第二十六話 始まりのドア2
机に並べられた教科書などを片付けながら時間をまっていた
教室のドアがガラリと開くと1人の教師らしき男性が入ってきた
その男が入ってきたことでガヤガヤと騒がしかった教室は静かな空気となった
「はいはい、みんな席についてくれ。担任の発表は入学式中に行うため、代理で俺が今からこの後の流れを説明する。」
そう言うと入学式の流れとその後の流れを説明し始めた
全部含めて午前中に全部終わる予定ではあるが話を聞くと結構なハードスケジュールであった
「流れは把握できたな。それじゃ、今の出席番号順のまま2列になって廊下に並んでくれ。予定はカツカツだからな、喋らずなるべく速やかに並んでくれよ。」
教師の合図と共に廊下へ生徒たちは歩き始めた
順番に生徒は廊下へと向かい、自分の番になり教室を出て廊下へ出た
廊下に出る時周りをを確認していると隣のクラス、2組の教室から冬真が出てくるのが見えた
同じクラスにはなれなかったが隣のクラスにはなれたみたいだ
隣のクラスならば合同授業などがあれば一緒にやることもあるだろうから安心だし、楽しみがひとつ増えた気持ちだ
冬真も同じようにこちらに気づいたようだが少し不機嫌そうな顔を僕に向けてきた
不機嫌そうな顔をされる身に覚えがなく、頭の中の記憶を引っ張り出しながら列へと並ぶと横はツバキだった
横に並んだ僕にツバキは小声で話しかけてきた
「ミク、どうした?深刻そうな顔をしてさ。」
「今、隣のクラスに見知った顔がいたから」
「引っ越してきたばかりなのに見知った顔が?後で紹介してよ。」
「ツバキに紹介するのは色々と嫌だな。」
「えー、ケチだなミクは。大丈夫だって、俺うまくやるよ?」
何をうまくやるのかいまいち分からないしツバキに紹介するのは何か怖いが早かれ遅かれ同じ学年なのだ、いずれは冬真とは会うことになるだろうし、紹介しないほうが厄介な気がする
ツバキとは出会ってものの数時間だが厄介なことになりそうなのは理解ができる
紹介しても厄介なのは変わらないが言えば理解はしてくれるだろう
「わかったから。後で紹介するから先生に怒られる前に静かにしよう。もうみんな並び終わって体育館へ向かうだろうし。」
「やったね。紹介してくれるなら静かにしとくよ。」
会話をしていると僕の言った通り列は並び終わった
全員が並び終わるのを確認すると各クラスの教師達が教室内などを確認をした後、教師の号令で前に進み始めた
体育館の入り口前にまで着くと入学生の入場をするらしく並ばされる
いよいよ今から入学式が始まるのだ
入場からやるのは先ほど知らされたので、入学式だけでも緊張をしているのに心の中は落ち着かなくて大変だ
心を落ち着かせようとするが扉はそんなものはお構いなしに開いたのだった
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