ。インカムはノリウチさんが使っているので、内線で音響室を呼ぶ。ウチの音響3枚目と話し、何事もないことを確認、照明に頼んだよ、と言いつつ小ホールに戻った。

 12時40分。楽屋周りでは浮ついた空気が漂っている。最後の最後まで衣装を手直ししようとしている集団がいれば、セリフの稽古が漏れ聞こえる楽屋もある。再び楽屋通路をゆっくり歩きながら舞台へ向かうと、照明チーフがサスを降ろして最期の直しをしている。音響チーフが寄って来ると音出しのきっかけについて2,3簡単に打ち合わせる。

「じゃあ、本番まで休憩します」

 音響チームは用意された弁当を食べに小ホール搬入口荷捌き室*へ向かった。

残った照明は合わせていた2サス*を飛ばし、チーフが介錯棒で微調整、これで準備が整った。

「オシ、飯食うよ」

 照明チーフが言うと舞台にいた2人、調光室でフェーダーを上げていた増員の照明から「ハイ」と声が掛かる。彼らも荷捌き室「臨時スタッフルーム」へ向かった。

 さて、こちらはざっと舞台上を見渡してホウキとチリトリで大まかに掃き掃除をし、両袖と出入り口周りに障害物や滑り易いものがないか確認する。客席に下りて、ちょうど隙間を狙って掃除をしていたビルメン派遣のおばちゃんたち*と2言3言、そのまま客席後方扉から小ホールロビーに出て受付の具合を確認する。既に30人ほどが並んでいる。少し早めに開場したほうが良さそうだ。

 舞台に戻ると「緞帳降ろします」と声を張り緞帳を下ろす。緞帳とプロセ*の隙間から前舞台に出、今一度客席を見渡す。おばちゃんたちは既にいない。客席時計を確認、12時50分になっていた。操作盤の電話から、先ずは会館事務所に内線、許可を得ると副園長先生たちが控える楽屋へ内線を入れ、客入れがOKであることを伝える。するとものの1分ほどで扉が開き、早足で観客が入って来る。良い席を欲するのはどんな自由席式の催し物でも共通だ。通路のスロープを駆け下りるなどの危険な行為が見られないことを確認。舞台裏一斉放送のハンドマイクを取ると、

「客入れしました。本番は1時30分、予定通りです」

 さてこれで漸くメシが喰える*。15分前までの20分間が昼休みだった。


 1時30分。予定通りに本番が始まる。大人数が1から5人程度で次から次へと発表する楽器や舞踊、カラオケ、詩吟などの発表会と違い、こうした集団の催物は始まってしまえば案外早く感じるもの。10個あったプログラムも順調に4つが終了、さて後半、となった頃にハプニングが起こった。

「操作盤、聞こえますか?」

 インカムではなく、シーバーから声がする。

「どうした?」

「上袖で子供がちょっと・・・」

「すぐ行く」

 5つ目の劇は11分。ストップウォッチを確認するとあと4分ある。次のプログラムに出演する子供たちが楽屋通路に並ぶ横を早足ですり抜け、反対側の上袖中ほどへ。そこにモップを持った上袖担当の音響2枚目が床を拭いていた。横には雑巾でその後を拭う先生2人。

「すみません、汚してしまって」

 おろおろと先生が立ち上がる。強いて笑顔で、

「いや、いいんですよ。それより大丈夫ですか?」

「ええ、大丈夫です。緊張しちゃったみたいで」

 音響2枚目と二人して子供が粗相した跡をモップに拭い、その跡の上にケーブル養生用のゴムマットを敷く。滑らない用心だ。この先滑って転んで怪我でもされたら大騒ぎだ。後で臭いが残らないよう音響は養生マットを丁寧に洗って干さなくてはならないだろうが、これも1年に4,5回は起こるハプニングだった。取って返すと後30秒、操作盤に付いた頃に暗転*、副園長先生がほっとした顔をする。入れ替わりに次のプログラムの園児が入り、終わった園児が抑え切れずに話し出す中、ブルー転*中の舞台内から駆け込んで来た先生が合図を出す。

「照明さん、どうぞ・・・音響さん、どうぞ」

 インカムできっかけを出すと照明が変化しBGMが入った。


 3時38分。カーテンコール最期の緞帳が降りて催物は終了。副園長先生に握手を求められ、握手する。インカムやシーバーから「お疲れさまでした」の声が飛び交う。終わったといって安心はしていられない。早速作業灯に変わった舞台内に急ぐと、ざわめいている大勢の園児と先生へ、

「ごめんなさーい、一旦、横にハケて下さい!」

 慌てて園児を誘導する先生に会釈しながら、片手で三六の平台*を支え、舞台中央に置く。反対側の上袖から音響2枚目も同じく平台を出して来る。その後から音響チーフも箱馬*を台車に乗せてやって来て、追っかけやって来た照明チーフと2人、手際よく山台*を組んで行く。終演3分後には50人ほどが記念撮影出来る準備が整い、緞帳を上げる。客席では本番中はビデオ撮影していた写真屋がカメラをセットして待っており、その周辺には居残ってシャッターチャンスを待つ多くの父兄の姿があった。

撮影は10分掛かって終了。園児みんなの笑顔が清々しい。先生の中には達成感と安心感からか目頭を押さえている人もいる。そんな雰囲気を壊さぬように*袖で暫し待機する。夜区分は何も入っていない。少しくらい押しても構いはしない。

「お疲れさまでした」

 センターからシーリング、フロントと廻って色*を回収して来た照明増員がそっと声を掛ける。

「お疲れさまでした。どうもありがとう。変更ばかりですまなかったね」

「いえいえ」

「今日は早く帰らないといけないの?」

「別に。明日は休みですから」

「じゃあ、少し待っていてよ。奢るから。最近の様子、聞かせてよ」

 入社4年目、普段はツアースタッフとして活躍する彼はにんまり笑った。

「すんません、ゴチになります」



※用語解説


〇ビデオ兼写真屋 ; 昔ながらの写真屋さんも、最近はよいデジタルカメラやムービーが出ているので、格好良く編集したDVDを販売したりして色々苦労も多いようだ。

〇緞帳ライン ; 緞帳が降りる舞台面。緞帳が降りる時この線上に入れば危険だ。

〇センター ; ここではセンターピンスポット操作の照明担当のこと。

〇本ベル ; 2ベルとも言う。本番を知らせるブザーまたはチャイム、曲。5分前に鳴らす予鈴のことは「1ベル」と呼ぶ。

〇マイク置き ; スイッチ付きマイクは音量を上げたままオン・オフすると「ブチッ」という断絶音がするので、スポンジなどを貼ったボックスなどを手作りしてその上に置くことがある。

〇モニター ; ここではモニターテレビ。

〇客電が落ち始める ; 客席照明。通常、照明が操作する。また、「点く」「消える」とは呼ばず「上がる」「落ちる」という。

〇インカムで指示を出す照明 ; 本番中インカムはほとんど照明の独占使用状態となるケースが多い。これはセンターに指示を出すことが多いから。

〇押し ; 遅れること。逆に早いことを「引く」という。

〇作業灯 ; 地明かりともいうが、サスペンションライトやボーダーライトもそう呼ぶので区別するため、作業をするときの灯りという意味でこう呼ぶ。通常はボーダーライトの「生」、色を入れていないライトを点灯する。これの点け消しも照明が担当。

〇フロント ; ここではフロントサイドスポットのこと。客席側面上方にあるスポットライト。

〇客入れ ; 開場のこと。

〇サイドモニター ; ここでは舞台横に置く演技者用のモニタースピーカー。スタンド立ちのことが多い。

〇コード類の養生 ; 照明・音響のコードやラインが多数舞台面を横切るので、出演者が引っ掛けぬようガムテで止める。更に主要通路では上からゴムマットや専用マットを設置する。

〇シュート ; アタリ合わせとも呼ぶ。照明スポットライトから発せられる光をプラン通りに合わせること。

〇ケーブルラック ; 照明・音響共にコード類はすぐに取り出せるよう、きちんと巻かれて種別・長さ別に整理して置いてある。

〇パッチ ; ここでは照明回路を調光卓(照明の調整機器)で操作出来るようにすること。

〇音響卓 ; 通常、ノリウチは会館の音響卓は本番では使わない。持込の卓を客席や舞台袖で使うことが多い。

〇荷捌き室 ; スタッフが増員されると大抵、スタッフ控室ルームに入り切らない。楽屋は利用者のためにあるので、こうして隙間のような場所で待機を強いられる。

〇2サス ; 第2サスペンションライトバトンの略。通常は舞台前から1サス、2サス、3サスなどと呼ぶ。一番後ろのサスは特別にバックサスとも呼ぶ。

〇ビルメン派遣のおばちゃんたち ; ビルメン=ビル・メンテナンス(ビル保守管理業)。正に縁の下の力持ち。警備や清掃なくして会館は成り立たない。

〇プロセ ; プロセニアム・アーチの略。いわゆる舞台と客席を分ける「額縁」。

〇飯が喰える ; 舞台管理に限らず裏方さんは時間がない。いわゆる「早メシ(飯を食べるのが早い)」はスタッフとしては必須。

〇暗転 ; 幕を下ろさず舞台を真っ暗な状態に変化させること。逆に明るくすることは「明転」と呼ぶ。

〇ブルー転 ; 暗転状態では身動き出来ないので、暗いブルーの明かりをほんのりと点けることが多い。「転換明かり」とも呼ぶ。

〇三六の平台 ; 「さぶろくのひらだい」と読む。幅三尺(約90cm)長さ六尺(約1.8m)の畳一畳分の木製の台。様々な用途に用いられる舞台必需品。他に「三三さんさん」や「「六六ろくろく」など正方形やら「三九さんきゅう」などもある。

〇箱馬 ; 平台の四隅に「置き」かさ上げするための木箱。箱足とも呼ぶ。

〇山台 ; 平台・箱馬を使って作った台のこと。ひな壇とも呼ぶ。ここでは撮影のために後ろに立つ人用に壇を作った。

〇雰囲気を壊さぬように ; 管理スタッフが一番気を付けなくてはならないのはこうした細やかな配慮。これを怠ればトラブル必至。

〇色 ; ここでは照明スポットライトの前に設置するカラーフィルター。色差枠シートと呼ばれる金属や難燃性の紙枠に挟んで使う。通常、催し毎に着脱する。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ