第十二話 家庭の味
最近少しずつ見てくれる方が増えてきてくれて嬉しいです
リビングへ行くとキッチンでまりねーが食事の準備をしていて秋さんと冬真はリビングで話をしていた
母さんは手伝いをしようとキッチンのまりねーの後ろでウロウロしているが母さんは料理音痴のため何をしたら良いかわからずにいた
「母さん、僕が手伝うから秋さん達と休んでてよ。」
「じゃあ、ごめんね。まりちゃん手伝ってあげて。」
「うん、わかった。大丈夫だからまかせて。」
母さんがリビングの方に向かうと僕はキッチンへ行きまりねーの近くに行く
「まりねー、1人でやってもらってごめんね。僕も手伝うよ。」
「みっくんって料理できるの?」
「人並みくらいにはできると思うよ。包丁も心配させないくらいにはしっかり使えるから安心して。」
「すごいね。なら安心して任せれるよー。お父さんと冬真は全然だからさ。」
僕は料理はある程度はできる、だができない人男性は全然いると思うし中学1年の男子とも言ったら当たり前だ。
僕が料理ができるのは母さんが料理音痴だっていうのももちろんある
母さんだと買ってきた惣菜ばかりになるので軽い物は僕が作っていた
だが、それより僕には1周目の人生がある
22歳まで生きていたのだ、高校卒業後は就職と同時に一人暮らしをして自炊をしたから普通に料理はできるのだ
「で、今日は何作るの?」
「お父さんと美月さんでご近所さんに挨拶回りした残り物のお蕎麦があるから、それを茹でようと今はお湯沸かしてるとこ。」
「つゆは?まだ?」
「うん、じゃー作ってもらおうかな。」
「じゃー、片方コンロ借りるね。」
まりねーの横に行きコンロを借りて調理をし始めた
まりねーと一緒に作り、つゆも出汁と調味料を足して作ったので、まりねーに味を見てもらった
2つの家族が1つになるのだ、味覚や好みの味付けに違いがあるので気になっていた
「まりねー、少し味見てくれる?甘いほうがいいとか、なんかあったら言って。」
「うん?じゃー、ちょっとみるね。うん、いいよ!このままで全然美味しいよ。」
「よかった。気になってたんだよね、人それぞれ好みがあるからさ。目玉焼きには何派?みたいな感じで別れるでしょ?」
「あー、わかるよー。でも、お父さんは好き嫌いないし何でも食べるしね、冬真は食べれればいい子だから気にしなくても大丈夫だよ。」
「よかった。まりねーの口にもこのつゆはあったみたいだし安心だよ。」
「うん、みっくんまた私と一緒に料理しようね。で、3人の好みの味が私たちの味になるように、みんなの家庭の味にしてこうね。」
「うん、ありがとうまりねー。じゃ、そろそろ盛り付けて持ってこ?」
まりねーと2人で盛り付けをし、リビングで話している3人を呼んだ
3人も来て用意した蕎麦をテーブルにみんなで並べていく
並び終わったので順番に5人とも椅子に座っていった
座り終わるとみんなが秋さんの方を向いた
「みんな、何さ僕の方向いて…。」
「最初なんだし秋さんに、挨拶してほしいな。」
「じゃー真里、未来くん作ってくれてありがとう。引っ越しもおつかれ様、これからよろしくね。いただきます。」
「「「「いただきます。」」」」
秋さんの音頭でみんなでお蕎麦を食べ始めた
みんながおいしい、と言いながら食べてくれてまりねーと顔を合わせ笑顔を見せ合った
みんなで食べるご飯はより美味しく感じさせてくれた
「お父さん、このつゆね、市販のつゆじゃなくてみっくんが作ったんだよ。」
「それはすごいね、普通にびっくりしたよ。美味しいよ、ありがとうね。」
「すごくうまいよ。みくは料理もできるのか、俺いっぱい食べるからさ、これからも料理よろしくな、楽しみにしてる。」
「やっぱり未来の料理はおいしいね。」
みんながすごく褒めてくれた
まりねーの茹で加減もよかった
僕的にはすごく好みの茹で加減であったし、だからみんなも満足してくれたんだろう
だから、まりねーとなら家庭の味を作っていけるんだろうなとみんなの美味しそうに食べる顔を眺めながら思った
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