表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ヨウサギ

作者: 秋葉竹



悲しみを

無視して

世界に届けよと

歌を歌ったヨウサギがいて


どんな正しさが

その

歌声に宿っているかは

だれも

気づかないのかなぁ?


どうしようもなく

漆黒の苛立ちばかりが

やさしさを

すべからく

薙ぎ倒してゆく


なにを信じればよいのかも

わからないまま

歌だけ歌って

歌って

ゆくよ


この手で犯した罪の悲しさは

きっと

癒すことなどできない

切れすぎるナイフのような罪の悲しさだ



すべてのヨウサギがそうではなく

その

たった一羽のヨウサギの

過去を振り返りながら鳴いている

たゆたいが

ちっぽけな

罪を忘れたしあわせだったりするから




夜ばかり

新たな詩など作りたい

夜は夜とて散歩をする空








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  猫とかとちがって、ウサギの鳴き声がわからないからこそ、ヨウサギの歌う歌に耳を傾けてみたくなりますね。  ウサギが過去を振り返っているのは、耳がうしろをむいてのびているから? そんなふうに思…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ